2021年12月11日
今年は師走になっても、もうひとつ年の瀬っていう感じがしません。
自分の身の回りの日常がかつてのようになりかけていた最中の
オミクロン株の流行で、解放感に水をさされた
その気分的なつまづきが
時間の流れを少しせき止めているかのようで
せわしない一方で、どこか揺蕩っているというか
澱んでいる気がするのです。。。
そういうときには何か変えてみる!っていう手があるわけですが
最近よくプロバイダーから変更依頼のお知らせがある
IPv6でのネット接続に対応すべく
ルーターを新調してみました。
PC音楽系の音質改善も期待して
少しだけ投資も余分にしてみました。。。
やはり最新の機器に変更するとちがうもんです。
全体的にSNがよくなった感じが。。。
モヤっとした感じがとれて、
無音時の静寂感が、以前よりかなり良くなった気がします。
電源やLANケーブルなどの工夫の余地を残したうえで
これくらいの良質化が感じられたのは
うれしい誤算でした。
こんなタイミングで聞いてみたくなる音源が
私にはあって
それがこれなんです。
「一切のオーバーダビングなしのギターソロ・アルバム」なんだそうですが
録音が素晴らしく良くて、
パットのアコギの音が好きな私は
このアルバムや
『BEYOND THE MISSOURI SKY』は
こういう季節には何だかやはり聞きたくなってしまうのです。。。
その流れで彼の新譜を聞いてみようと思い、探してみると
コロナ禍直前のニューヨークでのトリオのライヴが出ていました。
「Bright Size Life (Side-Eye)」
https://www.youtube.com/watch?v=bEYxuPDNSpg
若手のマーカス・ギルモア(ds),ジェイムズ・フランシーズ(key)と組んだ
このライヴに妙にハマってしまって。。。
まずトリオとしてのバランスが良いです。
パットのギターがあんまり前面にでてこない感じに
好感が持てます。
特段かわった目を引くプレイを各人がしているわけではないのに
何回も聞き返せる魅力があるのは
グループとしてのシナジーがあるからでしょう。
加えて最近のパットのアルバムで録音を担当している
オースティン・スティルウェルの仕事も評価されてしかるべきかと。。。
いいバランスで音を捉えてくれているからです。
しばらくジャズの新譜から遠ざかっていた私ですが
ちょっと目覚めた感じがあって
こんな新譜をゲット!
「Freedom Jazz Dance」
https://www.youtube.com/watch?v=GngTopS-HK8
マーク・ジョンソンのベース・ソロ作品です。
ベースに限らずジャズのソロ作品に
あんまり食指が動かない私なんですが
このアルバムは聞けました。。。
っていうか、けっこう音量を上げて
聞きながら揺蕩っています。。。
彼のベース・ソロが旋律的だからかもしれません。
OVERPASSっていうタイトルも
今の私には示唆的でした。
日々の生活と巷のニュースが
揺蕩う音楽と一瞬交差して通り過ぎていく
そんなイメージがわきあがってきて
むろん両者は無関係ではないけれど
感傷的になるくらい遠く感じることも多い
そんな自分の心象風景に寄り添ってくれるBGMに
このアルバムがなっている気がするからです。
何だか訳の分からんことを書き始めているので
今晩はこのへんでおしまいにしておこうと思います。
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