風林火山八王子邸訪問記

日記・雑記
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4月10日(金)、Harubaruさんと一緒に風林火山八王子さんを訪問させていただきました。

クルマが4台(5台?)は駐車できるスペースのある豪邸。
大きな玄関から広い階段を上がった2階の一室がオーディオ・ルーム。
Philweb上では13畳ほどということでしたが、もう少し大きく感じます。

正面奥に2ch用のタンノイとマルチ・チャンネルのフロントのJBL、そそてセンターとして使われているフォステックスのスピーカー群が並びます。

[:image1:]

ちょっと面白いのはフォステックスの2本のスピーカーでセンターを構成しているところ。センター1本だとTVの画面が見にくいからというのがきっかけだとのことですが、これが結果的に良かったようです。

前はこのフォステックス5本でマルチを構成していたのを変更してフロントにJBLを据えたことによって格段にクオリティが上がったとのこと。
一般的に位相を揃えるという観点から5本とも同じスピーカーを使うことが理想とされていますが、やはり、実際にやってみなければわからないことがあるようです。マルチ・チャンネルでの安定感のある再生音はこのフロントのJBLが大きく貢献しているのでしょう。

最初に聴かせていただいたのが、グレース・マーヤのライブ盤(下の写真右側)からモナリザ。
マルチ・チャンネルでの再生です。

[:image2:]

ジャズクラブでのマルチ・チャンネル・ライブ録音は珍しいのではないかと思いますが、ヴォーカルの奥行き感もよく出ていて臨場感抜群です。
比較のため、タンノイでの2ch再生と比べてみたのですが、これはやっぱりマルチ・チャンネルの方がいかにもジャズクラブにいるという雰囲気感があっていい感じです。

LINNレコードのバッハの無伴奏チェロも残響の多いホールでの柔らかい響きが魅力的。(上の写真左側のDisc)
この2枚は帰ってから早速ポチってしまいました。

シェヘラザードは風林火山さんが、ゲルギエフのをかけてくださったので、たまたま、私が持ってきたカルロ・ポンティのと比較。

[:image3:]

ヴァイオリンの音やオーケストラのダイナミック・レンジなど一長一短なのですが、私は個人的にはコンプレッサーが強くかけられていると思われるゲルギエフ盤はちょっと苦手。
風林火山さん、Harubaruさんはどう感じられたでしょうか?

風林火山さんがHarubaruさんから借りているルビジウム・クロックの有り無しでの比較も行ったのですが、これは面白かった。クロックで音が変わるというのは私にとって初めての体験。考えさせられてしまったのは、ソフトによって評価が変わるということ。タンノイで聴かせていただいたフュージョン系の曲では明らかにルビジウム・クロック有り方がクッキリ、ハッキリ系の音でピントがしっかりあった感じで気持ちいいのですが…

私が持ってきたキム・チョン・ファとツィマーマンのリヒャルトストラウスのヴァイオリン・ソナタではピアノの音はクロック有りがいいし、ヴァイオリンの音はクロック無しの方が聴きやすいという何とも微妙な結果。

[:image5:]

クロックを使うことで解像度は上がるのでしょうがそれがかならずしも聴感上の心地よさにつながらないということなのでしょう。

このクロックはHarubaruさんが知り合いのクロックを専門に手掛ける技術者に作ってもらったもので最初の写真の正面のTV下のラックの上段、中央に鎮座している大型の筐体に納められたもの。高額な機器なので、風林火山さんもこれからどうするかについて決めかねておられるようです。

最後は、Blu-ray Audioもマルチ・チャンネルで聴かせていただきました。

[:image4:]

これも魅力的でしたが、ウチの経済状態を考慮して購入はまだ留まっています。(笑)

風林火山八王子さん、ありがとうございました。
次回は拙宅にもお越しください。

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