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Live Extreme「世紀を継ぐ奇跡の競演inオルゴール博物館」の期間限定再配信 Auro-3D 13ch/48kと11ch/96kを比較

日記・雑記
日記・雑記
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2024228日、オルゴール博物館のミニコンサート、KORG Live Extreme世界初Auro-3D 96K配信があったのでしたが、待望の期間限定再配信が831日まであり、2月の生配信の時は社宅部屋ローエンド環境での視聴だったのですが、今回は自宅でジックリ聴くことができましたのでその感想を日記にいたします。

自宅の環境は
部屋の大きさ、短辺3.4m、長辺4.5m、高さ 3.4m 基本パイン材の壁に各種音響調整あり
ネット:楽天のひかり回線
PC: Windows 10 DELL Inspiron (有線LAN)
AVアンプ:Marantz CINEMA 30、パワーアンプ+LINN AKURATE 4400 (L, C, R スピーカー駆動用)
Dirac Live Room Correction + Dirac Live Bass Controlで音響補正
スピーカー:(6.2.4+1 Auro-3Dに至適化した配置
 1層 L, R, C, Surround L, Surround R, Surround Bach single 以上B&W 805D3
 2Front Hight LFront Hight CFront Hight RSurround Hight LSurround Hight R 以上B&W 707S2
 3層 Top  B&W 705S2
 サブウーファー B&W DB4S 2

社宅の環境
ネット:アパートの共同ネット回線(会社不明)
PC: 自宅と同じ
AVアンプ: 2月のライブ配信時DENON AVR-4500H (現在Marantz SR-8015
スピーカー: (7.1.4)
 1層 2月のライブ時は、 L&RB&W 706S2Center: IMAGE 21Surround L, Surround R, Surround back LSurround Back R: Audio Pro IMAGE 40 (その後 L&R IMAGE 40)
 2Front Hight LFront Hight RSurround Hight LSurround Hight R 以上Aurio Pro IMAGE 11
 サブウーファー Audio Pro B27.2
 2層スピーカーは一層のLRSurround L, Surround Rの真上にあるAruo-3Dに至適化した配置

今回の注目点は、
1)  社宅と自宅でのAuor-3D Live Extremeの音の差
2)  自宅での Auro-3D 13ch/24bit/48k11ch/24bit/96kダイレクトモード、同拡張モード(センターハイト+トップSPを鳴らす)の3種の音質、音場の違いはあるのか?
でした。

1)  2月に社宅で聴いたライブと今回の自宅での再配信の音の差

2月の時は、Auro-3Dの環境を整えてぎりぎりライブ配信に間に合った状態でした。その時の感想は、
「会場の空気感の再現についてはこのローエンド再生環境なのによく頑張っていると思いました。会場に観客はいない配信でしたが、スタッフの数名の方だと思いますが、一曲ごとに拍手を送っておりました。これが結構リアルに現場感を醸し出しておりました。右側の人の拍手より、左後ろの人の拍手がなぜがでかいのですよね。マイクに単に近かったのかね。あと、リモネールは演奏がスタートすると、楽曲データ用のパンチ穴の開いた紙をフィードするためにモーターが回転を開始するのですが、その音は前の方上方からの降ってくる感じが出てました。」
と、会場の雰囲気をそこそこ表現できたという感じでしたが、今回の自宅の環境では、Auro-3Dのいずれのフォーマットでも、オルゴール美術館の会場の空気感、MCの声、後ろ側にいたスタッフの拍手やざわめき、自動再生装置の動作音、ピアノの音、マリンバの音、オルゴールの音などなど、いずれも非常にリアルに再現できてるなあと思えました。再生環境の違いによる差は明白に出てくるものだと実感いたしました。それにしても、もともとの11chや13chかつハイレゾストリーミング配信が高音質だから再生環境の違いもわかるというものなのでしょうね。Live ExtremeAuro-3D配信今後もいろいろやってほしいです。

2)  Auro-3D 13ch/24bit/48k (13ch)、 11ch/24bit/96kダイレクトモード(11chD) 11ch/24bit/96k拡張モード(11chE)の差は?

【印象】
MCの声、会場の音
 ONマイクで拾われているMCの声の音質、11chDの方が声そのもののリアリティが高い。会場音の様々な音(ロールの巻き戻し音やコンプレッサーの音、スタッフの足音、咳払いなど)も、11chDの音質のリアルさが優っている感じがした。ただ、全体的に感じる空気感としては13ch11chD、11chEの間でほとんど優劣はつかないと思った。
・ピアノの音
 「音質」は11chの方が、よりリアルかもと思えた。音像や音場的な感覚はほとんど11ch13chの差はほとんどないと思われた。
・マリンバの音
 11chと13chで音質の差は感じられなかった。音像、音場感もほとんど変わらないと思われた。
・リモネール (超大型オルゴール)の音
 音場感だが、わずかな差だが、13chが一番自然な感じと思われた。11chDはやや前方や上方からの音が13chに比べと薄く感じる。これを11chEにすると、こんどは前方、上方からの音が太くなり13chより目立つ感じになった。
・その他
 今回、あれっ?とおもったのは、ピアノやリモネールの音ですが、13chの再生時に、拡張モードじゃなくダイレクトモードにAVアンプをしておくと、若干より生っぽいじゃないかと思うことがあった点です。これ、ただの気のせいかもしれません。今後、確認必要。
 4時間近い再生比較中、11chの再生の際の方で2回くらい音切れが発生しました。

【結論】 
 今回のストリーミング音源では13ch48k11ch96kの音質の差はわずかであると感じられました。donguriの環境・再生機器レベルではどちらも満足できる音質でした。ライブ感を十分楽しむことができました。
 11ch⇒13ch時の平面波効果/低域迫力増強もあまり感じられず、donguriの最近のサブウーファー2台強化が差を感じにくくしているのではと思いました。
 音場感の演出については13ch11chの優劣はつけがたい感じでした。10畳サイズの部屋では差が分からないが、もっと容積の大きな部屋では差が明確になるかもしれないと推察しております。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. 追試報告、素晴らしい!!!とても参考になりました。

    特にStormではできないので自分のブログで「残された課題」としていた、「11ch/24bit/96kダイレクトモード(11chD)、 11ch/24bit/96k拡張モード(11chE)の差」についての記述を興味深く拝読しました。

    あのソースは、残念ながらもう聴けなくなってしまっていますが、「暗騒音」てんこ盛りで(笑)、でもその方が<オーディオ的に分析的に聴くには>、いい音源となっていましたよね。いやあ、是非、Donguri邸のシステムでも聴いてみたかったなあ!

    最も興味深かったのは、その「暗騒音」の部分で、「11chDの音質のリアルさが優っている感じがした」という部分です。これ、つまり、11chEよりも音質がいい、逆に言うと、11chEにすると音質が落ちる、ということですよね?

    私のシステムでは比べられなかったので、実体験に基づいたコメントはできないのですが、論理的に考えると、11chは同じ音質の96の音源が入っていて、その同じ土台の上にHCとTOPにExtendされているだけだとすると、音質はほとんど変わらないのでは?(96と48の比較なら論理的に=笑=理解できますが)と思っていたのですが???

    仮説的にこの解釈を考えてみれば、Donguri邸は第一層より第二層のSP群の方が「やや質が落ちる」ために(それでもハイラインですが、相対的な問題)、11ch再生(実質10ch)だと、805D3の支配率が60%であるのに対し、13ch再生(実質12ch)だと、それが50%に低下するからでは? どうです、この仮説?(笑)

    この仮説を検証するには、もうワンセット805D3を入手して、HCとTOPを入れ替えてみる!!! 私の長年の(笑)実験経験では、この二つのSPは奥行き感の創出に非常に大きな役割を果たしているので、そこも結構変わるかもよ? 是非(爆)

  2. Auro3Dさん

    コメントありがとうございます。

    >私のシステムでは比べられなかったので、実体験に基づいたコメントはできないのですが、論理的に考えると、11chは同じ音質の96の音源が入っていて、その同じ土台の上にHCとTOPにExtendされているだけだとすると、音質はほとんど変わらないのでは?(96と48の比較なら論理的に=笑=理解できますが)と思っていたのですが???

     ExtendとDirectの差は微妙と思ってます。差がありそうかどうか何回も繰り返してるとそれほどでもと思ったりしますので。ブラインドテストで確実に差を当てる自信はない程度のものと思ってください。これまでblu-rayなどの他のソフトでの経験では、CINEMA30にしてからは1層レベルでの音質が劣化するということは無かったです。変化を感じるとすると主に音場感の変化ですね。

    >この仮説を検証するには、もうワンセット805D3を入手して、HCとTOPを入れ替えてみる!!! 私の長年の(笑)実験経験では、この二つのSPは奥行き感の創出に非常に大きな役割を果たしているので、そこも結構変わるかもよ? 是非(爆)

     サラウンドバックの1台をセンターハイトに回してみてどう変わるかは、やろうと思えばできます(ただ、805をハイトに位置におくのは圧迫感が強すぎると感じます)。
     しかし「もうワンセット」の追加については、研究費が足りません。

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