オーディオ専用電源工事(その2)工事

日記・雑記
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昨日は遥々伊豆から20年来の付き合いがある 出水電器の社長さんにオーディオ専用電源工事に来てもらいました。
今回拙宅の前日は岡山で工事があって前泊入れると3泊4日の出張です。
本拠地のある関東エリアですと工事を手伝う協力会社も手慣れたものでしょうが、出雲では信頼のおける工事業者さんを紹介して貰って初めて組んだ仕事とのことでした。

朝8時30分に社長の他に協力業者のスタッフ3名も来宅して工事開始。
協力会社さんは地元出雲で電気設備工事を主に手掛けられている中堅企業で、スタッフの皆さんもキビキビと動きも確かのようで安心しました。

工事内容は、玄関先の下駄箱内に設置されている家庭用分電盤のブレーカーの空き箇所にオーディオ専用のブレーカーを3箇所増設して、そこから天井裏にCV3.5sqの耐圧電線ケーブルを3本リビング横の和室押入れまで引き込み、そこから押入れ床面の壁にケーブルを貫通させてオーディオラック裏まで引き出し、ケーブル終端にIEC規格のプラグを取り付けてIECインレットプラグ付きの電磁波ノイズ吸収機能付き電源タップを取り付けるというものです。

この工事の難関はなんと言っても既存の住宅内で太くて硬いCV電源ケーブルを如何に隠蔽配線するかです。
建築途中のスケルトンの建物であればどうってことない工事なんですが、建物の天井裏がどんな構造になっているのかはやってみないと判りませんから、工事を依頼する施主の方も経験豊富な出水電器さんなら大丈夫だとは思いつつ一抹の不安を持ちながら工事の進行を見学していました。

拙宅の場合部屋の中ほどに浴室があるので、そのシステムバスの天井にある点検口から分電盤の電源ケーブル引き出し口まではケーブルを引っ張る専用のワイヤーを使って比較的簡単にいくようでした。
押入れ天井には点検口サイズの開口部を電動ノコギリで切り取り点検口用の金具を取り付けて点検口を新たに取り付けしました。
押入れ天井から床面までは押入れの内装板に小さな点検口を開けてケーブルを引き下ろしてから、リビング側にケーブルを貫通させました。

ここまでの作業は出水電器の社長さんは協力会社の仕事ぶりを見て任せても安心出来る技術と経験があるということで、隠蔽配線ならではのコツや留意点の指導に専念されてました。

お昼休憩を終えて午後はいよいよ分電盤にオーディオ専用ブレーカーの取り付けですがここは先ず出水電器の社長さんが作業内容と留意点を協力会社さんに手本を示しながら解説されていました。

家庭用分電盤にオーディオ専用ブレーカーを取り付ける時の留意点とは、親ブレーカーから1番近い位置にオーディオ専用ブレーカーを持ってくることと、オーディオ専用ブレーカーは全て同相の電源を取ること、ブレーカーへ繋がる電源ケーブルを全てツイストして取り付けることの3点が主なもので、他にはオーディオ専用ブレーカーの取り付けには磁性体ではないステンレスやチタンネジを使うことです。

言うは易しですが分電盤にオーディオ専用ブレーカーを追加するためには既存のブレーカーを移動させて新たなブレーカーを取り付ける場所を空けなければなりませんから、分電盤に付いていた沢山のブレーカーから電源ケーブルを引き抜いてツイスト処理してから移動させるという根気の要る手作業の繰り返しです。
この作業は指導を受けた協力会社さんも真剣な眼差しで出水電器さんの作業を見学していましたが出来上がりは見事なものです。
元々空きが2箇所に遊んでいたブレーカー取り付け場所が全て埋まりました。

最後にオーディオ用途のIECプラグを取り付けすれば工事は終わり。
専用の圧着端子を使って手際よくケーブル終端にIECプラグが取り付けられました。
ここで電源の導通テストをテスターを使って行いましたが、平日の午後3時過ぎということもあって電圧は106Vと高圧受電装置の107Vからの電圧降下も殆ど無い良好な値を示しました。
電源タップ3個に其々別のオーディオ専用ブレーカーから引かれた電源ケーブルが直に取り付られたことになります。
今まで家庭用コンセントから電源タップまで引いていた電源ケーブル3本が無くなるとスッキリしました。

確認後電源タップを取り付けたら早速オーディオ機器の再設定。
スピーカー位置の微調整を終えて待望の音出しです。
フロアノイズが下がりS/Nが良くなると同時に聴覚上のダイナミックレンジも拡大したように感じるますがコレは大阪でも感じたことです。

内窓取り付けに続いてオーディオ専用電源工事をしたことで音楽を聴く環境がより整ってきました。
ひと通りの試聴を終えて出水電器社長さんと近所の居酒屋で慰労会を楽しみました。
出水電器社長さん協力会社スタッフさんありがとうございました。

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