再び、小型パワーアンプです。出力は30Wx4 (max)です。
今回も電圧増幅/バッファはオペアンプですが、電力増幅はパワーアンプ用IC のLM1875 を採用、P板を起こし、製作してみました。
但し、 このパワーアンプ用IC(LM1875)は使用上要注意です。
定格動作では素子の設計が悪いのか、チップが局所的に異常に高熱になる傾向があり、更に、それにより高熱になった時に、アイドリング電流を下げて温度を下げる様に設計されていない様で、温度制御出来ず、サーマルシャットダウン(ミューティング)を頻発しました。所謂、設計ミスなので、この素子の採用はお勧めしません。
依って、これを避ける為、放熱板を大きくしたりしましたが、結局は、電源電圧を下げざるを得ませんでした。
そして、試聴した結果ですが、音質に関しては良くも悪くも(予想通り)IC の音でしたので、次回はディスクリートの4チャネルパワーアンプを製作する事にしました。
参考までに回路図です。
コメント ※編集/削除は管理者のみ