時間があればコンサートに出かけるというスタンスの私ですが、この1週間は時間がないのに興味深いコンサートがあり、立て続けに3回も赴くことになりました。
まずは1月29日、サウスバンクホールのアルゲリッチ=テミルカーノフ=サンクトペテルブルク(写真は借用)。
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アルゲリッチは齢70を超えてミスタッチも無くメトロノームのような正確なピッチの演奏。大半の聴衆は彼女がお目当てのようですが、オーディオ・ファンとしてはテミルカーノフ=サンクトペテルブルクのロシア的な演奏に興味深々です。実際、遠征先とは思えないフルの布陣で巨大なダイナミック・レンジを堪能しました。
Performers
St Petersburg Philharmonic Orchestra
Yuri Temirkanov, conductor
Martha Argerich, piano
repertoire
Aram Khachaturian: Adagio of Spartacus and Phrygia from Spartacus, Suite No.2
Aram Khachaturian: Dance of the Gaditanian Maidens and Victory of Spartacus from Spartacus, Suite No.1
Prokofiev: Piano Concerto No.3
Shostakovich: Symphony No.5 in D minor
続いて、2月4日、バービカン・ホールのヨナス・カウフマン。
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リサイタルということで、聴いたことの無い曲ばかりでしたが、彼の声が好きな私としては満足でした。ただ、益々バリトンに向かっているなという印象。
Programme & Performers
Schumann Kerner Lieder, Op 35
Duparc
‘L´invitation au voyage’
‘Phidylé’
‘Le manoir de Rosemonde’
‘Chanson triste’
‘La vie antérieure’
Britten Seven Sonnets of Michelangelo, Op 22
Jonas Kaufmann tenor
Helmut Deutsch piano
最後は、2月6日のオフィスから徒歩5分ほどにあるウイグモア・ホールのイザベル・ファウスト。
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ランチタイム・コンサートということで、最高の席でも何と15ポンド! BBCラジオの生中継があり演奏も真剣そのもの。何よりSleeping Beautyの響きが素晴らしい。私は音楽的に細かいことは分かりませんが、その多彩な音色を十分に堪能しました。
Isabelle Faust violin
Andreas Staier fortepiano
Carl Philipp Emanuel Bach (1714-1788)
Fantasie in F sharp minor Wq. 80 (arr. of Fantasia for keyboard solo Wq. 67)
Robert Schumann (1810-1856)
Fantasy in C major Op. 131
Johannes Brahms (1833-1897)
Violin Sonata in E flat major Op. 120 No. 2 (arr.of Viola Sonata)
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