先日の日記で、emm DAC2XのUSB入力に誤って7.5Vを入力し、XMOSのチップを破損してしまった失敗談を記しました。
メインで使用しているDACが使えなくなると、私はデジタル・ファイルを主な音源としているので本当に寂しいものです。しかも今回は修理に時間もかかりそう...そこで思い切って新しいDACも導入することにしました – 何かあまり説得力の無い理由ですが(-_-;)
新しく購入したDACはこちらです。
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Mola MolaのTambaqui。当コミュでもご使用の方が何名かおられると思います。
ちょうどピッタリサイズのボードが手許にありその上に載せています。
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トランク風のケースに入って来るので持ち運びも簡単です?
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とりあえずラックの空いたスペースに押し込みました。フル・サイズの機器と比較すると小さいです。下のemm DAC2Xも友人の的確なアドバイスで予想よりも随分早く無事復活しました。
Mola Mola DACの音は、GRF邸でMakua内蔵のDACを何度も聴かせて頂いて音の傾向を把握していたので、購入に迷いはありませんでした。
TambaquiはUSB入力とRoon Readyのネットワーク入力がメインで、双方ともにPCMで384/32、DSDはネイティブ、DoPともにDSD256までサポートします。私の所有するソフトは一部のテスト用の音源を除いて全てカバーします。
HDMI経由のI2S入力も備えますが、こちらはPCM192/24のみです。今後のファームウエア・アップデートで上位フォーマットへの対応の可能性を問い合わせたところすぐに回答が来て「ハードウエアの制限でアップグレードの予定は無し」とのことでした。この辺りは万策堂さんのブログに詳しいです。
RoonのOutputとしての使用がメインなので、その場合、
① USB入力 – Output PCもしくはDirettaターゲット経由
② ネットワーク入力 – ハブ経由もしくはRoonコアPC直結
が選択肢になります。
これまでの経験では大体①が②を圧倒するのですが、Tambaquiでは②もかなり健闘しています。それでも音の厚みや深みで①がわずかに上回ります。やはり②は少し薄目の音という印象です。
結局①をメイン、②をサブの接続にして両方をセットアップし、普段は②の接続を外しておくことにしました。
Tambaquiは高性能なデジタル・ボリュームを内蔵しており、パワーアンプと直結しての使用も推奨されています。以前使用していたDAVEも同様でしたが、比較するとやはりプリアンプ経由の音が良かったので、プリアンプ経由で使っていました。
Tambaqui を設置したGerman PhysiksのシステムはEAR912とEAR509IIのペアで鳴らしています。EARのペアの音を気に入っていますが、Tambaquiの柔らかでクリアなダイナミック・レンジの大きな音はパワーアンプ直結の方がより好ましく聴こえます。
ということで、切り替えは面倒ですが、Tambaquiを使用するときはパワーアンプに直結することにしました。これを機に機器の設置も変更しました。
続く...
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