7th Wienサウンドからのオーディオ・サウンドのテコ入れについての第1弾:セラミック炭活用編の聴き込み~見直しを実施した。結果は、やはり「やり過ぎ」なので少し後戻りすることになった。加えて、「セラミック炭と金属たわしを組み合わせることで、より低音吸収が上がる」ことへの理屈が思い浮かんだのでメモしておく。
前回の取り組みは、自宅の前後左右方向の定在波が1次:50Hz 2次:100Hz 3次:200Hz・・・となるため、主にこの低音対策をセラミック炭を活用することで実施することだった。
その効果は、50Hzの音がドンドンと鳴る音源で確認していた。実施項目は、下記の4項
①気柱共鳴吸音
②スピーカー後方の吸音クックションに金属タワシ詰め
③気柱共鳴吸音に金属タワシの追加
④リスニング後方 天井コーナー内部吸音
結果として、低域の吸音は概ね対処が出来たと感じていたが、多くのソフトを聴いてみると、低音が物足りない。特に編成の大きなクラシックのホールの臨場感や心地よさが物足りないのである。・・・やはりやり過ぎていた。
そこで、少しだけもとに戻ることにした。
後戻りする狙いは、下記です。
「中高域にかぶってくる、胸より上の低音をそのままに、胸より下の低音を増やすこと」
上記の狙いから、胸より下にある吸音材を減らしことにしました。
対策1:スピーカー後方の吸音クックションを2個から1個に減らす
1個にすることで、心地よさが増した。
対策2:金属たわし入りクッションの角度調整
タワシが表面に向く角度を変えることで、低音吸収の量が調整出来る。クッションにはセラミック炭を詰め込んだ後でタワシを詰めたので、ジッパー側にタワシが、反対面にセラミック炭が来る形となるが、音が入る方向をどちらの面にするかで音が変わる。
対策2で低音吸収の量が調整出来ることから、金属たわしとセラミック炭の位置関係で吸音特性が変わることは明白である。この結果から、「セラミック炭と金属たわしを組み合わせることで、低音吸収が上がる」ことへのメカニズムが思い浮かんだ。
簡単に言えば、金属タワシを設置することで音道が長くなり、セラミック炭がより低い周波数の吸収が可能となった。という仮説である。逆に言えば、こう考えると音の変化の説明が出来る。
セラミック炭の多孔質が吸音するが、より音道が長いほうが低い周波数を吸収可能となると推定する。
無響室の消音構造やノーチラスチューブの消音構造原理と同じである。
これらは単なる推定となるためメカニズムの解明は置いておくことにして、低音調整が進んだので、その上に置く「中高域」の調整にステップを進めることにした。
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