電源比較を終えて、いよいよサラウンドのリベンジタイムに入りました。
前回訪問時に2chステレオ再生はよかったのですが、シアターのサラウンドにしたら途端に音が・・・そんな感想を述べたところ、数日後にTELがあり「リベンジさせて欲しい」とのことでした。そんな経過から、今回訪問のメインはサラウンドの音の確認でした。
にゃんす邸のサラウンドは7.1chで、フロント左右が800D3をLINNで駆動、センターがHTM2 DiamondをAVパワーアンプで駆動、サラウンドとサラウンドバックは小型スピーカーをAVパワーアンプで駆動と変則的です。
シアターよりも音楽再生の方がわかりやすいと、スクリーンは下ろさずにアラベラ・美歩・シュタインバッハーの四季がかかりました。
・・・ですが、三人で眉をひそめてしまいます。おかしい、こんなはずでは・・・と次々にサラウンドの音源が鳴らされますが調子が出ません。
同じヴィヴァルディのヤンセンの四季でも、ソロヴァイオリンは奥に引っ込んでしまっていますし、スピーカーからの出音も濁っています。
これはおかしいと、電源周りを差し替えたり、AVアンプにASUKAを繋いだりしましたが殆ど変わりません。にゃんすさんも頭を抱えています。電源の差し替えなどで、コンピューターがバカになったのではないか、上流はバッテリーにしてみようなど様々な策をトライしますが治りません。前回に「サラウンドの音が・・・」と感じたときと同じ状況です。
そんな中で、にゃんすさんが「アースループが出たようだ」と言われます。そんなことはないだろう?と思いながらも、新たにAVプリとパワーの電源を入れたので、もしかするとあり得るかも・・・と思ったときです。
「AVアンプのノイズがKLIMAX DSM/2に回り込んだのでは?」と気づきました。
アースはKLIMAX Soloの電源から落としてあり、KLIMAX DSMは浮かしているとのことです。早速、にゃんすさんがKLIMAX DSMのシャシグラウンドからアースを落としてみます。(実際には、諸々の事情での配策となっていて、それを変更した詳細はにゃんすさんが日記にされると思います)
すると、見違えるような透明な音が流れました。にゃんすさんは「うれし~!」と喜んでいます。横の二人の顔にも笑顔が浮かびました、
そこからは次々に聴いてみます。定位の話はさておき、スピーカーの出音はリベンジ達成でした。もっと言えば、先ほど電源の100Vと240V比較で、透明な100Vと力強い240Vとしましたが、KLIMAX DSMのシャシグラウンドからアースを取ることで、100Vでも力強い音が出ています。透明さと力強さの両立です。これが、アース棒の増し打ちによる接地抵抗1Ω代にしたことの効果だと思いました。自分がアース棒の増し打ちをした時も同様な効果でした。
そして特筆すべきはグレース・マーヤのラスト・ライブ・アット・ダグです。
この音源は自分でも所有していますし、各所でも聴かせてもらっています。ですが、この日のグレース・マーヤは特別でした。比類のない透明なサウンドです。これには参りました。にゃんすさんが、電源、電源、電源とこだわり続けた真骨頂のサウンドだと思います。
継続は力なり!の意味を改めて感じさせてもらったオフ会でした。
以上、おわり
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