2019年11月09日
我が家のリビングには2組のSPのセットがあるのですが
年代物のCelestion Ditton 120と
FOSTEX FE103-Sol(16Ω)をFOSTEX E102Bに搭載したものの2台を
SANSUI AU-555という、これまた年代物のアンプにつないで
切り替えて聞いていました。
夏の終わりごろから、AU-555の切り替えが思わしくなくなって
ついに片チャンネルの音がおかしくなってきてしまいました。。。
そこで生き残っているチャンネルはDitton 120に残しておき
FE103-Sol用にコンパクトなアンプを探すことにしました。
16ΩのSPなので、そのことはちょっと気にしつつ
コンパクトなものだと、やっぱりデジアンかな~と思って
いろいろ探索していたところ
FX-AUDIOからFX-1001Jx2というデジタルパワーアンプが
新製品として出ていまして、
AT-01Jという ラインレベルアッテネーター(パッシヴ)が
推奨されていたので、併せて購入しました。
FX-1001Jx2は、デジタルパワーアンプICを2基搭載し、
それぞれをParallel BTLモノラルモード駆動させた
デュアルモノラル構成のステレオパワーアンプです。
出力は30Wと選べたのですが、60Wx2chのものにしました。
デジアン業界?では、パラレルBTLがブームなんでしょうか?
MARANTZのM-CR612とかDENONのPMA-150Hなんかも
そのようです。
でも、FX-1001Jx2では、効果は大いにあったように思います。
チャンネルセパレーションの向上はあるんじゃないか。
バジェットオーディオとしては十分なくらい
鮮度の高い音がしました。
AT-01Jも必要十分という印象でしたが
60Wだとゲインが高すぎて、ヴォリュームコントロールがしにくいうらみがあり
Douk Audioのパッシブプリアンプを代替としました。
FE103-Solは10㎝口径のフルレンジなので
低音域の量感はさすがにありませんが
それでもFX-1001Jx2は、しっかり鳴らせていて
最初に聞いた時、ポップスやジャズオンリーであれば
このアンプとのセットでも十分。。。って思ったぐらいです。
いわゆる中華アンプは初めての導入でしたが
この価格帯では、もうぜんぜん侮れない音質だと
率直に申し上げて思いました。
ここからは類推の話ですが
フルレンジSPこそパラレルBTLアンプが相応しいんじゃないか
と思ったことも事実です。
一つの振動板から全体域の音を出すフルレンジSPの
ひずみっぽいところを目立たなくするには
高域と低域を分けて増幅させる
(加筆訂正→内蔵8chアンプをフルに活用してドライブできる)
BTLがいいんではないか
というぐらいのお話ですが。。。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/review/review/1177815.html
より転載
その後、オペアンプの交換もやってみました。
NE5532がデフォルトでしたが
奮発してOPA627AUを換装。
奥行きが広がった感じがします。
また上流に、休眠中だったMUSICAL FIDELITY X10-Dという
真空管バッファーアンプをはさむことにより
中低域に艶がのってきました。
このバッファーアンプには、いちおう仮想アースをとりつけました。
まあ私のものは一昔前のショールと呼ばれる黒いトルマリンを
梅酒を漬けるガラス瓶に詰めて電極をつないだだけのものですが。。。
それとなく音がまろやかになったかな~。
(やっぱりステンレスたわしの方がよさそうですね)。
他に遊んでみたこととしては
アンプの電源ですね。
メーカーの推奨は「DC12~24V 電源容量2A以上(4A以上推奨)」
けっこう大雑把です。。。
4Aのアダプターっていうのは珍しいのかなとも思いますが
4Aのものを購入してつないでみると
明らかに2Aのものとは力感がちがいます。。。
4Aより上はまだ試していませんが、どうなのでしょう?
たくさん電流が流れるってことの意味が
もうひとつわかっていない私です。
この新セットで聞いて感心したのは
やっぱりジャズですね。
このあたりは配信で聞いても、かなりの高音質です。
オーディオとしても愉しめます!
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