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続・誘われる理由 ― 初代A1から30年の2014年現在からMusical Fidelity の魅力を想う

日記・雑記
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A1を聞いた後で、F15(上の写真)を導入し
「別にA1でもいいかな~」と思った私ですが
それは私が‘budget audiophile’だからだけではありません。
ネットでも「MFならA1をすすめます」というような書き込みをされる方を
よくお見受けしますし、その見解に共通しているのは
総じて、前回も述べました「やわらかで濃厚な味わい」のバランスのよさ
であるように思います。

と同時にこんなことも考えました。
私がMF側であれば、A1の次は、解像感と濃厚さの両立であろうな~、と。
そう考えると、F15の音づくりを聞いても変な失望は覚えなかったですし、
「まあA1の後だったら、やはりこういう路線だよね」
とも思わされてもしまったのです。

しかしA1以降の「MF巡礼の旅」は、いつもそうなるのですが
「A1はよくできたアンプだよな~」という
「A1の魅力再確認」で終わるのですね。
そしてやはり「音の嗜好の継続性」はおそろしいものです。

余談になりますが
今日久しぶりに、A1 Referenceに電源を入れました。
だいじょうぶ。まだいい音で鳴ってます。
私にこのアンプを譲って下さった方は
A1とハーベスの組み合わせをとても推奨しておられ
オーディオ初心者の方のために中古のペアをあつらえてあげることが
しばしばとおっしゃってました。

まあオーディオ初心者の嗜好もいろいろでしょうが
最初からA1とハーベスの組み合わせを聞いてしまえば
正直、かなり幸せな音楽生活が送れるのではないかと
私もそのとき思ったものです。

ただし逆に先日ペガサスさんもおっしゃってましたが
あまりにもよくできた組み合わせで聞いてしまうと
その後の発展がなかなかしにくいということはありますし、
繰り返しになりますが、A1の場合、アンプが音を支配するという意味での
「決定力」のようなものが、かなり特別なので、
なおさらその呪縛から逃れられなくなるような気もします。
中古A1の人気が一定程度維持され続けているのは、
その証しであると思います。

A1をハーベスに、はじめてつないだときのことは
よく覚えています。
駆動力があるといってしまえばそれまでなのですが
控えめなハーベスが隅から隅まで
気持ちよく鳴っていることに驚いてしまいました。
大げさですが「これがハーベスの本来の音なのか」とさえ
思ってしまいました。
相性の問題でもあるのでしょうが
帯域を欲ばっていないハーベスの場合
聞こえる音をしっかり存分に鳴らしてくれるパートナーとしての
アンプを必要としているのだろうとも思いました。
古い音源であっても、骨格のしっかりしたものは
たとえmp3であっても、ハーベスは活き活きと鳴らしてくれるところが
ありますので。

閑話休題

ここ最近MFは、日本での代理店も?な感じになってしまい
新作が話題に上るようなこともなくなってしまいましたが
私が思うに、一時期のハイエンド化?!とA1の復刻あたりで
途絶えている気がします。
私は上記どちらの恩恵も被っていないので
なんともコメントしづらいのですが
仮にその機会が与えられたとしても
「A1の魅力再確認」のための「巡礼の旅」にならなければよいが…
と危惧してしまう自分がいます。
MF本体も経営的にいきづまった時期もあったようで
ハイエンド路線も復刻A1路線からも撤退し
語弊があるかもしれませんが、ミドルクラスのオーディオメーカーのひとつ
という位置づけになっているように思います。
個人的には、20万円台ぐらいまでで、A1テイストを継承したアンプを
継続的に発表していってくれたら、
‘budget audiophile’の私でも新作は気になっていくように思います。

しかし実は、MF(A1)ユーザーがMFに「誘われる理由」は
そういう現実的な夢にささえられていない気もするのです。

(またMF側=アントニーでさえ夢見ているとも思える)
「いつかMFは、A1をこえるインパクトをもったアンプをつくってくれる」
という、見果てぬ夢なのではないか。
「つややかでやわらかく濃厚でありながら駆動力もあり
コンパクトで、すこし無骨なイギリスっぽいアンプ」
そんなまだ見ぬアンプをもとめて
Musical Fidelityとユーザーの巡礼の旅はつづくのでしょうか。

(了)

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