ルームチューニング再実施【減衰特性の改善狙い】

日記・雑記
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4月30日の日記に書いた内容ですが「余韻を楽しみたくて!【ルームチューニング再挑戦】」では、カーテンの開け方で高域の減衰特性の改善が図れないものかと取り組んでみました。結果は失敗でした。

ですが、その時のレスで多くの方からアイデアをいただきました。その中で、手軽に取り組めて効果のありそうな「カーテンの代わりに障子紙を使う」案に取り組んでみました。

やりたいことは「余韻の表現をもっとよくしたい」です。そのために、室内音響の減衰特性をなだらかにすると良いのではないかと思ったのがきっかけです。

そこで目をつけたのがカーテンです。この高域を吸収するであろうカーテンの引き方を変えたらどうなるか。これが4/30に取り組んだ内容です。この時は、ガラスのいやな反射の悪影響の方が大きくてダメだったので、今回はガラス面に障子紙を貼ってカーテンを外す取り組みです。

現状

レースのみを使い、スピーカーの横だけ少し開けた状態

今回見直し

レースの代わりに障子紙を貼った。まだ、両面テープで仮止めの状態です。(100均で@300でした。)

貼り替え直後の試聴
1、狙いのクラシックソフトで試聴。左右(特に右)の音場が広がった。余韻は響きが強くなる分増加する傾向。だが本当に良くなったかはわからなかった。
2、ボーカルのリファレンスソフトで確認。左右に広がった分センターが薄くなった。響きが強すぎて気持ち悪い。
⇒このままでは、採用できない。このまま聴き続けるのも苦痛である。

センターを厚くする対策
3、センターパネルの両端を狭めた。(角度を急にする)これで、センターの厚みは出る。

響きが強すぎて気持ち悪い対策
4、スピーカーの位置を変更。壁側に近づけた上で、振り角をリスニング側に向けた。位置は、最初に100mm程度下げて見たが、あまりよくないので徐々に戻す。25mm下げ辺りが好みのバランスだったので決定。振り角は少しづつ内側に向けたが耳位置狙い辺りが、音場と音像のバランスが好みだった。これで気持ち悪いのは解消。だがまだ響きが強くなったことで、解像度が落ちている。

(余談ではあるが、SPの位置調整は何時もリスニングポイントに対して一定の角度の延長上が一番気にいる。次回からは、この延長線上にだけ動かせばいいようだ。)

解像度の向上対策
5、これまでのチューニング結果から、このような場合は、後ろの反射音を強めると前の解像度が高くなることがわかっていた。なので、後ろの竹を片側3本から5本にした。

解像度も上がり満足出来た。

チューニング結果
レースカーテン仕様に対して、左右の音場が広がり、奥行き感も若干だが増えた。響きがやや強くなり余韻の印象は強くなったが、良くなったかどうかは聴きこみを続けないとわからない。

データでの確認
減衰特性は測れないので、周波数特性と残響時間を測って見た。

周波数特性
改善後

 

改善前

これは鵜呑みには出来ないが、中域のディップがなくなり、高域のピークもなくなったようだ。

残響時間
改善後:0.36s(10回の平均)、改善前:0.33s なので、少し伸びたようだ。

まとめ
・音響上は、カーテンに変えて障子紙を貼った仕様の方が好みに合う。
・ただし、採光上の性能はかなり落ちてしまう。
・目隠し対策にはなるが、表が見えないので開放感が減少する。
・見栄えは、綺麗に張れば気にならないと思う。

音響を取るか、居住性を取るかは難しいところだが、この状態で聴きこみを続けて音への効果を確認していくことにします。それと怒られたら即戻します。(笑)

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