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道中膝栗毛レポ【第27話:丹波邸 後編】

日記・雑記
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夜のオフ会となってしまったのだが、トランスポートのボタンは押された。

音が出た瞬間、脊椎は反射した。後ろで見ていた丹波さんは私とテツの首が伸びたのを見られたそうだ。この曲は、フォープレイのセカンドアルバム、BETWEEN THE SHEETS」の1曲目「Chant」と言うものらしい。詳しくは覚えていないが、パツンと飛んで来るような音に驚いた記憶がある。この音はまさに出川式電源のキレ味だと思った。それに丹波邸のするどい高音が輪をかけて瞬発力を感じさせるものだと思った。

聴き終わった感想で、「低音がいいですね~」だったか「ドラムがいいですね~」と言った記憶がある。38cmのウーファーが出川式電源でフル駆動されたサウンドなのだろう。付けくわえて「高域が少しキツイかも知れません」と言ったと思いました。すると、丹波さんは「クラシックを聴く人には少しキツイかもしれない。」「私もクラシックを聴くときは、アッテネーターを2dB下げています。」と言われ、クラシックをかけられた。(かな)周りの皆さんは「これはヤマハの音だ」と言われていました。

そしてクラシックの演奏では、確かにキツさは感じない。だが、やはりジャズやフージョンの瞬発力に重点を置かれたサウンドなのだろうと思った。サトリアンプの個性もあるのであろう。

この個性とはどんなものであるのかは当日は掴めなかった。まあ、ただシステムを組まれて調整されているのは丹波さんなのだから、これは丹波サウンドに他ならないのだと思う。配線の仕方も実に合理的にまとめてあると思った。

数曲聴かせていただいた内に、抵抗を付け換えることで音を調整するデモも行われた。どんな物の比較なのかはわからなかったが、音色と響きの具合が変化するように感じた。

この写真は電源のはい回し方の様子だ。合理主義者だと言うことが見て取れると思った。この部屋にはエアコンがない。大勢入ったのでかなり熱くなった。すると高い天井に設置された換気窓を開けられた。すると涼しい風がスーっと入って来る。実に気持ちが良かった。

そして皆のリクエストに応じて「ブロンボ」もかけてもらった。すでに夜の10時を過ぎていた。天窓も空いている。このタイミングで音量を測ってみた。結果は最大音圧レベル110dBだった。だが、直進して来る音のエネルギー感が強く音圧以上の迫力があったと記憶している。

そして、お約束のテツによるゲゲゲショーも始まった。時間も押していたので、ゲゲゲ新作の電源ケーブルと超結界のデモが行われた。

新作の電源ケーブルは、かなり悩まれていたようだがひと押しは来なかったようだ。超結界は、音像が上空に上がる感じだった。高い天井ともともと置いてあるお札が喧嘩してしまうのか。少々違和感のある効果だと思った。丹波さんはこのブツの効果よりもテツのショーに見入っていたようだ。

それにしても、丹波邸のサウンドは直進して来る音のエネルギー感が強く。数曲聞いただけでも露出していた肌が、聞き終わった後でもビリビリする。 印象は「低域のダンピングが高く、弾むようなサウンド」だと思った。好みの傾向では自分好みかな。何せ同じ出川式電源フリークだから。

次回に続く

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