konadeを試していると不思議なことばかりで面白い。だが理屈がわかったわけではないのでメモとして残しておくことにした。
P&G konadeをセットして聴き進んでいたところ、聴きなれた音源で気になった。
モーツァルト弦楽四重奏曲 第15番、第17番、第19番/プラザッククァルテット Praga Digitals SACD
このSACDは録音がいいことと共に自宅のサウンドに合っていたため、オフ会で度々選曲していた音源だった。久しぶりに聴いてみたところ、どうもインパクトがない。弦楽器の弦と弓のこすれる音がよく聞こえるのだが、相対的に伸びる音が目立たなくなっったと感じた。要は地味に聴こえたのだ。
G konadeをファーストインプレ時に試した時にも同様なことを感じた。その時の印象をピックアップすると下記だった。
「弦の伸びる音と弓でこすれる音が分離して、生演奏を近くで聞く音に近づきました。ちょっと聞きでは、ない方がインパクトがあるという人がいるかもしれないですが、長く聴くならこの効果はいい感じです。」
この音源では、この特徴が以前の音に対してマイナスの効果を感じた。
そこで、G konadeをAMPのバックパネルから離してみると、弦の伸びる音は回復した。一方でkonadeのアース線はAMPのアース端子に繋いでいるのになぜ?という疑問が浮かんだ。
メーカーのメカニズムの解説によると、機器内のノイズ成分であるプラスとマイナスの電子をアース線を通じてkonadeの成分が、各々プラスとマイナスの電子を吸着して蓄える。この蓄えた電子は箱から空気中に放電すると解説されている。
konadeを開発している小林さんの推奨セッティング
・konadeを機器の下に敷き、アース線はKaNaDeに繋ぐことを推奨
自分が試した結果
・konadeはどこにもつながなくとも、機器の近くに置くだけで効果を感じる。
・konade02は、CDPのバックパネル近くに非接触で置いた上で、アース線は大地アースに落とすのが一番効果的だった。
この場合も、konadeと機器は電気的には導通しておらず、高周波ノイズが空気中を飛び、そのノイズをkonadeが吸着して、アース線を通じて大地にアースしたと考えると説明がつく。
・konade02もP&G konadeも機器との相対位置(バックパネルからの距離)で効果が変動する。
これらから考えると、機器のグランドにある高周波ノイズが空気中を飛んでkonadeに吸着するとしか思えない。
そんな前提で、今回の弦楽四重奏曲のインパクトが減じる対策を試みてみた。
対策1:アース線や箱が他のケーブルと接触しないようにする
→アース線や箱が他のケーブルと接触することで、Konadeの電力が低下するケースがあると聞いたため
効果:音は何も変わらない
対策2:P&G konadeのアース線をAMPから外す
→バックパネルから吸収したノイズ成分をアース線を通じて、アース戻し状態になって悪影響がないかを確認した
効果:アース線をつないだ方がG konadeの効果は高く NG
対策3:P&G konadeのアース線を大地アースに落とす
→konade02の時に効果が高かったためやってみた
効果:音が滲みNG
「なぜ?こんな音になるのか」と不思議に思ったのだが、後で考えると、「ifi iPurifier AC」の隣に刺したため、iPurifierが出す逆相の電源ノイズが音にのった可能性が考えられる。(アース線の長さから、このアース端子しか接続できない)
もし、そのようなノイズの経路だとすると、konadeが蓄えたノイズが空気中を飛んで機器内に侵入したことが考えられる。アンテナの送受信と同じだと思った。
対策4:G konadeのみをバックパネルから離す
→最初に戻った。要はG konadeの効きを弱めたことになると思えるが・・・
効果:以前よりも弦と弓のこすれる音がよくわかり、弦の伸びる音も回復し OK
対策前と対策語を比較すると下記となる。
このケースは、Pragaの弦楽四重奏曲で感じたことであり、他の曲ではまた違うことを感じるのだと思う。自宅では、konadeのバックパネルからの位置で音が調整できることはわかったので、この先もこの方法で調整を進めることとする。
それにしてもオーディオは、様々な音源で最大公約数を探っていかなければならないので大変な作業であることは間違えない。
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