矢切亭のオーディオラック配置は課題の山です。
特に目より高い位置の真空管アンプと中間棚板に設置されたアナログプレーヤーは、どちらもヴィジュアル的に見映えがするはずの機器であるにも関わらず、大変眺めが宜しくありません。
アナログプレーヤー導入をお披露目したときにも、ファイルウェブの皆様から、いろいろなご意見を頂きました。
とどめは行きつけのご店主からの一言「○○さん(私のことです)も技術系なのですから、構造的に縦型ラックの剛性が低いの分かりますよね。対傾構(筋交いのこと)とか無いし、ありえないっしょ。」
私は「…」。
矢切亭は元々不要物やシーズンオフものがしまってあり、物が多く大変狭いです。このため、新しいラックとか物を増やすのは大変な困難を伴います。
しかし、ふと隣室を見ると、40年くらい前に購入し、今は使われていないが、思い入れがあって捨てられない、デコラのテーブルがあります。ZET-1をお披露目した時に、組立前のパーツを並べたり、仮組をしたあのテーブルです。
これをニトリのタンス (使用頻度の低いDVD&CDを収納)と位置を入れ替えて、オーディオ専用ラックの代わりにしてしまってはどうかというアイデアが沸いてきました。
before
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after
[:image8:]
この案のメリットは
・新しい家具(ラック)を導入するわけではないので、家屋トータルで狭くならない。
・リスニングポジションから見て、右側の配置物が少なくなるので、左右バランスが改善するかも。(ガラス張り本箱等が無くなり、障子戸になる)
・テーブル裏が障子戸なので、配線作業時に裏側に廻って、障子を開ければ接続作業が楽。
・機器がリスニングポジションの右に来るので、操作性も格段に向上。むろん眺めも良し。
しかし、課題もあります。
・オーディオ専用コンセント(ただの単独ブレーカー接続)からの電源ケーブルボックスが届かない可能性がある。(この場合、隣室の汎用コンセントを使うことになる。)
・機器類がスピーカーに近くなる。
・デコラのテーブルはオーディオ専用品ではないので、音質的にどうか?(古くて、一時期分解してしまってあったので、少しガタがきているし、腹とかたたくとポコポコ音がする。)
・本箱やタンスの移動は、引っ越しに匹敵する作業量で、相当の覚悟が必要…
とりあえず日曜日1日がかりで、模様替えだけ実施してみることにしました。本箱ひとつでこの有様…。[:image3:]
以前は背の高い本箱とCDラックが並んでおり視覚的に圧迫感がありましたが、[:image6:]
今ではすっきりして圧迫感もない。[:image4:]
音の左右バランスも以前は少し左寄りのような気がしていましたが、今回違和感がかなり減りました。今回視覚的にも聴覚的にも大きな収穫となり、苦労した甲斐がありました。ちなみに左側は、今では懐かしい木製ふすま。[:image5:]
後は、このレイアウト変更をどう活かすかです。
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