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光ファイバーのアイソレーション効果:コンバーター、ケーブルと電源

日記・雑記
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このレポートはPCトランスポートからイーサネットLAN経由でDACと通信している環境で、LANをメタルケーブルから光ファイバーに変更しアイソレーションした結果です。ネットワーク設定その他全く同一です。私の環境は マイルーム をご覧ください。

光ファイバーの最大のアドバンテージは、非導電性であるがゆえ電磁ノイズの影響を受けず電磁誘導障害に強いことです。道中の電源線や電源ユニット、空中の電波干渉はありません。単純動作のシングルモードを選びました。メタルと同じ長さ10mですがコアがたいへん細く、メタルより柔らかいため取り回しがとても楽です。

光変換ICの負荷が最も軽いと思われる2芯通信にしました。

TX(送信)→ RX(受信)相互につなぐため、ファイバーに記号が付いているものもあります。つながらない場合はコンバーターのTXとRXを差し替えてください。

光コンバーターは電気信号と相互に変換するため、外部からの電磁ノイズの影響を受けますし自身が放射電磁ノイズ源ともなります。金属シャーシでしっかりした旧型SCコネクターを選びました。(追記:SFPモジュールは製品により音質傾向が違うというご意見があります。)
HostPC – メタル – 光送信 – 光ファイバー – 光受信 – メタル – Targetと、交信のために同一機種2台が必要です。

電源はTarget_1で使っている電圧可変リニア電源のUSB端子からです。

ガーディナーのベートーヴェン交響曲全集をAlbum Playerで再生します。古典派後期、ロマン派初期、そして現代に近いモダン楽器を組み合わせた演奏はたいへん新鮮です。すべての設定はメタルから変更しておりません。

驚くべきクリアで歪みのない澄んだ音です。DAC_1からS/N125dBのパワーアンプに直接ライン入力して音量100dBA以上で聴いても、最大音量時のきつさがありません。S/Nが上がり音の力感、分離、帯域、残響表現が緻密になりました。メタルと比較してマイナス面がありません。ケーブルがとても細いことから連想されるひ弱さはなく、むしろ重心は低く安定しパワー感は上がっています。

Target_2だけをメタルに戻してみると、次第に歪みが増えてきて光アイソレーション効果が消えます。グランドがアンプからHostPCまでつながってしまうため、アンプのグランド電位が上がってくるためかもしれません。メタルのパルストランス(絶縁トランス)では限界があるということだと思います。光変換IC負荷を軽く設定することで、コンバーターでワンクッション入るマイナス面よりHostPCからのノイズ隔離効果が大きく上回ります。コストはコンバーター2台+ファイバー10mのセットで約1万円です。

Target_2はジャズとロック向けにスイッチング電源にしてますが、光変換器_2の電源もそうです。シンバルやエレキギター高音のエネルギー感が出ます。(追記:こちらもリニア電源にしました。)

光メディアコンバーターと光ファイバーについては、アライドテレシスのHPを参照ください。

 メディアコンバーター|基礎知識

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