Phile Webのニュースタイトルをつらつらと見ていたら、思わず三度見した記事がありました。
磁気研究所、オーディオ用カセットテープの国内生産を発表
https://www.phileweb.com/news/audio/202103/30/22375.html
ええー!?カセットテープを?国内生産ですと!?
僕のようなカセットデッキを未だ現役で使っている立場でも、オーディオグレードのテープなんて二度と出ないと思っていました。
株式会社磁気研究所と言う会社が、昨年まで稼働していた他社設備(東京電化)を移設して茨城で生産するんだそうです。
記事文面によると、これまで国内で販売されてきたテープの先を行く品質らしいです。
僕が個人的に好きなテープブランドが復活するわけではないのですが、これだけ気合が入っているとすれば嬉しいことですね。
詳細はこちらのユーチューブで紹介されていました。
ノーマルとハイポジがラインナップされて、最高品質のものと普通のもの、語学用って感じで計画されているようです。
部品の生産国が書いてあるあたり、「国内生産」と言い切るのは少し語弊があるかな?
海外から調達した部品を日本国内でアッセンブルするようなやり方のようです。
発売時期は未定ということですが、既に動き始めているとのこと。
値段はいくらになるでしょうかね。
手元のムック本「’89カセットデッキとDATの本」を見たら、TDK ADのC60が480円、SAのC60が770円でした。
なんとなくですが、今だとノーマルでも1000円は超えても仕方ない気がしますねえ。
手持ちのカセットデッキは何年か前に一部を断捨離したのを大後悔した後、2台ほどまた入手しましたが状態が悪い(と言うかデッキではなくてタチが悪い・笑)ものをつかむという大失態をしてしまいまして。
去年、修理しようと修理業者さんに聞いてみたらなんと2年待ちと言われました。(笑)
それでしばらく諦めていたんですが、ちょうど1年経った今年になって、やっぱり頼もうとまた電話したら3年待ちに順調に伸びていまして。(笑)
まあ、予約しておきました。
断捨離した個体は使用中に故障したりして修理済み(納期は確か1週間とか2週間でした)の完動品(アカイ1台、ティアック2台)だったので、もう本当に後悔しかないです。
この、磁気研究所の製品が出てきて良い品質のものがいつも入手できるようになれば、本来の「気軽に使える」ようになればいいと思います。
とは言え、ミュージシャンがテープメディアで新譜を出すことが増えてきてる今でも、あくまでカセットテープはニッチな分野になって久しいですから、細々とでも良いので続けてほしい、ってところですね。
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