8月26日、グランドスラム邸を3時半ごろ出発、友の会メンバー一行は仙台へ向かったのでした。前夜祭はM1おんちゃんさんが設定してくれた店、牛タンの喜助駅前中央本店でしたが、出てくるものがすべて牛タンが絡んでいるという、なかなかこだわりのお店で印象に残りました。
27日は、2グループに分かれ、M1おんちゃん邸と軽男GT4邸訪問を午前と午後で交換するというスケジュールでした。donguri、午前中はM1おんちゃん邸、午後は軽男GT4邸にお伺いいたしました。
M1おんちゃん邸
donguri、本年6月末に訪問したばかりで、その時の訪問記はPhil-Mの日記に書かせていただきました。マルチチャンネル再生に関しては、その時からの変化は、AVアンプがDENONのAVC-110からMarantz AVプロセッサ AV-10とパワーアンプ AMP-10の組み合わせにグレードアップされています。今回のフォッサマグナツアーに合わせ置換・セッティングを遂行!恐れ入りました。
AV-10はAuro3Dさん押しDirac Liveが使えるようになっていますが、さすがにそちらの導入は間に合わずAudysseyでの音場補正でのマルチチャンネル試聴となったかと思います。
フロントの3個のスピーカーはB&W 800D3、サラウンドL・RはB&W 803D3、サラウンドバック(シングル設定)B&W 800D3、フロントのL・RのパワーアンプはEsoteric M1、センタ―用にバイアンプ駆動でEsoteric S1というところは6月と同様です。
まず全般的な印象としては、もともと上記のハイエンド仕様で、衝撃のクオリティをだしてるお部屋でしたのでdonguriの耳には大きな印象の変化は有りませんでした。805D3でサラウンドをやっているdonguriの耳には慣れ親しんだ800系スピーカーによるサラウンドということで、前日までの2か所のお宅で緊張しつつ聴いているという感覚から我が家に戻ってきたような安心感を感じる音で思わず顔もほころんでました。やっぱB&Wの音が好きなのね。M1おんちゃん邸は中低粋の迫力がdonguri部屋がかなわないレベルで出てきます。それにはB&Wサブウーファー BD1DとBD1の2台体制も貢献しているものと思われます。
M1おんちゃん推薦のCredoを6月以来再度聴かせていただきましたが。一段と素晴らしかったです。(すばらしいのですが、この曲聴く時は覚悟がいります。)
Auro-3D再生については、会長が盛んに現在のハイトスピーカーJBL8340Aのアップグレード勧めておりました。donguriもハイトスピーカーに805D3を導入したら、ワールドクラス・究極のAuro3D再生環境!だなと思えます。一方で14畳の部屋で805が数個、壁の上方に配置したら圧迫感も半端なくなりそう。しかしM1おんちゃんさんなら、やってしてしまうかもしれないとひそかに期待してしまうのでした。
軽男GT4邸
27日午後は、仙台の郊外に位置する軽男GT4さんお宅、初めてとなる訪問でした。そしてこれがツアー最後の訪問先となりました。
軽男GT4さんのリスニング環境は、約20畳以上あるという納屋を利用して構築したもの。AVプリは、最近導入のMarantz AV-10、フロアスピーカー用パワーアンプはデビアレ、一層のスピーカーは、部屋面積の余裕がないと導入困難と思われるS9800(幅50cm重量90kg)がフロントLRとサラウンドLRの4チャンネル。そして圧巻なのがJBL SVA2100という25cm直径のウーファー/スコーカーが2個+高域ユニットで構成される重量が40kgを超えるスピーカーをハイトスピーカー(4台)として使っているというところです。
donguri、JBLのスピーカーをちゃんと聴くのは初めてです。コンプレッションドライバーといわれる高域担当の部分はラッパのような構造に見えます。
軽男GT4さんのシステムでまず素晴らしいと思ったのは、課題曲 Kind of Blueの管楽器の音でした。ホーン型の構造が目立つという見た目による先入観によるものかどうかわかりませんが、B&Wでは味わったことのないラッパの生々しさを感じさせてくれる音でした。
あとはロックのホテルカリフォルニア、12弦ギター、エレキギター、ベース、ドラム、ボーカルdonguriの理想と思える音でした。ロックの音や!donguriこの曲は若い時自分で演奏してました。楽譜ももっておりますし、自分ですべての楽器を演奏して多重録音して遊んでいたのですよ。なのでこの曲に関しては耳が肥えてます(?)その昔聴いたイーグルスの音がよみがえってきて若返った気分になりました。
Auro-3D再生では、Auro3Dさん持ち込みの音源で聴かせてもらった、ベルディのレクイエムのライブ感と迫力、花火大会では上からふってくるおなかに響く低音の表現は圧巻というしかなかったです。ほとんど本物ですよ。
そして最後に一番印象に残ったのが、ホストがお好きでよく聴いているというブルックナーの交響曲でした。管楽器が分厚く鳴る部分のリアリティ、美しさが失われないながらの力強さ、それに加え弦の感じもいい感じで素晴らしかったです。この音を聴いてJBLのスピーカーが欲しくなってしまいました。でもミッドクラス以下の手が届きそうなクラスのスピーカーでどこまでいけるのでしょうかね?軽男GT4さんの音のように感動できるレベルにするためには相当努力しなきゃ無理かも。
donguri、このツアーで4カ所の異なったシステムの音を続けて聴くことが出来ましたが、ホストが気に入って聴いている、推奨の楽曲を聴かせてもらうと、そのお宅で聞いた中で一番良いと思われる楽曲の1つとなることが例外なく起こりました。
そこで、「オーディオシステムはその所有者が好む音楽が最もよく聴こえるように至適化される」という法則があるのではないかという仮説を持ち始めました。さもありなんという気がしませんか?
最後になりましたが、この度の仙台の滞在中お世話になりましたM1おんちゃんさん、軽男GT4さん、大変なお気遣いありがとうございました。心より御礼申し上げます。
コメント ※編集/削除は管理者のみ
donguriさん、こんにちは。
感想は本当に人それぞれですね。
同じシステムを、同じ時同じ音源で聴いたとしても感想は時に正反対だったりしています。
・「上下のつながりが悪い」と評価した人もいれば、「上下のつながりがよい」と評価した人もいます。
・「あるメーカーの音が好き」と感じた人がいれば、「あるメーカーの音は嫌い」と感じた人もいる。
自分のこれまでのサウンド方程式は下記でした。
サウンド=<機器>×<部屋>×<調整>
この<調整>は、人間が自分でやるか、機械の制御でやるか、手法は様々ですが同じ扱いです。加えて、機械の制御で調整を実施するにしても「使いこなし」が大事なことは皆様の日記を拝見していて感じています。
そこに足りなかったことが、そして大きな影響を占めるのが、<人>の要素なのだと気付かされました。だから、方程式も見直します。
サウンド=<機器>×<部屋>×<調整>×<人>
・人により「好みの音楽は様々である」(これは当たり前としても)
・「人によりうるさいと感じる帯域は様々である」
・「人により馴染む音は様々である」
それでも、やっぱり
・「ホストが気に入って聴いている、推奨の楽曲を聴かせてもらうと、そのお宅で聞いた中で一番良いと思われる楽曲の1つとなる」
・・・自分も同感です
◇オーディオは奥が深くて面白いです。生涯楽しめる偉大な趣味ですね。
donguriさん、こんにちは。
ツアー参加お疲れ様でした。
今回はMarantz AVプロセッサ AV-10とパワーアンプ AMP-10の組み合わせを何とかツアーに間に合わせることができましたが、まだまだセッティングが行き届いてないところもあり、正直自分でも満足な音を出せている感じではありませんでした。
参加者のなかでもB&Wのユーザーであるdongriさんからはある種の評価と温かい励まし
のお言葉をいただき感謝しております。
第二層のSPと部屋のキャパの課題については会長はじめ多くの方からご指摘を受けているところです。
先ずはDirac Liveでどこの部分が改善するか楽しみにしています。
次はdongriさんの所を訪問させて下さい。
M1おんちゃんさん
コメントありがとうございます。
新機材の導入後の調整大変だったと思います。
お部屋が美しくなっていたのも感じておりましたよ。
今後もいろいろやることがあって大変、、、いや楽しみですね。
B&W 700S3シリーズはかなり800Dシリーズに肉薄しているみたいですね。
805D3はウーファー16.5cmものにしては小型と思います。(KEF R3と比較して思った)
スピーカーの色がブラックだとM1おんちゃんの部屋だと壁に溶けこんで圧迫感は少ないかなとも思ったりしています。
donguriさん
先日はお疲れさまでした。また、過分な評価をいただきありがとうございます!
私は普段クラシック(しかもオーケストラ物)しか聴かないため、今回のツアーで本来JBLが得意とするジャズやロックがどう評価されるのか心配しておりました。
ホテルニューカリフォルニアを再生した際にdonguriさんから満面の笑みとお褒めの言葉を頂いて、とてもうれしかったです。
普段クラシックを聴くときは弦楽器を意識して聴いているのですが、なぜかいつも琴線に触れるのは管楽器です(笑)ここはさすがJBLといったところなのでしょうか?
Auro-Matic化して聴くとJBLがB&Wになったように奥行き感が出てくるのも面白いです。
実は母屋の方にNautilus800とDevialetがあるので、その鳴り方の違いも聴いていただきたかったです。今度遊びに来られた際は是非お立ち寄りください。
ただ、まだ追い込み途中ではありますので、今後も勉強しながら自分の理想の音を追い求めていきたいと思います。
軽男GT4さん
コメントありがとうございます。
軽男GT4さんが出されている音はdonguriの好みにはまったようですね。
同じ音は簡単には出せないとは思いますが、好みの音になる原因として、
スピーカーは当然ながら、Dvialetも要因なのかも。
Devialetで駆動するB&Wの音がどうなるのか興味が湧いてきております。
Nautilus800とDevialetの組み合わせだと、
今回聴かせていた音の傾向と違うのでしょうかね。
donguriさん
実は今、先日の復習も兼ねて、色々試しておりました。
さて、母屋のDEVIALETとNautilus800の組み合わせは正直、納屋のJBL以上です。低域の沈み込み、位相がぴったり合った音。
それがDEVIALET最大のセールスと思っております。
我が家でNautilus800のSAMデータを取ったときのデータです。
https://www.devialet.com/ja-jp/expert-pro-sam-ready-speakers/bw/nautilus_800/
実際、当時使っていた国産パワーアンプでは出なかった帯域まで出るようになりました。(家が揺すられます(笑))
位相もバッチリ合って今まで大型スピーカーと思っていた800が805のように口が小さくなりました。
で、この機能を持った母屋のDEVIALETを納屋に持ち込み、JBLを駆動したところ、想像以上でした(笑)早くやっていればと後悔しています(笑)
マニフィカトのパイプオルガンが全然違います!
因みにDEVIALETは小綺麗で明るい感じの色付けと思います。ここが気に入るかどうかでしょうか?私はDEVIALETとB&Wの組み合わせはベストだと思っています。
軽男GT4さん
DEVIALETのSAMという機能を使っているという事ですね。
グラフを見ると、理想のスピーカー駆動を実現としている感じがします。
>私はDEVIALETとB&Wの組み合わせはベストだと思っています。
なんか悪魔のささやきを聞いたような気がします。
ところで、DEVIALETを使っている場合でも、
Dirac Liveによる音場補正は有用なのでしょうか?
先日お伺いした時は、Dirac Liveを利用していたのかどうか、
記憶が曖昧です。すでに試しておられたということでしたら、
どの様な感触をお持ちでしょうか?
Dirac Liveは使用しておりません。Audysseyも距離補正のみ使用しております。
ハイトスピーカーSVA-2100のみスピーカー側で+3dB高域補正しています。
Dirac Live+SAMについては近いうちに対応していこうと思います。
位相補正をどちらにさせるかは検証次第と思いますが、できればSAMを使いたいので、可能であればDirac Liveでメインスピーカーのみ補正なしでいけないかと?
805D3のSAMありました。24Hzって本当でしょうか!?
https://www.devialet.com/ja-jp/expert-pro-sam-ready-speakers/bw/805-d3/
悪魔のささやき
確かに魅力的に思えますが、実際にDEVIALETじゃなくてもぴったり位相を合わせたり、沈み込むような低域を再現されている方はいらっしゃるので、使いこなしじゃないかと?
私はその辺の知識が皆無なので、便利なDEVIALETを使っています。
ただ、私が購入検討していた時、新品の802D4が国産のパワーアンプで全然鳴らなかったのに、DEVIALETの一番安い140PROで雄大に鳴っていたのを聴いて購入を決めました。
結局買ったのは一番高い250PROでしたが・・・。