ビクターSX-M3 入手しました。

日記・雑記
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こんばんは。

某OFFで機器をゲットすることが多い僕ですが、先日久々に行った(数年ぶり)お店でサンスイのA-α9という、当時のハイコンポシリーズのアンプを発見しまして、まあ定価からしてもそこそこのものですし、物は試しにどんな音質なのか興味もあって買ってみました。

しかしながら、ジャンク品でもないのにセレクターが勝手に切り替わるというオカルトがかった故障が買った当日に発現しまして、翌週の休日の日に返品してしまいました。
ちなみに音質は、試聴前は手持ちの607NRAIIに似てるのかなあという期待もありましたが、残念ながら修理に出してまで置いておく気にはなかなかなりませんでした。(^^; 比較的綺麗な外観だったですけどね。

そしてその返品に行った日、故障状態の確認待ちで店内を見ていると、陳列棚に忽然とビクターのスピーカーが。なにこの形!?と二度見しました。(笑)

SX-M3??
・・・確かマグネシウム振動板の新型が出たってニュースを以前見たなあ、これがそうなのか・・・しかし以前のシリーズはアルミだったし、手持ちのV1はクルトミューラーの紙コーンだし、マグネシウムとはずいぶん思い切ったなあとか、昔の名機のSX-3に続く命名だったけども、その後も生産していたっけ?などといろいろ考えていました。

とりあえずA-α9の返金が完了して、SX-M3の販売額がなかなか良い値段だということだけを正札で確認しつつ、お店を後に。

とりあえず家に戻って色々ネットの情報を見たんですが、価格コムのレビューではなかなか良さげな評価、モニター調で、機器の音質評価に使う方も見えるそうで。
AUDIO BASIC誌のバックナンバーを調べると、記事がありました。当時のビクターさん、相当気合を入れて作ってたみたいですね。

そうなってくると俄然気になってしまいまして、A-α9を返品した数日後にスーパー定時で帰宅、暗くなる前にお店に到着したら、まだ置いてありました!

念のため状態を見ようと店員さんに頼んで運んでもらうと、ビニールで養生されているのでよくわからなかったですが、傷らしい傷は無いとのこと。
つい最近入荷したそうなので、前の来店時に陳列されたばかりだった様子です。

僕のほうも、SX-M3を中古で見たのは(と言うか実物を見たのも)これが初めてだったので、その場で購入してきました。
これが初めてだったので、というのも妙な話ですが(笑)、なんかこう、感じる何かがあったというか。

重量はカタログ値で11.5kgと、20万円クラスでは重い方と思います。
今のスピーカーたちの様子です。字面のまんまの三密であります。
[:image1:]
コンター1.1はとりあえず床に置いてあります。(笑)

白いマグネシウム振動版がネットから透けて見えるのがオシャレです。側面は濃い茶色で木目が分かるようになっており、色味的なアクセントになっています。

マグネシウム振動版というと、真っ先に思い浮かぶのがフォステクスの製品です。
過去にはエソテリックからMG-10という製品も出ていました。SX-M3のちょうど一年前に発売だったそうで、価格は倍ぐらい違います。SX-M3のことで調べてた時に出てきたのですが、以前雑誌で見てたはずなのに完全に存在を忘れていた次第。レビューではMG-10のほうが値段なりに音質も良いそうですよ。

金属製の振動板のスピーカーは、これが初めてです。

マグネシウムというとやたらと金属っぽいイメージ(車の超軽量ホイールとか、ランエボシリーズのマグネシウムタービンとか)があり、いつもの事なんですがいきなり買って試す僕も今回は久々にドキドキワクワクもんでした。(笑)

結論から申し上げると、買って大正解でした。
音楽を聴いていて、出てくる音に金属っぽさを感じさせることは、ありません。

例えが難しいのですが、丸っこいガラスの玉の表面を、うすーい水の膜が流れ落ちているような、ガラス玉に薄く水の膜が張っていて常にその膜でしっとり濡れているような、透明度の高い川の中で魚が泳いでいる様子ですとか。
そういうイメージが頭に浮かびます。
マグネシウムが振動すると、こんな音に聞こえるの?って僕にとっては衝撃でした。
この製品が出た当初、マグネシウム?なんでまた金属系ばっかりに行くかなあとか、個人的には否定的でした。まさに食わず嫌いって奴ですね。ごめんなさいビクターさん。
試聴でもしていたら新品で買っていたと思います。当時は神奈川にいましたから、近くにお店はありましたしねえ・・・。

35年来聴いているCDの、聴こえ方が明らかに変わりました。
例えば、シンセサイザーでの音作りの曲でも、これまでそれなりに楽器のように聞こえていたのが明らかにシンセサイザーの音として聞こえる部分もあります。
こんな音入ってたっけ?という現象は、スピーカーを交換すればあるあるなんですけど、SX-M3はその頻度が非常に多いですね。
左右からの音の飛んで来かたも、この位置に今まで居たコンター1.1とは全然違います。思わずよけそうになることも。

解像度の高さは今まで使ってきた機種の中で断トツです。
まあ、80年代終わり頃~90年代の、新品購入品を含めても20万円前後の製品のなかでですが。(笑)
解像度が高くても聞き疲れはありません。不思議です。コンターくんなんて、逆にマッタリ感たっぷりな鳴り方をする気がしますが、それぞれ魅力があります。

それにしても僕の好みはどうやら、小型2ウェイブックシェルフのようです。

Phile Webのニュース情報のほうで、JVCケンウッドの経営方針の記事が出ていました。

ビクターブランド復活からあっという間に4年経ってたんですね。僕も当時、日記を書いていました。
https://www.phileweb.com/news/d-av/201703/14/40732.html
本格的に製品が出始めたのが2018年からでした。
https://www.phileweb.com/interview/article/201810/22/584.html

これからの経営方針では、ホームオーディオ関連はコンパクトな製品がメインになるようです。
かつてのようなフルサイズのコンポはなかなか難しいんでしょうね。国内にも専業メーカーが多いですし。

自動車のドラレコ製品が評判良いみたいなんで、そちらの方で貢献できるかもです。(笑)

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