時々、ハイドンが無性に聞きたくなることがあります。。。
だいたいはスカッとしたいなぁ~というときなのですが
シンフォニーというよりは、室内楽で
ノリというかグルーヴというか
バンド感覚みたいなものを味わいたくて。。。
という感じになるのです。
そういう意味ではトリオ・ワンダラーの
このハイドンはお気に入りでした。
録音もよいですし、快活にテンポや音の強弱を揺らしてくれる
このピアノトリオの演奏は、あんまり考えずに身体ごと愉しめるものでした。
その続編ともいえそうな彼らの最新作がリリースされました。
http://ml.naxos.jp/album/HMM902321DI
(あんまりいいすぎもよくないとは思いますが)
バンド感覚がより高次元で発揮されてきていると思いました。
ハイドンのポップ感というか
大衆音楽の元祖売れ線作曲家的な名人芸を味わえる演奏かな~
という感じです。。。
王侯貴族だけがたのしむものとしての音楽から
市民が日常生活の中でたのしめるものへと変貌していく
そんな開放的なエネルギーを感じます。
パイオニアというかオリジネーターというか
そういう存在の人が持つ、大らかだけど
安定していて、メランコリーにならなくて済む感じもいいな~と
たまに聞く者としては、そんな印象を持ってしまいます。。。汗
今回の日記を書くにあたって
ボザール・トリオの演奏も聞いてみました。
聞きなれているせいもあるかもしれませんが
やはりトリオ・ワンダラーの演奏のほうが
たのしいんです。。。
プレスラーのピアノは存在感がありますが
私にとってはちょっとありすぎなのかも。。。と思わされました。
私自身、そうだってことはないんですが
暑かったり、肌寒かったりで
体調を崩している方、まわりにけっこういます。。。
気分転換にハイドンを。。。
っていうのは安易すぎますが
意外に元気をもらえる演奏のような気がします。
そんなむきにもおすすめしておきたいと思います。
コメント ※編集/削除は管理者のみ