ネタが溜まっていく一方なので、どんどん挙げていきます。
今回は、QRDモドキの組み立てです。
必要部材は画像の通り↓
左から、根太ボンド、サイズ違いバイス3つ以上。
画像には写ってないですが、メジャーも使います。
木工用では、木工用ボンドを使用するケースが多いですが、重量物の場合は、私は根太ボンドを使用します(←強度に圧倒的に違いが出る)。
木工用ボンドは成分が水性のため、木材が水分を吸収して反ったりするので、私はあまり使いません(住宅の床下工事での水性木工用ボンド施工は禁止条件)。
バイスですが、今回のような重厚な板材の場合はほぼ必須となります。
木材はカットから数時間でも、少なからず反りが発生するので、反りを矯正しながら接着を行います。
ボンド接着は、ボンドがクッションになって隙間が空く事があるので、一定間隔でバイスで締め上げ、ボンドを板ごと加圧して圧縮、余計なボンドを食み出させて拭き取ります↓
養生テープで位置決めし、バイスで固定します。
もし、1200㎜を作るなら、1パーツ辺りバイスは6個ぐらいは使うでしょう。
養生テープの粘着力で、特に比重が低い木材は木目が剥げたりするので注意が必要です(ヒノキ、ヒバ、SPF系は危険)。
バイスで固定しないと、接着面に隙間が空いたり、位置がズレたりします。知らず知らずのうちに微妙にズレている事も・・・・↓
接着したパーツを底板に貼り付けていきますが、こういう類のモノは、両端から攻めていくと作業がやり易くなります↓
↑底板とパーツ両端上下もバイスを掛けた方が安心です(画像は半硬化後なので上下は外してます)。
上下枠4枚以外は接着完了↓
断面ですが、全て加圧接着なのでピッタリ詰まっています(木材の状態で、どうしても微妙に浮くところは発生しますが)↓
ビッシリ詰まっているので、メチャクチャ重いです。
1200㎜を作る時は軽量化構造にするか・・・・・
続きます。
コメント ※編集/削除は管理者のみ
へっぽこハム太郎さん、おはようございます。
いい感じに出来ましたね。
この出来だと塗装は表面が変色しない程度に薄く仕上げるのがよさそうですよね。
これなら、今あるQRDは売り払ってDIY仕様に置き換えられるのがいいのではと思いました。材質違いも試してみたいところですが、インテリア性なら統一仕様ですね。
ヒジヤンさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
自作Diffusor置き換えも面白そうですが、Abffusorとはターゲット周波数が違うので、置き換えとしても、QRDの使用推奨箇所からすると、ど真ん中の一枚ですかね。
ただ、600㎜ですら、持ち上げて引っ繰り返したりの繰り返しで体がボロボロで、現在、疲労で発熱もしていますw(コロナではありませんでした)。
10年くらい前までは、アキュの50㎏パワーアンプを一人で振り回していたのですが、今は位置移動すら膝を使って気合入れて持ち上げないといけません。
塗装ですが、ホワイトアッシュは難塗装材の一つなので、クリアー以外は難しいですね。
ラワンのような白木の淡色系でも、アッシュの木目がハッキリ出るので変な感じになってしまいます。
しかも強靭な塗膜的にも、形状的にも2液ウレタン・クリアーは研磨が難しいので、自動車用フィニッシュ・クリアー(ラッカー系)で塗装、研磨が無難だと思います。