熱中しすぎると頭がアースしてしまいそうなので、休憩タイムです。招待券をいただいたのでサントリーホールまで行ってきました。キャサリン・ジェンキンスの来日コンサートです。サラ・ブライトマンやヘイリーと同じ、クロスオーバー・クラシック歌手と言うことで、興味津々でホールに向かいました。
会場はアコースティック演奏主体のサントリーホールですが、フルPAシステムが組まれておりポップス・コンサートの様相です。
伴奏は、ピアノと弦楽5重奏でした。クロスオーバー・クラシックとのこと、アコースティック楽器の音をマイクで拾ってPAに乗せる手法がとられています。ステージ前に鎮座する巨大なスピーカー。目の前に座る人は、どれだけ凄い音量で聴くことになるのかを考えると、頭がクラクラします。それでも、1階席前方はビッチりと満席でした。ファンの方々は、「観たい」気持ちが強いのでしょうね。
座ったのは2階席9列目左寄りです。座席表からはかなり後方席となりますので、「観やすさ」と「音量」に懸念があったのですが、観にくい感覚はなかったです。音量的には、「もう少し大きくしたい」と最初は思ったのですが、徐々に慣れて来ました。コンサートホールらしく響きも豊かで、PAを使っているため弦楽5重奏も音量的な不満はなかったです。ですが、問題は「音質」です。ホールでの生音を聴くことに慣れた耳には、音質的なレベルの低さは隠せません。こうしてみると、オーディオ再生の音は随分と頑張っていると思いました。
ステージとの一体感や音質の話はさておき、舞台は楽しかったです。
<セットリスト>
・ハレルヤ
・星に願いを
・メリー・クリスマス・ミスター・ロレンス
・シネマ・パラディーゾ
・ムーン・リヴァー
・ハバネラ
・ダニーボーイ
・サムウェア
・ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン
・ヒーローに乾杯
・雨に唄えば
~~休憩~~
・ミュージック・オブ・ザ・ナイト
・私のいとしいお父さん
・ゴッドファーザー”愛のテーマ”
・虹の彼方に
・天使の嫉妬
・ネヴァー・イナフ
・タイム・トゥ・セイ・グッバイ
キャサリン・ジェンキンスのステージ慣れした立ち振る舞いと歌声に惚れ惚れします。メゾ・ソプラノなので、低めの歌声が特に魅力的で、透明で色気のある声にゾクゾクします。高音も無理なく出していて、心地よく聴けました。映画音楽やミュージカル曲など、ノリのよい曲では、思わず心も弾みます。
トークの声も20歳代かと思えるように可愛らしく話していました。メゾ・ソプラノなので、地声はもっと低いのでしょうが、「さすがイギリスの永遠のアイドル」というのが率直な感想でした。PAを使ったクロスオーバー・クラシックもいいですね。若返った気分になり、今日聴いた歌を口ずさみながら帰宅しました。
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