先日のオフ会の時に、いたちょうさん&BWさんから
「ローウーファーのカットオフ周波数を下げたらどうか?」
というアドバイスを頂きました。
以前は「200Hz」でウーファーとミッドを別けていたのですが、今回は「100Hz」に下げて25㎝ウーファーが『声』の部分になるべく被らないようにするのが目的です。
で、
既設のフィルターの 抵抗 と コンデンサ の定数を見てみると “10kΩ” と “10μF” だったので計算ソフトで周波数を確認したらざっくり160Hzでした。
200Hzじゃなかったのね、、、すっかり忘れていました。笑
んで、
その160Hzより下げようと定数をあれこれ考えていった結果、
使用したい超精密チップ抵抗(±0.1%)のラインナップが限らていて、
選択肢が「80Hz」か「64Hz」の2択になりました。
そんで、
80Hzだと声の下の方に被りそうですし、部屋の定在波で私のところは70Hz辺りに嫌なピークが出来るのですが、それがもっとひどくなりそうな予感がして64Hzに決めました。
思いっきり下げてみてダメだったら中間の80Hzに戻ろうと。
懇意にしている保護猫カフェで机を借りておしゃべりしながらDIYをさせて頂きました。
細かいハンダ作業に疲れたら猫たちに癒されつつ、なんだかんだと3時間近くかけてフィルター×8個を作り上げました。
なんと幸せな休日のアフタヌーン。。。
作ったフィルターをチャンデバのソケットで差し替えます。
こんなんでカットオフ周波数を好きに替えられるのはとても便利で、
これを作った過去の私よ 「グッジョブ!」
さてさて、上手くいくことを祈りつつ音出し。
うむ?
うむむ?
良いような、スッキリしてし過ぎて美味しいコクが無くなったような。。。
分からん。
という事で現状を知るためにOmniMicで測定。
ツィーターとミッドとウーファーのゲインの再調整を実施。
一旦は測定結果を見ながら周波数の形を良い感じにして、その後に自分の耳で 「好みの感じ」 に微調整しました。
その結果の測定値がこれです。
黒が今までの160Hzカットのグラフで、赤が64Hzカットのグラフです。
カットオフ周波数が160Hzの時には150Hz辺りにピコッと山があって多分これが「熟女声」の原因だったと思われますが、この「熟女山」が無くなったので声は熟女と清純派の中間地点になって、なかなかいい感じだと思います。
石川さゆりさんは「可愛らしい高音の声」と「ドスの効いた低音の声」を使い分けて歌うのですが違和感はほとんどないかな?
ただ低音のパンチ力が減った感じで物足りないような気がしています。。。
今までのキャラが濃かっただけ?
周波数のグラフ的には64Hzカットの方が綺麗で特性的には正解に近いとは思います。
が、
どっちが良いかはなんかよくわからなくなってきました。。。
これがマルチアンプ駆動の沼ですね。笑
ちなみに16㎝ウーファーと25㎝ウーファーの組み合わせはこんな感じです。
16㎝のSEASだけだとあっさりし過ぎるところに25㎝のダイアトーンがなかなかいい感じに補完しているのが分かります。
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CENYAさん、こんばんは。
仕事、早いな〜あ。
え??、ねこカフェでDIYですか。
お店のお姉さんに「何、作っているんですか?」って聞かれたら、何て答えるんですか?
やっぱりあった、「熟女山」、無くなっちゃうんですか。
何か寂しいな。
しばらく、弄り倒して、また、レポートして下さい!
いたちょうさん、こんばんは!
>お店のお姉さんに「何、作っているんですか?」って聞かれたら、何て答えるんですか?
A:「精密小型爆弾です、なにか?」
保護猫カフェは自宅の一角でオーナーさんが1人でやっていまして、私はオープン時から通っているので、オーナーさんはオーディオの事とかオフ会とか全部知っているのですよ。
だから
「高音と低音に音を分ける電気回路だよ」
って答えました。
『熟女山』は確かに未練があります。
何気にベースとか厚くて良い仕事するんですよね〜。
確かにやり過ぎ感は有りましたが、なんか気持ちよかったんですよ。
『熟女の小山』を作れるかもしれないので80Hzのフィルターを作り直すかもです。
CENYAさん
こんにちは
「マルチアンプ駆動の沼」にハマってますな。中森の「歌姫ダブル・ディケイド」は貴方にとって良い試練になると思いますが、もう少し自信がついてから聴いた方が良かったかもしれませんね。僕は長年、国内盤ノータッチでやってきていますから国内盤の特徴はよく知ってます。
「歌姫ダブル・ディケイド」のブラスは普通の国内盤のブラスより暗い、ハイ落ち、電灯色を感じませんか。当然、声も若干低めで熟女っぽさがあります。冒頭のジャリジャリのノイズでレトロな昔の帯域の狭いsp盤を回すような雰囲気が感じられますから分かると思います。洒落っ気を出した珍ソフトなので標準を出すにはかなり難易度が高い気がします。パスした方が良いかもしれませんよ。(笑
bb7さん、こんばんは!
はい、「マルチアンプ駆動の沼」にズッポリはまってしまっています。笑
これと同じようなことをスピーカーメーカーの設計者はやっているのでしょうね〜。
スピーカーネットワークを作り替えては聴く、作り替えては聴くみたいな。
設計者にとって周波数測定の結果を揃えるってのは初歩の初歩というかスタートラインに立ったようなもので、そこからLCRの定数を変更して「力感」「音色」等々の測定できない感性の部分を詰めていくのでしょう。
「測定値や特性が良い=音が良い」というのは普及機までの話で、それ以上の音を求める場合は「人の感性に訴える」もしくは「動物的な聴覚でリアルと錯覚する」ところまで自分の耳でもっていくしかないと思います。
私がやっていることも手段は違えども目的は同じです。
失敗も含めてこのような実経験を積み重ねることによってベテランとなり勝手に自信がついてきますので、未経験の部分に対して積極的に挑戦していきます。
抵抗やコンデンサのメーカーを変えても音が少しずつ変わってくるので、「自分の好み+普遍的に良い音」を究極的に詰めていけるマルチ駆動最高!
いやー沼の中で楽しんでいます。
bb7さんはご自身のスピーカーでこんな聴き方をしたことありますか?
「ツィーターだけで鳴らす」
「ミッドだけで鳴らす」
「ウーファーだけで鳴らす」
「ツィーター+ミッド」
「ツィーター+ウーファー」
「ミッド+ウーファー」
まあ、普通はしないですよね。
これらのパターンを聞き比べることによって各ユニットの特徴がよくわかってきて、それらのユニットをどのような配分で組み合わせれば美味しい音になるか、というのがなんとなく見えてきます。
レシピ本を見ずに素材の味を理解した上で料理するみたいな感じです。
ちなみに私のシステムでは異なるウーファーを2個使っているのでさらに深い味わいの調理ができます。
この楽しさがbb7さんに伝わると嬉しいです!
CENYAさんへ
こんばんは
僕のプリアンプを作ったトヨさんはアンプだけでなくSPもユニットだけ買って箱からネットワーク、チャンデバまで自作していたのですが、SPだけはメーカー品にはかなわないと言って途中で白旗振ってしまいました。
是非とも、貴方が成功することを心より祈ってます。
bb7さん
トヨさんのエピソードありがとうございます。
なんか妙に納得できました。
アンプやチャンデバなどの電気回路関係は理屈と結果が結び付きやすく、理想とされる回路と特性の良い部品を使えば、良い音が出るという成果に結びつきやすいので、技術者が実力を出せるエリアだと思います。
スピーカーは理屈だけじゃなくて「感性」やこれまでにない形を創造する事が出来る人、つまりは技術力を兼ね備えたクリエイターじゃないとメーカー品を越えることは出来ないいうことかなと思いました。
私は技術者じゃないですがクリエイター気質が有ると思っていますので、もしかしたらメーカー品を超えられるかも。。。
と、高い目標を持って楽しみながら頑張ります。
CENYAさんへ
貴方は成功するように感じています。それはCPを使えることです。当時は感ピューターしかなかった。(笑) さらに、ユニットを逆相・正相で使うテクニックが当時は知っていても位相が合わないとして考えに及ばなかったのではと思います。チラッとそんな表現を最近彼から聞いたことがありますので。
ウイルソンなどはユニットを逆相・正相で使うテクニックを完全に掌握していますからね。メーカーはこの辺の深さが違うのでしょうね。
CENYAさん
お疲れ様です。
チップ抵抗のはんだ付けは本当に大変ですよね。「LSIと比較すると楽!」なのでしょうか?私は挫折しました。
一度も聴かずにコメントすることは憚られるのですが、160Hzなら下げなくても良いのではと思います(アレ、bb7さんと同じ意見かな?)。
あと、これも誠に勝手ながら、
HIGH:3.4kHz~ Hiqphonソフトドーム19㎜(+サイドツィーター×2)
MID :80Hz~3.4kHz SEASマグネシウムウーファー16㎝ X2
LOW :~80Hz ダイアトーンSW-G50ウーファー25㎝
というのは如何でしょうか?SEASマグネシウムウーファーに期待します。中高域までダブルになるのは良くないかなぁ。
ちなみに拙宅のシステムは、
HIGH:300Hz~ T80
LOW :~300Hz TW3
SW :~50Hz TW5
他人のシステムでも考えるだけなら作業も無く楽しいです!
のびーさん、お疲れ様です!
160Hzから64Hzに変更して抵抗とコンデンサが馴染んできたのか(耳が慣れたか)いい感じです。
やはり『熟女山』は流石にやり過ぎだったようです。笑
80Hzのパターンが美味しいかもしれないので、近々やります。
のびーさんが思い描いて下さったミッド×2発の案は面白いですねー。
コレは週末に確認してみます!
結果は改めて報告します。
CENYAさん、
相変わらずのバイタリティには感心させられます。
チャンデバ使用のマルチアンプ駆動はメーカー製のSPの一番のネックになっているウーファにシリーズ接続されているコイルを使わないで済むことが大きなメリットですね。
そして市場では今でもウーファとスコーカーの極性が逆になっているようなSPも多いわけですからそれらに比べればはるかに優れたインパルス応答を実現可能な点でも有利だと思います。
その上でのお話ですが、気になったことがありましたので少しコメントさせてください。
最初に
≻既設のフィルターの 抵抗 と コンデンサ の定数を見てみると “10kΩ” と “10μF” だったので計算ソフトで周波数を確認したらざっくり160Hzでした。
とのことでしたが、抵抗コンデンサの値の桁が違ってませんか?
少なくとも“10μF”はあり得ないような気がします。
それから3wayの場合はパッシブだとプリの出力インピーダンスとパワーアンプの入力インピーダンスの影響が無視できなくなって正確なクロスオーバー周波数を得るのが難しいと思われます。
私だったらOPアンプのバッファーを使うと思います。
測定された周波数特性は素晴らしいと思いますが、たぶん密閉型のウーファーによると思われる低域だら下がりが見られるので50H以下を少し持ち上げたくなります。
バッファーを使うとその辺の自由度も上がると思うのですが…
まあ、OPアンプを使うデメリットもなくはないのでやってみないとわからないかもしれませんが…
言いたいことを言わせていただきましたが、私は目が悪くなって細かいハンダ付け作業はもうできないのですごいなぁと思ってます。
これからも爆走を期待しています。
妄言多謝。
K&Kさん、こんばんは!
どでかいコイルを使わない音は鮮度が明らかに高いのでこれは大きなメリットですね!
コンデンサの10μFは仰る通り誤記です。汗
正しくは「0.1μF」でしたー。
実は今、中古のTA-DA3200ESを格安で入手しまして、それを分解して回路を確認調査(勉強)しています。
目的はいくつかあるのですが、その一つがチャンデバ回路(フィルター回路)のアンプ直組み込みです。
私の妄想としてはプリアンプ基板とパワーアンプ基板の間にフィルター回路を入れられたら良いなあです。
電気回路的にプリアンプの2次側にチャンデバを入れるのはアリなんでしょうか?
アンプにXLRの入力端子を1個増設します。
そこからTW、ミッドWF、ローWF1、ローWF2の4信号を分岐してプリアンプの1次側に入力します。
各々のプリ出力にフィルターを付けてパワーアンプに入力する。
という妄想です。
この時に25cmウーファーに対してOPアンプで急峻なスロープを作って4WAYにするのもありと思っています。
もうしばらくしたら分解した基板を日記にアップしますので、その時は分かる範囲でアドバイスを頂戴したいです!
CENYAさん、こんにちは。
近くにこんな素敵な猫カフェがあるなんて、羨ましい!
そんな幸せな空間で食事したり、作業をしたり 幸せなひと時ですね。
猫ちゃん達のモフモフに埋もれたい・・・
スピーカーも改造しているとのことで、いろいろ大変ですが納得のいく完成を祈っています!
メカや電気のことはさっぱり分からないのでコメントできませんが、いろいろ出来ちゃうCENYAさんは凄いなぁ~(汗
ケニティーさん、こんばんは!
レスありがとうございます。
保護猫カフェは2年ほど前にオープンしたのですが、オープンちょっと前から知り合いになってそれから通っていたので、ほぼ店の一員みたいな感じです。
試験勉強したり、パソコン作業したりとお客様みんな割と自由にやってます。笑
今度越谷でオフ会する時には、ここで懇親会しましょうね!
ネコ話でも盛り上がりましょう。
今日は非常に寒いので猫団子の中に入りたいです。