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電研トランスのカスタマイズ

日記・雑記
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オーディオ用のケーブルを支給して製作してもらった電研<<ノイズカットトランス>>ですが、切りっぱなしのケーブルを装備しているだけですので、使用するにあたっては少しばかり作業が必要です。自分で作業するならカスタマイズしたくなるのが趣味心かもしれません。(特注<<ノイズカットトランス>>日記の続きです)

ベース仕様は下記です。
電研精機<<ノイズカットトランス>> NCT-I1 200V/200V 1.5kVA仕様 1次ケーブル:標準品 2次ケーブル:銅単線品

カスタマイズの方向性を決めるために、まずは1次側にプラグを取り付けコンセントにつないでうなり音を確認をしました。
※うなりの確認は1次側にのみコンセントにつなげば可能です。

<100V電源への接続>
・200V用トランスに100V接続ではまったくうなりません。耳を近づけてもほぼ無音でした。
・試しに半波整流の電熱ヒーターを同じコンセントに接続してみたのですが、MAX(900W)でかすかにうなり音が聞こえ、MIN(半波整流最大450W)で若干うなりが増える程度でした。
・200V用のトランスを100Vで使用すれば、うなりの影響は皆無と言えそうです。ノイズカット性能がどうなるかはわかりませんが、うなりが気になる場合は200V用のトランスを100Vで使用する手もあるのでしょうか?特性がどうなるかは確認していません。

<200V電源への接続>
・200V接続ではうなります。100Vトランスよりもうなり音は大きかったです。100Vトランス/100V給電の倍くらいの大きさに感じました。
・上記から、うなり低減のカスタマイズは必須としました。

予備確認から、対策の優先度を 1:うなり音低減、2:防振処置、3:追加ノイズ対策としてカスタマイズすることにしました。

まずはケーブルに接続用のプラグを取り付けることから始めます。
《1次側プラグ取付》

 

・ビボルオーディオ ロジウムメッキプラグ取付(15年使ったオヤイデのロジウムメッキは剥げていました)
→200V用のコンセントタップは隠れた場所にあるので点検がしずらいためロジウムメッキ品を採用しました。
・時間帯によるうなり変動防止用として、ヴィトロパームコア&ノイズ吸収材取付
→うなりの変動はノイズ影響と捉え、トランスに入る前のノイズ低減が狙いです。3ターン巻いてます。

《2次側プラグ取付》

・オヤイデ無メッキインレット取付
・ノイズ対策補助用として、アモルメットコア&ヴィトロパームコア&ノイズ吸収材取付
→<<ノイズカットトランス>>でノイズ低減効果はほとんどが決まると思われますが、カスケードする予定もないため、余りの部品を気持ちから採用しました。音質的に不満が出たら外す予定です。
・2次側のノイズフィルター:出川式MNRは外しました。
→瞬時の電流供給を優先するためです。

《トランス本体》

・うなり音低減用として、本体の薄肉プレート部にレアルシルト貼付(透過音、漏れ音、共振音の対策)
→200V使用でのうなりはトランスコア伸縮による、50Hz基音と倍音が主体でした。
→レアルシルト取付は、コア部から薄板を抜ける音の遮音&ケース合わせ目からの漏れ音防止、及び薄肉プレートの共振音低減が狙いです。
→うなり音の低減効果はそれほど大きくないですが、ブルー&シルバーの色合いが気に入っています(笑)

《トランス防振台》

・トランスをアルミ板(200×200mm 厚さ10mm)に瞬間接着剤での点接着と導通アルミテープで固定
・アルミ板下面は、αゲルでフローティングし、エプトシーラーで揺動防止を実施
→アルミ板は土台を固めるとともに、仮想アースとして使用しています。
→フローティング&揺動防止のマウントは、音質的に好ましいことを確認済みの手法で水平展開しました。

以上が、カスタマイズ項目です。まずは空きスペースに収まりました。

アンプへの電研<<ノイズカットトランス>>からの給電なので、効果が出なかったらどうしようと、ドキドキしながら念入りに準備しての音出しと相成りました。

さて、その結果は・・・
キター!と思ったら、ガクッとしたりで初期エージング期間の音の変動が大きく、安定するまでは音の評価は避けた方がよさそうです。でも、桜満開の予感が・・・

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