2019年12月30日
今年もまた歳末恒例の端子みがきを終え
気分もリフレッシュされたところで
一年の御礼かたがた何か日記に残そうと思い立ったのはよいのですが
未報告のことが諸々あって、でもいまひとつ整理されていなくて。。。
まあ、思いつくまま書いてみようと思います。
9月に入ったころ、レコードプレーヤーPRO-JECT Essential IIが
故障してしまいました。
どうもモーターのようです。。。
でも修理に出す気になれなくて、そのまま1か月ほど捨ておいたのですが
やっぱりたまにはレコードも聞きたいと思うようになって
新しいプレーヤーを探すことにしました。
で、結局、TEACの新製品TN-3B(チェリー)を購入しました。
ベルトドライヴとカートリッジ交換のしやすいアームぐらいのこだわりで
選んでいったのですが、この機種のウリといえば
これでしょうか。
「SAECとのコラボレーションにより、可動部にナイフエッジ機構を採用」
ナイフエッジについては
「軽快なトレース」とか「超高感度」とかの評が
ネットで見られましたが
確かにそんな感じもするものの、経験不足なので
あんまり自信を持って言えるほどではありません。
でもなんかメカとしてはカッコイイんだな~
付属カートリッジには楕円針のVM型「AT-VM95E for TEAC」
これは前の機種と同じものなので、比較もしやすかろう
という思いもありました。
ほとんどポン置きで聞いてみました。。。
内蔵フォノイコは、ちょっとあれかな~と思ったので
手持ちのTRIGON VANGUARD IIに替えてみました。
いいねぇ~、っていうのが第一声。
最初から、セッティングをあれこれ工夫した後の
Essential II並みの音がでていたからです。
濃厚なまったり感は少なめの印象ですが、
ロックやSSW系と相性がよいところも
前機種と似ています。
こうなると早速カートリッジ交換に心が動いてしまい
同じオーテクのMC型 AT-F7を中古で入手しました。
実は初めてのMCなんであります。。。
やっぱりいいですね~
全般的に明らかに解像度が向上
プチプチノイズも減少
大いに満足しておりました。
大貫妙子さんのこのあたりのアルバムは
CDで聞く気にならないほど。。。(笑)
シンセの音に芯があるように聞こえますし
『クリシェ』の「色彩都市」での
教授のたたくドラムスの音圧には
たまげてしまいました。。。
そんな折、ひょんなことから別のカートリッジを譲って頂きました。
エレクトロアクースティック(ELAC)のMM型STS-455-Eです。
フィリップスと共に欧州におけるMM型の元祖だったのが
このメーカーなんだそうで、MMの知見を深めるにはよいのかな~
なんて思いで、譲ってもらったのです。
何枚かLPをかけていると傾向がつかめてきました。
オーテク系だとスリムになりすぎな音源を
それこそまったり聞きたいときにはいいんじゃないかと。。。
タコシーさんのレビューにもあるのですが
https://zigsow.jp/item/338062/review/341741
「ハッキリクッキリというカートリッジではなく、
耳障りの部分は少なく心地よく聴かせてくれる」
「高音、低音 再生音のバランス感が絶妙」との評も肯けます。
我が家の環境で比較的いいな~と思ったのは
これかな。
STS-455-Eですと、カバリエのヴォーカルも伴奏のピアノも
しっとり聞けます。
それからリー・モーガンのヴィー・ジェイ盤も
ハイ上がりにならずにとてもバラン良く聞こえます。
これだけ愉しませてくれているので
新レコードプレーヤーの導入は
私にとっては、オーディオの奥行きを拡げる意味でも
貴重な体験となったな~と今では思っています。
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