みなさま、こんばんは。
7月にやなさんES9038DM基板を入手してから、少しづつ部品を揃えて自作していたDACがやっと動き出しました。
初期エージングが終わり、簡単に音質を整えただけの状況ですが、取り合えず報告させていただきます。
簡単に内部の構成を説明しますと、以下のようになります。
部品代の合計は、約12諭吉です。
デジタル部分:やなさん ES9038DM基板(ES9038 Dual)
差動合成部分:日本光電 KB-3(タムラTPB-203)×2台
HDMI受信部分:レシーバDS90C402 ×2個(helicatsさんのまね)
USB入力部分 :未導入(Combo384を組込み予定)
安定化電源 :やなさん TPS7A4700デュア)ル電源基板 ×3台
電源トランス:トロイダル(6.3V 1.6A×2回路)×3台
作成時に色々ノウハウが溜まりましたが、話が細かくなるので少しだけ書いておきます。
・セラミックチップコンデンサは、10%誤差以下のものを使う。
誤差の大きいものは電極振動し易くて、音質上好ましくないものが多いらしい。
・4行表示のLCDは、必ず指定のSC2004CSを使う。
SC2004AS等は初期設定の仕方が違うようで、2行しか表示されない。
・差動合成用のトランスは、入出力インピーダンス、昇圧比、容量(dBm)を良く
確認してから選択する。
(どのように選択するかについては、別途、記事にしたいと思います。)
・ES9038等、足の間隔が狭いICのハンダ付けは、必ず0.3mm径のハンダを使う。
肝心の音質ですが、手元にあるAK4495やES9018シングルDACと比較してみました。
電源や差動合成回路が違うので厳密な比較はできませんが、参考程度ということで書いて見ます。
この自作DACの音質傾向は、音の密度が高くて厚みがあり、立体感が良く出るように思います。
高域の刺々しさは少し抑えられるようでヴァイオリンが聴きやすくなり、ウッドベースなどは量感があって切れも良いので実在感が増す感じですね。
おまけで、ラズパイ3とI2S直結実験中の写真です。
まだまだ、音質面の調整が必要なので、落ち着いたころに大きな変化があれば報告させていただきます。
長々と書いてしまいましたが、これからES9038系DACを作成したり導入される方の参考になれば幸いです。
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