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仮想アースを嫌う否定派(の一部)に対する反論をば?

日記・雑記
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はじめに、仮想アースの是非については議論しません。
当日記に誤りがある場合は訂正します。メッセージまたはコメント欄からご連絡下さい。

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最近はあんまり日記にとりあげられない仮想アースの話題。
久しぶりに掘り返してみたいと思います。

世間では仮想アースに対する悪いイメージとして「アンテナになって電波を受信している」という意見があります。それらしい技術者?もそのような論調を持っているのでそれを信じている人も多いかと思います。今日は其処にメスを入れてみたいと思います。

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いつも動画配信を楽しませて頂いております。テクニカルブレーンさんの黒澤社長。私のような素人にとっては勉強させていただくことが多々でして貴重な存在です。そして「アンテナになって電波を受信している」を提唱する論者も沢山いらっしゃるかと想像します。テクニカルブレーンさんのYoutube公式チャンネルから動画をひとつ紹介しましょう。

おまけ#5 『仮想アースの実態と検証』TECHNICAL BRAIN テクニカルブレーン 公式チャンネル

この動画のなかで、エナメル線のようなもの(以下、エナメル線)を仮想アースに見立て(それはそれで如何なものかと思いますが)て、ベクトルネットワークアナライザ(以下、スペアナ)に入力してFM電波が見えたとしています。

↑ アナライザに入力するエナメル線。Yシャツのポケットには携帯電話(動画より引用)

↑ アナライザに入力されたエナメル線 (見え難いので黄色で囲いました)

↑ 青がエナメル未接続時で電波見えない,緑がエナメル線を接続で電波が見えた
緑ではFMラジオの79.5MHz(エフエムナックファイブ)が一番おおきく見えている。とのこと。

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ケーブルがアンテナになるという動画なら全く気にならないのですけれども、動画のタイトルは「仮想アースの実態と検証」なんですよねぇ。。。。そこのタイトルと内容のズレが気になるなぁ。

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ちなみに私の携帯電話のカバーは外すとアンテナが見えます。

動画(映像)にはアンテナしか登場しないけれど論じているのは仮想アース。なんだか『仮想アースがアンテナとして働くと暗示をかけられているかのような』気分になって気持ち悪いです。なんだかアンテナの話が仮想アースに「すり替え」られているような違和感。。。※個人の感想です。違和感を感じない人も当然いらっしゃるでしょう。

  1. 題意の仮想アース動画に仮想アースが登場しない
  2. 仮想アースの代わりに登場するのはケーブル
  3. ケーブルがアンテナになるのは当然
  4. 市販の仮想アースは機器の入力に接続しないのが通常
  5. エナメル線を仮想アースとして検証するならばエナメル線をスペアナの筐体(GND)に接続しなければ検証にならない。仮想アースを入力端子に接続はNG。
  6. そもそも、エネメル線を仮想アースに見立てるのは無理だと思う。出来ているのは、 “仮想アース製品” と “筐体” を接続するケーブルを模擬しているという程度。

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ここで、機器入力に訳のわからんものを接続してはいけない例として、アンプの入力に金属を接続したときのブーン異音動画を紹介します。もっとも手で触れても同じですけど。ぶーーーん。

ともかく、機器の入力に接続したらアカン。

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筐体(ケース)やGNDに接続するのが、市販の仮想アース製品のお約束。その約束事に反した仮想アースの使い方をした動画は 『仮想アース解説動画としては適切ではない』 というのがnightwish_daisukiの意見です。

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ケーブルがアンテナになる事を示したいなら全然OKだけれども、仮想アースを模擬するつもりの場合はエナメル線を信号入力端に接続するのはやめてほしい。※あくまで個人の感想です

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上記のような不満を持っていましたら、なんと!! 仮想アースをGNDに接続したテクニカルブレーンさんの測定が公開されていたじゃないですか。場所はFacebookです。

アコリバの石黒社長がテクニカルブレーンを訪問した際の日記の様子です。ノイズカットトランスも測定しています。下記がその投稿へのリンクです。Facebookに登録なくても見れますが登録しろと何度も促されて読めなくなります。登録するか、あるいはF5キー押せば短時間だけ再びみられます。(Facebook訪問が面倒な人のために画像を引用しておきます)

https://www.facebook.com/share/p/1DqcYffnDz/

↑ ノイズカットトランスの有無での比較

↑ 仮想アース有り無し比較実験の測定対象機器(昇圧トランス(上)と仮想アース(下))

↑ 「仮想アース有り」が青で「仮想アース無し」が緑の比較

分かるかな? 
仮想アースを接続していなくても電波の影響を受けていることが。特段に仮想アースが電波を受信するというのではなくて普通のオーディオ機器も電波を受信している可能性を指しています。そして、私の目には青と緑に大した差はないように見えます。動画でみてみないとわからないし、ケーブルの取り回しでも(写真ではケーブルを弧を描いているし)結果に違いは出るんじゃないかなぁ。

それでもこの画像を以て、Facebookの投稿記事内のコメント欄では仮想アースが電波を拾って音質が云々という感想が大勢で、なかには青森県の企業が販売する仮想アースの購入の検討を取りやめにしたような書き込みもあった御様子です。。。

いやぁ、この静止画や検証方法ではよくわからんというのが nightwish_daisukiの感想なんですがね。静止画でなくて動画で観たいしケーブルの取り回しをリアルタイムで変えてどうなるのかも観察したいよね。※あくまで個人の感想です

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そもそも論? なんで 
テクニカルブレーン社もアコリバ社も
KOJO Crystal E そっくりな 仮想アースで実験してネットに結果を公開しているのかな。天板は黒塗りしているけれどオーディオマニア諸氏にはKOJO Crystal E にしか見えないので、隠している意味がよくわからない。KOJOになんか恨みでもあるの?と疑いたくなるような投稿です。 せめて 自社の仮想アース製品を テストベンチにかけましょうよねぇ? と思うのは私だけでしょうか ※個人の感想です,※KOJOは株式会社光城精工で青森県の会社です

↑  Amazon.co.jp より 仮想アースの写真

↓ AV Watchよりコンセントプラグ型製品の写真

たしかに KOJO さん と アコリバさんは商品ラインナップが重なっているライバル関係にあるのかもしれない。だけれど、それならなおさら企業として誠実な態度が求められるのではないだろうか。

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測定するにしたって昇圧トランスと仮想アースを離してケーブルに弧を描かせるような配置の仕方をするのではなくて、オーディオ的に下図のように亀の子構成にするべきではなかっただろうか。このようにすればアンテナとして働くケーブルの影響を小さくできるので、より、本論である仮想アースの働きが際立つ結果が期待できるというものです。このような配慮がほしい。

オーディオは使いこなしが大切。

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JeffRowlandのアルミ削り出し筐体。太陽インターナショナルのHPからModel 825紹介から。https://www.taiyoinc.jp/products/jeffrowland/model825/


nightwish_daisukiの目からみれば、これもある種の仮想アース。本当なら上図の昇圧トランスはこのような仮想アースの中に閉じ込めて密封してしまいたいと思うのだった。ライントランスだとアルミよりも磁性材料で完全に囲むのがいいのかもしれないけれどよくわからない。脱線した。

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https://scontent-itm1-1.xx.fbcdn.net/v/t39.30808-6/434314853_2646916845476812_4496783230740300760_n.jpg 先のFacebook投稿の画像単独 ↓↓↓

画像編集か何かで黒く塗っていますけれど、これ、1~2万個売れていて オーディオファイルに広く存在が知られる 仮想アース KOJO Crystal E にそっくりなんですよね。アコリバさんがテクニカルブレーンでテストした写真に映っている仮想アースは、そっくり。テクニカルブレーン社と関口機械販売株式会社は、株式会社光城精工に対して誤解を与える行為をしてしまっているような気がしてなりません。大丈夫でしょうか?

https://www.facebook.com/share/p/1DqcYffnDz/

写真は下記shop.kojo-tech.jpリンクから。

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最後に、アンテナの自作動画を見てみてください。
アンテナに対する理解が深まるかもしれません。

電気製品は電磁波の影響を受けています。ただ、それによって誤動作や不具合が起きないように・・・作られています

1.EMC試験とは・ノイズ試験とは

EMC試験とは、『電磁波によって電気機器、電子機器が誤動作しないか確認する試験』です。試験(EMC TEST)対象の電子機器が他の電子機器の発する電磁波の影響を受けたり、他の電子機器が発生する電磁波による影響を受けたりした場合、その電磁波障害によって誤動作しないかEMC試験によって確認します。これがEMC試験です。

引用ここまで
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仮想アースを取り付けしてなくても、電波受信しとるで?
というお話でした。電源とルムアコの鬼・オーディオアクセサリーの修羅こと「グルマン」さんは、ラジオが入るからMCカートリッジを使えなかったのだし。グルマンさん昨年の盆明けから更新が止まっているが・・・お元気だろうか。

 
 
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おまけ(先に紹介のFacebook投稿およびコメント欄と、それ等を読んだnightwish_daisukiの感想。スクリーンショットの引用元はFacebook投稿。)
100万円の仮想アースといえばCAD社のグラウンド・コントロール GC3が有名なところか。それを取り扱う秋葉原のハイエンドショップといえばダイナミックオーディオの川又店長かな?「売り付けた」というのは主観だから外野は何ともいえないけれど「壊した」はいただけないな。アールループ(アースループの誤植だろう)で発信(発振の誤植だろう)が起こされるなんて想像できないけれど、事実であれば石黒さんはオーディオ業界の健全化のために詳細を公開するべきだろう。nightwish_daisukiの足りない知見を動員して故障させるケースを探ってみても、仮想アースで機器が壊れるのは高出力パワーアンプの入力端子に不用意に触れてスピーカーのボイスコイルを飛ばす事くらいしか思いつかない。アールループ(アースループの誤植だろう)でアンプが発振するというのは本当だろうか。もともと発振寸前の不安定なアンプにおいては発振が始まるトリガー(きっかけ)にはなるかもしれないが、アースループが発振の根本原因にはなり得ないとnightwish_daisukiは考えています。※違っていたら技術者の御方どなたか教えてください。あと、これは思考実験だけれど、海外はコンセント?の3Pアース接続が必須のが多かったはずなのでアースループが余計に起きやすい状況のはず。2Pでもいい日本とは違う。アースループが原因で壊れるのであれば、海外では(アースループが原因となった)アンプが発振して壊れる事故が多発しているのか??? 思考実験ここまで
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これって Facebook投稿が原因で北東北(仮想アースで一番メジャーといえば青森県しかない)の会社の仮想アースを、試す事すら止めてしまっている様子が伺えます。「実態が判り良かった」って、、、本当に分かったのですか。間違っていませんか?その認識。この読者さんの認知が不安です。
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なんといいますか・・・アコースティックリヴァイブ(関口機械販売株式会社)代表の石黒さんの情報発信は必要以上に攻撃的なんですよね。誰かを吊るしあげるために利用されたのではテクニカルブレーンの黒澤社長もたまらんと思うのですよ。※個人の感想です
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想像してみましょう。
誰かがアコリバのケーブルをスペアナに入力してみたらどうなるでしょうか? 79.5MHz(エフエムナックファイブ)が見えるかな?見えないかな?
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おまけ おしまい

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. nightwish_daisukiさん、お久しぶりです♪

    仮想アースは難しいですね。
    自作含めメーカー製も試してみましたが、気にするほどの差は無いというのが私の結論です。

    最近はシンプルイズベストを実践中でして、昨年の大規模断捨離でアクセサリー類で残ってるのは電研のノイズカットだけになりました。
    使用機材、ケーブル、アクセサリー類も激減して何故か音が良くなったような気がします(笑)

    https://www.youtube.com/watch?v=VY3nKYSH8J4&t

  2. spcjpnorgさん コメントありがとうございます

    仮想アースを音質コントロールに使うのには難しい気がしますですが、軽量なオーディオコンポーネントには手軽な音質アップの手段として良いかも?とは思っています。シンプルなのがいいのには同意です。

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