今週末に、mixiでウーファーの低音の質感の調整方法についてやり取りさせていただいた方と、オフ会をやることになりました。初めての方をお招きするのに、まさかコーラのビンとケースに竹が刺さった状態は恥ずかしい!と思い、森林浴サラウンドの実験も第1期は終了することとしました。
今回の結論は、ステレオでマルチの立体感や音像のクリアさに近づけたいなら、リスニングポイント後方の反射を増やすべし!です。その結論に至った経過を日記に残しておくことにしました。
まずは、前回の日記で付けた「簡易実験2」の結果のおさらいからです。
フロント側は、スピーカー横後ろあたりに適度な竹を配置し、リヤ側は、置けるところに竹を配置することで、広がりがありサラウンド感の強い音場にすることが出来る、でした。
先週の土曜日にこの状態で、ヤマテツとさぬきのヒデさんに聴いてもらいました。
そして、竹をすべて外した時との比較をしました。この時のコメントと印象からです。
ヤマテツ「こんなもので変わるとは思わなかった。悔しいけど変わるな~」
ひでさん「変わるのはわかるが、ない方が音像がはっきりする。」
そして次に、元々予定していたヤマテツが持って来てくれた測定ソフトのMyspeakerで計測を実施しました。時間がなかったこともあり、データーに変化が現れやすいように竹を多めに配置した状態で計測です。
前側はかなりの密林状態です。
測定結果は・・・
もともと反射音の変化なので、周波数特性などの静的なものは変化が出ないだろうということで、周波数毎の残響時間を測定しました。赤が森林浴サラウンドの状態。黒がなしです。やはり残響時間が伸びていることが分かります。1KHzでは、0.3sから0.4Sと約30%の残響時間の増加が見て取れます。聴感はどうかというと、かなり広がり全体に包まれ感は出るのだが、音像がボケる印象でした。ひでさんにもコメントを聞きましたが、変わるは変わるけど~とどうやら好みではなさそうでした。
テツが「サラウンド感は出てるでしょ」と聞きましたが今一はっきりした答えは帰って来ませんでした。それじゃあ、ってことで後ろの竹を更に増やしてみました。
私も横で聴いていたのですが、後ろからの反射音が強くなると思いきや、前方に定位する音像の立体感が増し、音像もはっきりする変化が出たのです。この変化には、ひでさんも同感と言われていたんです。
このことは、最近聴かせていただいた調整の図られたサラウンドとステレオの時の再生音の変化とそっくりでした。後から音を出すことにより、前側の音場と音像が変化するのです。なにか、低音を変えると高音の聞こえ方が変わったり、高音を変えると低音の聞こえかたが変わる現象とそっくりといった感触でした。
以上から、第1期の森林浴サラウンド実験結果は、
「ステレオでマルチの立体感や音像のクリア近づけたいなら、リスニングポイント後方の反射を増やすべし!」を教訓とすることにしました。サラウンドスピーカーと同じですね。現在はオフ会に向けて、綺麗な状態にしたかったので前側はすべて撤去して、後側の竹林のみ残すことにしました。
第1期のチューニング結果は、何かさみしいですがリスニングポイントの後方に長さ1800mmの竹の棒を6本配置して、立体感の向上と音像のクリア化が図れたです。実用性を損なわずに置ける範囲で色々試した結果なんです。
コーラのボトルやケースも去っていき、何かさみしさも残りますが部屋をきれいにしとかなきゃ、ということなんです。効果も試しに聴いてもらおうと思っとります。(笑)
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