Part 1からの続き
お昼にx1おやじさん自ら2日間かけて作ったカレーをご馳走になった後、オーディオルームへ。
こちらの部屋シアタールームとはかなり異なり、高域まできれいな響きを感じます。
高域の残響時間が長いためだと思います。
スピーカー後方の正面の壁面はモザイク状の石材、両側の壁面には傾きを持たせた縦長の反射板が設置されています。
写真で薄茶に見える細めの反射板の表面は木材で無塗装。グレーのやや幅広の反射壁の表面は珪藻土が塗られているのだとのこと。
スピーカーからの音が吸い込まれるように開口した反射板の奥には吸音材が埋め込まれています。
天井にも反射板が設置されていますが、こちらは木材の表面にオイル塗装がされています。
こだわりの設計です。
会話の声の響きがきれいで明瞭度も高いと感じました。
会話の響きで判断する限り響きに関しての私の好みはこのオーディオルームの方だという感じがするのですが…。
スピーカーはYGとフォーカルの2系統。5年前に旧邸にうかがった時はどちらもなかったものです。
この二つ、かなり性格が異なるようです。ワイドレンジのちょっとおとなしめのYGに対しフォーカルは華やかな感じ。
低域もYGが密閉なのに対しフォーカルはバスレフなのでこの違いも大きいようです。
現時点では聴いていて楽しいのはフォーカルの方かなぁ…
いずれにしてもこの部屋と両スピーカーのポテンシャルは普通ではないのでこれからが楽しみです。
最後に以前X1さんの旧邸を訪問したときに冒頭にこれを聴かせていただいてびっくりした鬼太鼓座の大太鼓をリクエストしました。
フォーカルでの再生。隣で聴いていたdonguriさんが昔の私と同じように最初の太鼓の音で椅子から腰が浮くのを見てちょっと笑いました。
スピーカーは違えどあの迫力は健在でした。
この日は駅近くのおそば屋さんでへぎそばパーティ。
donguriさん、Cmiyajiさん、Siltechさんはここでお別れして電車で帰路へ。
私とAuro3Dさんはホテルでもう1泊して翌日の午前中にもう一度x1おやじさんのお宅へ。
最終日はシアタールームでAuro3Dさんが持ち込んだAuro-3DのNative音源と私のリクエストで映画を楽しませていただきました。
Auro3Dさんが持ち込んだのはオーケストラ。
ワインヤード型ホールでの録音なので開放的な響き。
やはり大きな音響空間の表現と空間的解像度(楽器の位置や存在感の再現)がすばらしいと思いました。
見せていただいた映画はBlade Runner 2049 と Fury 。
Burade Runner の冒頭シーン、Furyの戦車同士の戦闘シーンの音の迫力はすごくてまさに恐怖。
私がいいなと思ったのはBlade Runner の主人公Kと彼のAIのパートナーJOIとの会話のシーン。
JOIの声がウチで聴くよりちょっとセクシー。英語の子音の明瞭度をキープしつつちょっとソフトにした感じ。
中高域が吸音されすぎで英語での会話が不明瞭になりがちなシネコンとは全く異なります。
実はx1おやじさんのシアタールームの公開写真で真っ黒な部屋に浮かぶスクリーンを見てハイミロンみたいな高音吸音率の高い素材を使ったシネコンみたいな音だったらどうコメントすればいいかちょっと危惧していました。私はシネコンの音が好みではないからです。
初日に部屋に入った時、これなら大丈夫だとは思っていたのですが…このJOIの声を聴いてああいいなぁと思いました。
大変密度の濃い体験ができた楽しい2日間でした。
x1おやじさん、2日間大変お世話になりました。
奥様のお気遣いにも大変感謝しております。ありがとうございました。
音がこなれたころにまたお聴かせいただきたいなぁと思っています。
よろしくお願いいたします。
Auro3Dさん、今回の訪問をコーディネートしてくださったこと、クルマでの訪問に付き合ってくださったことに感謝しています。
帰りの渋滞時に運転していただいていたおかげで私は楽ができました。(笑)
ありがとうございました。
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k&kさん
詳細なリポート有難うございます。
オーディオルームはお帰りになられてから。大改修?を行いまして、また、その最中にボルダーのアンプの保護回路を働かせてしまったようで、復帰する術を知るまで代役の登場となり仙台組にはちょっと甘めの音を聴かせてしたうはめになりました。先程連絡が入り、無事復帰したとのことでした。シアターも、オーディオルームも鳴らしているうちに自然と音が馴染んているように思います。
2日間楽しい時間でしたね。
ありがとうございました。
x1おやじさん、
本当に楽しい2日間でした。
ありがとうございました。
もう大改修ですか?
動きが早いですね。
密閉型のXGをコントロールするのはボルダーにとっても簡単ではないのでしょうね。
復帰後の活躍に期待します。
次にうかがうのも楽しみです。
今後ともよろしくお願いいたします。