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[:image1:] 8月14日(日)午前中、上の写真の白いスピーカーの右側ツイーターを横にした木目スピーカーから移植して修理をしました。所要時間は約3時間です。
[:image2:][:image3:] 今年3月の地震で地面に落下してウーファーの突起部分が凹んでしまった自家用PAスピーカーで以前、作業場で鳴らしてから地震の被害に遭い気持ちも凹んでビニールシートだけ被せて放置してました。本題と関係ありませんが同じ作業場に保管しておいた125ccのバイクも重ねておいた苗箱が崩れて完全に倒れそうになりましたが大型除雪機が支えてくれてギリギリセーフ!
凹んだスピーカーをチェック&修理をしようとすると現物を移動したり配線をし直したりと以外と面倒で、8月13日(土)の夕方、缶ビールを2本飲んで景気を付けてから修理しようと思い立ち、田舎の一軒家なんで音質のチェックも兼ねて2階のベランダから庭先に向け親好みの古い演歌を流してやろうと組み上げて殿様キングスの「女の操」をチャンチャラチャーンと流したところ、たまたまパワードスピーカーのボリュームが最大になっていて前奏で敢えなくツイーターが逝ってしまったのです。不幸中の幸いは片側だけ繋いで試験的に鳴らしたので2本同時に逝かなかった事ですかね~
酔っ払い操作では数年前、盤質最高の松田聖子さんの「Pineapple」のマスターサウンド盤冒頭曲でズズッとレコード針を横切らせてしまい、それまで奇跡的に無音だった曲間にプチっプチっと盛大なノイズを残してしまったことから、それ以降、アナログ盤の酔っ払い操作だけは自粛していましたが性懲りも無く別のをやってしまいました。
これって結構メンタル面のダメージが大きくて何とか即座にリカバリーできないかと思いついたのがツイーターの移植手術で以前3,300円で入手したけど低音域がイマ三で遊ばせていたONKYO製の小型スピーカーのツイーターを利用することにしました。
今回、修理する小型スピーカーはFOSTEXのPM0.5nで仮に修理に出せば万単位にもなり、当方の主力スピーカーでもないため左右の音質の違いにもシビアになる必要ないと判断した次第です。
偶然にも移植するツイーターの外径がピッタリで当初は簡単に修理できるかと思いましたがマグネットの外径がONKYOのほうが大きくて箱に収めるためにはユニットを固定する箱の台座部分をカッターや棒ヤスリで切削し広げる必要があり、予想外に手こずり2時間くらいかかりました。
組み上げて音を出し左右の音質を比較したところ、移植したほうのツイーターは純正より少し弱いかなとも思いましたが1時間ほど大きな音を出して馴染ませてたら誤差の範囲になりました。
逝ってしまったFOSTEXのツイーターユニットを分解したらボイスコイルの根元が焦げて断線してました。ソフトドームの振動板には今回交換したONKYOのツイーターより良い素材が使われていますが、マグネットを除いて全て樹脂製のため、ユニット前面にドーナッツ型の硬質樹脂板と厚いフェルトが貼ってあったのはチャチなユニットの嫌な「鳴き」を低減するための措置だったんです。(ユニットを取り外す際は専業メーカーのFOSTEXだけあって丁寧な作りだなとエラく感心しましたが、そういうことですね・・)
凹んだユニットは掃除機で慎重に吸い出して元の形に戻しましたが、構造が弱っちい振動板だと振動板もろとも掃除機に吸われて無くなってしまいますので要注意!(経験者談・・)
自分自身の酔っ払い行為からの尻拭い的な作業で、暑い中、汗だくで修理しましたが、曲りなりにも何とか修理ができて自己満で溜飲を下げることができました。
3月の地震被害からのリカバリー進捗状況ですが現在進行形で何とかJBL4770Aの15インチウーファーを交換するも地震で落下した10数枚のアナログレコードとプレーヤーKP-1100は手付かずのままです。7月末に地震保険の請求を終えて査定待ち状態ですが保険会社から現物確認されることも想定しそのままにしてます。
今後、査定が通って満額が出たとしても実被害額の20パーセントくらいだそうですから、自分の感触としては20万くらい出れば御の字(おんのじ)と思っていまして、その先の「皮算用」はやめておきます。ちなみに今回、無理やり修理した小型スピーカーは地震保険の請求から漏らしていました。
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