4月12日(日)、横浜のvafan邸を訪問する機会をいただきました。
横浜のvafanさん(以下vafanさん)のお宅は横浜市郊外の瀟洒な住宅街の一角、2階の一部屋を2つに区切ってリスニング・エリアとNASやPCなどのデジタル系のコントロール・エリア(?)に分けて使われています。
リスニングエリアは10畳弱くらいでしょうか…ほとんどオーディオ専用部屋としてお使いです。
スピーカーはウィーン・アコースティックのT-3G(だと思いますが、正確な型番確認し忘れました。ゴメンナサイ)。
[:image1:]
送り出しはいわゆるPCオーディオですが、PCはコンパクトな箱に納められたLINUXベースで動作する音楽専用機。
PCからUSBケーブルでDDコンバーターへ。そこからSPDIF経由でデジタルイコライザに入ってさらにAIT LABのDACを経てOCTAVEのプッシュプルの真空管アンプへという構成。
CDプレーヤーは使われていないのが特徴。
確認するのを忘れましたがリッピングはたぶんPCのDisc Driveでされているのだと思います。
僕にとってはどれをとっても初めて聴かせていただく機器。
最初は女性ヴォーカルから。
vafanさんはヴォーカルや弦楽器特にチェロなどの室内楽系をお聴きになる機会が多いようです。
音量はやや抑えめ。
女性ヴォーカルやバッハやヴィヴァルディの弦楽系を多く聴かせていただきました。
まず最初に感じる音の印象は柔らかい優しい音だということ。正面奥にホログラフィック的に浮かび上がるヴォーカルが気持ちいい。
聴きながら、この音の柔らかさはウィーン・アコースティックのソフト・ドーム・トゥイータの特長なのか、あるいはタマアンプの恩恵も大きいのかなどと考えていました。
特筆すべきは音場感でスピーカーの近くに寄ってもスピーカーから音が出ていることを感じさせないくらいスピーカーの存在感が消されていること。
これも指向性の広いトゥイータと狭いバッフル面に奥行きの長いキャビネット構造のなせるわざか? たぶん、vafanさんのスピーカーセッティングによるものがかなり大きいのだと思います。
[:image2:]
生々しさを追求する方向とはちょっと違う感じがしますが、このシステムで聴くヴォーカルや弦には癒されます。
vafanさんのお好みのジャンルによくマッチしていると思います。
後半はアナログ。どうも僕の世代に合わせて選曲していただいたようで(^^;)70年代中心の懐かしのLPが多かったような…
八神純子、ユーミン、オフコース、中島みゆきなどのニューミュージック系から、山口百恵、桜田淳子などの70年代アイドルやさらには青江美奈まで。
LPのすばらしい保存状態にvafanさんのアナログへの愛情を感じます。
アナログとデジタルで音の印象が全く同じなのにはちょっとびっくり。
山口百恵、懐かしい。秋桜、よかった。たぶん、この時まだ20歳くらいか。さらっと何気なく歌っているんだけどそれがよりうまく感情を伝えている感じ。
中島みゆきのファーストアルバムはお宝なのでは?ジャケットの裏のログにExective Producerとして川上源一の名前が入っているのにびっくり。
vafanさんは若いから川上源一をご存じなかったみたいですが、ヤマハ(当時は日本楽器)の有名なワンマン社長だったその人が、いちLPのExective Producerとして名を残しているとは…。
ある意味、川上源一さんらしいとも言えるかも。
何かまとまりがなくなってしまいました。
でも、ひとつ言えるのはやっぱりこの時代の音源はLPで聴くのがしっくりくるみたいだということ。楽しく聴かせていただきました。
[:image3:]
vafanさん、楽しい時間をありがとうございました。
次期スピーカーをご検討のようですが、十分楽しみながら決められるといいですね。
メインの別blogはこちらですが、ほとんど同じ内容をコピーしています。
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