「げてもの」機材のお部屋【オーディオ編】

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 11/8(火)に「PHILE WEBコミュニティ」から当サイトに引っ越しました。11/20(日)、Auro3D様、グランドスラム様、軽男GT4様のお三人様のご訪問を受けたことから、重い腰をあげてマイルームを作成中で、今後は少しずつ写真なども追加する予定です。

 タイトルの「ゲテモノ」をWikipediaで検索してみると、当システムは下記のとおり、(1)や(2)のほかスピーカーが大き過ぎるため(4)が当てはまると思います。

(1) 精巧な物品(高級品)に対しての粗雑な作りの素朴で大衆的器物。

(2) 一般的な価値観からみて、風変わりなもの。

(3) 食の分野で一般的に食べることを躊躇するような食材(以下略)

(4) 物流の混載便でサイズや特殊形状など通常扱う荷物と比較し異色の荷物を指す業界用語

 以下、当システムのゲテモノ代表の「顔」であるスピーカー軍団からご紹介します。

① メインSP‥JBL 4770A(1台¥550,000、1992年頃)‥中古20万 良くも悪くも15インチ(38cm)のダブル・ウーファは圧倒的な存在感があって3月の地震でレコードプレーヤーが衝突してウーファと自分のハート?も裂けて一時的にオーディオへのモチベーションが低下して定年を期に入手した新しいバイクのほうに傾倒しました。

 6月にM1おんちゃん様からお誘いがあり、同月には会津のグランドスラム様邸にもお邪魔させてもらって大いに刺激を受けてオーディオへのモチベーションを復活させ、7月に15インチウーファの良品を買い求めて交換修理をしました。

 11月中旬からは、片チャンネルに2本ある38cmスピーカーの下側ユニットをサブウーファとして使っていますが、中低域のブーミーな癖が減って重低音域が豊かになり思っていたより悪くないどころか成功と言って良いでしょう。

② センターSP×2‥EV SENTRY505(1台¥208,000、1983年頃)‥中古で2.8万 スピーカーの箱の天井方向に取付用の穴が空いたままです。おそらく当初はスタジオ等の天井に固定され使用され、末期は三角な形状から逆さまにされてフロアスピーカーとして乱暴に扱われジャンク寸前の二束三文でハードオフに引き取られて来たブツでしょう。お値段どおりの状態でセンターキャップは凹みウーファのエッジを支える土台も接着が剥がれていましたので自力修理しました。

 このモデルはスタジオモニターSENTRY500で使用しているユニットと同一の変型版で当宅では音質的な支配力が大きく、強力な磁石と軽い振動板でヴォーカルやセリフが身体にぶつかってきます。その一方癖のない素直な音質も気に入っています。スクリーン観賞時のヴォーカルやセリフの発声位置の高さ補正用としてONKYO D-207C (1台¥16,500、2001年頃)を入手し、このスピーカーが有るのと無いのでは明らかにセリフの位置が違います。

③ サブウーファ群‥DIATONE DS-W461(1台¥250,000、1989年頃)‥中古6万 当システムの第2のゲテモノ顔となる直径46cmのパッシブ・サブウーファで電源の強力なアンプで駆動すると地鳴まで再現。イレギュラーな取り組みとして、JBL4770Aの下側ウーファをサブウーファとして使っています。そして、ダメ押しとして床振動用のユニットをソファーベッドの真下に転がしています。

 このユニットは振動板が裂けて使えなくなったJBL4770AのウーファJBL 2226Hをガムテープで補修し、振動板が重くなったので遊び半分で床置きにしてサブウーファ用アンプにつないだところ、かなり効果的でハマってしまい、今では無くてはならない存在です。マトモに聴くと重低域の遅延が目立つことからAVアンプ側で他のスピーカーよりも遅延時間を20msecほど減らしPerfumeのパルシブな楽曲でも違和感が生じないようタイミングを合わせています。

④ フロントハイトSP‥JBL J216PRO(1台¥30,000、1985年頃)‥今年になって1.5万で入手し、以前から使っていたDIATONE DS-200Zのウーファエッジが、かなり劣化したので交換しました。典型的なドンシャリな音質ですがウチのシステムとの相性は抜群です。そしてフロントに見えるチッチャなオレンジ色のJBLロゴマークがJBL4770Aのホーンに貼られたロゴマークとともに物欲を満たしています。(笑)

⑤ サラウンドSP‥FOSTEX FP-203(1台¥10,000) SPボックスは1984年頃のステレオ誌で長岡鉄男氏設計の図面が公開され、その図面で自作してから38年間使い続けています。

 吸音材ゼロで能率が極めて高く細かい音まで再現でき②のセンターSPと共に音質的支配力が強いことから、本当の「ゲテモノ」になるかならないかのギリギリセーフ状態をキープできています・・(汗)

⑥ サラウンドバックSP‥ONKYO D307M(1台¥12,000、2001年)‥中古で3.3千円 ⑦ リヤハイトSP‥TEAC S-250(2台1組¥16,800、1997年)‥中古3.3千円 ⑥は実直な音質、⑦は素直な音質で、買い取り時の費用からしたら、両者ともアンプから大入力があっても破綻せず、お値段以上の良い仕事をやってくれています。(笑)

 次はアンプ軍団です。

⑧ PIONEER SC-LX901(¥451,000円、2016年頃)‥展示処分20万 当方としては珍しく新品で購入。2018年当時、10年近く使った同社LX81が剛力彩芽サンが主人公の吹替をして炎上した「プロメテウス」続編の「エイリアン・コヴェナント」を2018年1月に観賞中、前触れもなくアンプから全く音が出なくなり、アトモス対応の中古機を物色した結果、展示価格と僅差だったことから新品を即決しました。Made in マレーシア製で、もしも海外メーカーで同等品を開発・製造したら間違いなく200万逝くと思います。ある程度のスピーカーとサブウーファを揃えて「セッティング能力と根気」さえあれば自宅がドルビーアトモス対応の映画館になります。

⑨ SANSUI AU-α907DR(¥250,000 1990年発売)‥2台の中古を別々の時期に入手し計15万くらい使ったような気がします。2010年頃にPIONEER SC-LX81でKEFのiQ90をバイアンプ接続駆動で悦に浸っていましたが、たまたま907DRを安く入手しiQ90を鳴らしてみたらスピーカーが別物のように歌ってくれました。(単身赴任先の社宅4階まで33kgを運び上げるのに死にそうになりましたが・・)

 別の機会に、また907DRを安く入手でき、最初に入手した方は漬物石のように予備機にしていましたが、2019年暮にJBL4770Aを格安で入手でき、最終的に907DRの片チャンネルに4770Aのウーファを1本ずつ接続する「倍」アンプ駆動で使い、JBL4770Aの高域用ユニットはSC-LX901内臓のフロント駆動用アンプで無駄なく鳴らしています。SANSUIのプリメインアンプにはPOWER AMP DIRECTスイッチがあってパワーアンプ代わりに使っているほか、右チャンネル用はフォノアンプ&DS-2000の駆動用として使っています。

⑩ PIONEER M-90a(¥220,000 1988年発売)‥中古で5万 昔々、地元のオーディオ専門店で、このパワーアンプとエレクトロヴォイスのSENTRY500でヒュージョン系の楽曲を試聴させてもらい、大音量なサウンドが身体にぶっ飛んで来るのが衝撃的で後年、両者を中古で入手しました。SENTRY500はJBL4770A入手時の元手となって去りましたが、このアンプは③のサブウーファDS-W461の重たいアラミドハニカム46cm振動板とJBL4770Aから外して床振用にした動きの固い38cmウーファを軽々と駆動できる電源部が強力なアンプです。しかし、トップガン・マーヴェリック再生中、気絶する症状が再発して慢性的に気絶するようになり、11/20にAuro3D様、グランドスラム様、軽男GT4様のご訪問を受けた際もどうなるかが懸案でしたので故障を誤魔化すため・・もとい、重低音域の量感不足とならないためJBL4770Aの下側ウーファーSW化を企てた次第です。

 幸い、ご訪問中はM-90aの保護回路リレーがカチッと鳴って気絶することなく、お客様に過剰な重低音を味わっていただけましたが、当日はこのアンプのオレンジ色の出力メーターが気になって仕方ありませんでした。(汗)

 皆様、お耳がとてもよろしくて(特にパイオニアAVアンプご使用経験があるAuro3D様!)、まさか50Hzと80Hzのクロスオーバ周波数設定やサブウーファー帯域をウーファーでも駆動するダブルバス設定までバレるとは・・・おそらくアンプが気絶していたら間違いなく故障がバレていたことでしょう・・(汗々)

⑪ 床振動用アンプ‥SONY TA-N303ES (¥44,800 1989年発売) 1990年代後半、都内出張の帰りに秋葉原のダイナミックオーディオに寄って中古で2万円で持ち帰りました。新幹線に乗る上野駅まで、そして仙台駅から自家用車を停めた駐車場まで大変な「重い出」があります。このモデルは当時異例に大ヒットしたプリメインアンプSONY TA-F333ES ¥79,800(1984年発売)のパワーアンプ部をお安く提供したモデルで音質的に華がなく至って真面目なアンプですが、モノラル駆動に切り替えると300Wアンプになり、③のサブウーファDIATONE DS-W461も駆動できるため、⑩PIONEER M-90aのピンチ・ヒッターとして控えさせ、今回は床振動用サブウーファ駆動で活躍してくれました。

⑫ アナログプレーヤー KENWOOD KP-9010 ¥99,800(1988年頃) 2012年頃からアナログ盤に復帰して3台目に捕獲した以前から入手したかったモデルで5万円と割高でしたが、同世代のYAMAHA GT-2000に至っては定価を超越したプレミア価格で売っていますから、比較的玉数が出ているこのモデルはマシなほうでしょう。

 3月の震度6地震で被害を受けたオーディオ機器の保険金が下りて自力で修理し、浮かせたお金で被害を受けたカートリッジをオルトフォンMC-Q20に買い替えました。安っぽいオレンジ色ボディに8万近いお金は保険金が入らなければ絶対に買えませんでした。癖のない滑らかな音質でアナログ盤のプチプチ音が目立たないのが美点です。

⑬ ステレオ再生用SP‥DIATONE DS-2000(1台¥168,000、1985年発売) 7.7万円の中古で社会人になって欲しかったけれど買えなかった憧れのスピーカーが単身赴任先の青森県内で待っていてくれました。奥様から「青森に左遷になったんじゃない?」と揶揄されましたが、例え左遷されたとしてもゲットできたのは奇跡的!

 2020年のお盆前、125ccバイクで八戸市南郷の「ジャズの館」まで行った帰りに寄ったハードオフ十和田店にて店内をじっくりパトロールしましたが、最初はボロボロなサランネットで覆われ気付けず、二巡目(掘り出しモノを見落とさないよう毎回二巡してます。)で値札を確認し「DS-2000が2本で税込7.7万円?」と絶句しました。DS-2000を始めとするDIATONE上級機の値付けは両極端で良品は定価に近いお値段に対し、安物はウーファエッジが硬化し割れていたりツイーターやミッドのボロンドームがボロンとなって使いモノなりません。捕獲したのは前オーナー様が大切にされていたようでエッジ硬化が懸案のウーファーもエッジが張り替えられ、ツイーターやミッドのボロンドームも無事。(良く良く観察すると微かな黒ズミも有り)

 日光東照宮のような渋い木目に黄金色の中・高域ユニットの神々しい姿に興奮しましたが、店内で徹底的に視聴しました。特に左右音質差の有無は内部パーツの劣化が原因ですから粗大ゴミに為るか為らないかの分岐点につき、後々まで後悔しないよう良く確認してからお金を支払いバイクに積んで・・帰れず、青森市内の社宅まで片道約60kmをバイクで帰り、その日の内にアルトで再び十和田市内までスピーカーを取りに来ました。1本38kgを社宅1階の部屋まで運び入れるのに死ぬほど難儀したのは言うまでもありません。

 現在、JBL4770Aの右チャンネル駆動用のプリメイン・アンプSANSUI AU-α907DRのスピーカーB端子にステレオで接続し、アナログプレーヤーKENWOOD KP-9010のPHONO出力とユニバーサルプレーヤーpioneer BDP-LX88のバランス出力を接続しているので、ゲテモノスピーカー軍団のセッティングで音質的な「迷い」が生じた際は、即座にピュアオーディオに戻れ、一服の清涼剤?として役割を果たしています。

【オーディオ部門はここまで・・以下、映像部門は追加版として順次作成予定です。】

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