今日で私のGWは終わりです。明日からはまた戦場に復帰です。先ほどから、気持ちが暗くなってきたので、明日書こうと思っていた日記を書いてしまうことにしました。昨日の出来事です。
ウチからは、車で30分のVOTTA7邸を再訪問(2回目)してきました。理由は、VOTTA7さんの5/1の日記「NAGRA VPSの自宅試聴」に反応したためです。その中の、「音が出た瞬間、一曲目が終わる前には完全にVPSの虜になっていた。格が違う!A.k originalがなんとも薄っぺらい音に感じた。ジャズだけでなくクラシックも非常に良い。」に非常に興味がわいたためです。
VOTTA7さんは、名前の通りALTECのA7をお使いです。今年の1月に初訪問させていただきました。
私にはわかりませんが、その時とはスピーカーのセッティングも変わっているとのことでした。
今回の訪問の主目的は、フォノイコライザーの違いにより激変するという音を聴かせてもらいに行ったんです。2台のアナログプレーヤーに1台はNAGRAのVPSをもう1台はTriのA.k originalが接続されていました。
そしてこの2台にカートリッジは、SPU-GTEと光悦を入れ替えながらの試聴です。
左ラックの2段目がVSP、右のラック上部の真空管式がA.k originalです。
これらの比較は、VOTTA7さんの日記「TRV-EQ3SE A.k original驚愕のポテンシャル」に書かれているので詳細には書きませんが、感じたことのポイントだけを記載しておきます。フォノイコの比較なのでカートリッジは全てVOTTA7さんリファレンスの光悦での感想です。
①NAGRA VPS
・A.k originalとの比較では、音が柔らかく音場が出る印象。低音は、最初に軽く出た後で深く沈みこむ印象。中高音も刺激的な音は出さずにレンジが広いと感じた。出す所は出して、丸める所は丸めるような、海外製特有の音楽を聴かせるタイプ。私には、ジャズよりもクラシックに合いそうに感じられました。
②Tri A.k original
・NAGRA VPSとの比較では、リズム感豊かな歯切れの良い音。レンジはあまり欲張らずに、キレが良いため躍動感を感じる。まさにジャズ向きと感じました。
・この日の比較では、総合的には①のNAGRA VPSの方が好みでした。
・それにしても、このフォノイコとの組み合わせではA7でもクラシックが十分聴けるものであり、じゃじゃ馬を飼いならすVOTTA7さんのセッティングの妙技を感じたものでした。
おまけ
PAA3でVOTTA7邸の音響特性を測ってみました。
1)スピーカー近接1mの周波数特性
ややカマボコ型ではありますが、全体にフラットです。800Hz近辺のディップはクロスオーバー周波数付近ですが、ユニットが離れているために計測上のものだと思います。
2)リスポジの周波数特性
綺麗なカマボコ型の特性です。VOTTA7さんが良く聴かれるモダンジャズには絶好の相性なのではないでしょうか。250Hz付近のディップは定在波の影響なのでしょうか。
3)残響時間:0.38sでした。広いお部屋なので響きの強さは感じません。中庸ややライブよりでしょうか。
4)最大音圧レベル
a:ジャズ(マンハッタン・ジャズ・クインテット Live ):113.7dB
最大音圧としては驚くほど高くはありませんが、平均音圧でも110dB近い爆音演奏でした。
注)これは、アナログ再生での値です。ハウリングを起こさずにこの値が出るとは驚異的です。
b:グラディエーター:110.1dB
これも最大音圧はそれほど高くはありませんが、聴感上は38cmウーファーとホーンから繰り出される低音は、地響きかと思うような迫力でした。
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