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K&Kさんは女性ボーカルがお好き!

日記・雑記
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悪魔のソフトの話題をきっかけに初訪問した、K&K邸のサウンドが進化したと聞いて行って来ました。聴かせてもらったサウンドは、半年前から確実に進化していることを実感します。そして疑問を感じることもあった二回目の訪問でした。

この半年で様々な取り組みをして少しずつサウンド構築をされたとのことですが、変化の大きかった主な変更点は下記の2点とのことです。
1.フロント・スピーカーとサブ・ウーファの下にウェルフロート、Quad Ringを設置
2.スーパー・トゥイータとトゥイータ間のタイムアライメントを調整

長い期間をおいてから招くゲストに、音が変わったことを実感させるのは大変です。その場でAとBを比較すれば容易に感じられることも、半年も経ってから感じることは記憶に残るような印象になるからです。言い換えると大きな変化でなければ変わったことを実感させることは出来ないことになります。反対に全体の印象から捉えるからこそ気づくこともありますので、客観的な定点観測はサウンド作りの有効な評価指標であり、期待感もあり怖いものでもあると感じています。

さて今回のK&K邸のサウンドですが、ボーカルが大きく進化したと実感しました。まずは定点観測用の弦楽合奏+ソプラノのDiscから1曲目の“アヴェ・マリア”です。

冒頭の伴奏が流れると部屋全体に広がる弦楽合奏を感じました。以前には感じにくかった空気感が加わっています。そして前回もよかった定位感はそのままに、弦の音色に艶がのったと感じました。よい意味で予想を大きく裏切られたのはソプラノの歌声です。以前は、伴奏の後ろに下がった形で、4本のスピーカー全部から歌声が聞こえて来た印象があったのですが、伴奏の前に凛と立ち、真ん中で堂々と歌い上げたからです。

更に驚いたのは、グレース・マーヤのLive盤SACDでした。

音が出た瞬間にピクっと来ました。定番曲の“モナ・リサ”ですが、その臨場感はまさにライブ・ハウスです。流れる音の鮮度感も実在感も充分でした。「マルチ・サラウンド」ですか?とお聞きしたところ、「YES」と答えが返ってきたので、ここまでの試聴で聴いた曲の印象とは大きく違う話、自分もマルチ・サラウンドをやるかどうか悩んだ時期があった時のことなど話は弾みました。その後にステレオでの再生も聴かせてもらいましたが、マルチに比べて臨場感は劣るものの、鮮度感も実在感も充分でステレオもよかったです。

こんな流れでしたので自然とボーカルがよくなった話になり、「2Wayスピーカーなので男性ボーカルは更によいのではないですか?」と投げかけて自分の持ち込みDiscも含めて何曲か聴かせてもらったのですが、もう一つピンと来ない感じでした。あれ?と少し考え込んだのですが、「ああ、やっぱり理屈では割り切れませんね。」と互いに顔を見合わせてしまいました。

少し話は変わりますが、冒頭に書きました疑問を感じたことです。
最初に聴かせてもらった手嶌葵の定番“テルーの歌”です。

歌声がスピーカー手前の床から聞えて来たので、あれっ?と思いました。ですが、続くダイアナ・クラールは目の高さから聞えたので違和感はなかったです。だから、もう一度テルーの歌を聴き直させてもらったところ、歌声は目の高さから聞えて来ました。なぜだろう?と首を傾げた場面でした。

もう一つの疑問、ムターのカルメン幻想曲です。

この曲を1)CD、2)ハイブリッドSACD、3)シングルレイヤーSACDで聴き比べたのですが、自宅での印象とはかなり違うものでした。主観ですが、CDが一番良く感じます。続いて、シングルレイヤーSACDで、最後がハイブリッドSACDでした。グレース・マーヤではよいと思ったSACDが全般に曇った音に感じたのです。

そこで、4)SACDのマルチ・サラウンドも聴かせてもらったのですが、更に首を傾げてしまいました。CDで聴く明瞭さはなく、ボヤ~っとした音に聞こえてしまったのです。グレース・マーヤでは、あれほどよかったマルチ・サラウンドがなぜ?と疑問符が飛んでいました。

このように、大きな進化を感じたことと、疑問に思うことが混在したK&K邸の新生サウンドでした。帰宅後も疑問符が飛んで消化出来ずにいたのですが、この日記を書いたことで、ようやく頭の整理がついた気がします。やっぱり「K&Kさんは女性ボーカルがお好き」なのだろうと。そう考えればつじつまは合うと思ったK&K邸再訪でした。

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ヒジヤンさん、

先日はお忙しいところ拙宅に足をお運びいただきましてありがとうございました。

率直な感想をいただけてうれしく思っています。
ウチヘ向かう車の中でオーディオやっている人の音ってやっぱりオーナーの好きなジャンルの音源がよく鳴るようになっちゃいますよねって話をしてたと思うんですが、ご多分に漏れず拙宅もその通りだったようですね。(笑)
なかなか自分のことは客観的には見れないようです。

男性ヴォーカルは何かありますかって聞かれてそういえばウチにはCDではデュエットものがいくつかあるのみだということに気がつきました。
愛情を注いでないせいかやはりご満足のいける再生ではなかったようで…
(^^;)

ヴァイオリンも自分にはまだ難しいところがあります。
ムターのカルメン幻想曲は典型的なマルチマイク録音でヴァイオリンを浮き上がらせるためにコンプレッサーもかなり使っているのようです。マルチとステレオのマスタリングの違いもあるのでどう判断すればいいのか難しいことがあります。
あの独特の妖艶な演奏は時々聴いてみたくなるのでかけてみたのですが…ダメでしたか。(笑)

ヒジヤンさんにまた進歩を感じてもらえるようになるまでもう少し頑張ってみようと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

byK&K at2017-02-01 00:24 [このレスを削除する]

K&Kさん、先日は大変ありがとうございました。

今回の確認試聴オフですが、感じたままを文章にさせていただきました。脚色が入ると今後の訪問記に無理が生じると思ったからです。ネガティブな表現も入ってしまったことをお詫びします。

それにしても、女性ボーカルの躍進は素晴らしいと思いました。旧型の国産スピーカーで、あれだけのサウンドは聴いたことがありません。訪問後にグレース・マーヤのLive盤SACDを購入してしまいました(^^)

>オーディオやっている人の音ってやっぱりオーナーの好きなジャンルの音源がよく鳴るようになっちゃいますよねって話….

本当にそうですね。今回はの変更は、主要な2点以外にも様々な点を調整されたのですよね。自分の中の解釈では、女性ボーカルの音源を主体に調整を進められたのかな?と想像しました。

疑問を感じた点については日記を作成後にも頭の中を回っていて、こんな仮説を立ててみたのですがいかがでしょうか。

1、SACDがもう一つな点は、当日ご説明いただいたように、サラウンド再生をするためにDSDをPCMに変換して再生しているためですね。

2、手嶌葵のボーカルが最初に床から聞えたことと、ムターのマルチ・サラウンドがボヤ~として聞えたのは、セッティングを切り替えた時の初期応答不良ではないかと想像しました。

拙宅でも、ベルウッドさんをお招きした時に異常があったことを思い出しました。アンプの入力切替部の接触不良による片チャンネルのみの高域減衰です。

その時の減少としては、定点観測している「カノンの弦楽合奏の定位がおかしい!」と指摘を受けて慌てました。その前に聴いていたDiscではもう一つと感じていたそうですが、初めて聴くDiscで指摘には繋がらなかったそうです。それが、定点観測Discを聴いてはっきりしたとのことでした。

横で聴いていた自分は気が付かずに、指摘を受けて慌てて原因調査です。幸いなことに、すぐに原因に気づいたのでリセットして検聴会を再開しました。人を招いてのオフ会では事前に弄りたくなるもので、往々にしてこのようなことが起こりますね。

また進化した時には聴かせてください。拙宅でも頑張ってみようと思いますので、進歩したと感じた際にはご検聴をお願いいたします。今後もどうぞよろしくお願いいたします。

byヒジヤン at2017-02-01 11:38 [このレスを削除する]

ヒジヤンさん、

確かに調整には女性ヴォーカルを使っていますが男性ヴォーカルは使ってません。バレバレですね。(笑)

ウチのSACD再生ははPCM変換するので確かにそのハンディはあります。
マルチchの音源でSACD盤とDVDオーディオ盤の両方が手に入るものがありますが、比較すると私にはDVDオーディオ盤の方が明らかに良く聴こえます。これはDSD録音の場合もそうなので、SACD盤のデータ圧縮も大きな原因のひとつではないかと思っています。
でもマルチchの音源はSACDが多く、現状ではどうしてもSACDに頼らざるを得ないので困っています。

オーディオはある意味で自己満足的趣味だと思いますが、いろいろな方と交流する中で刺激を受けたり改善のヒントを得たりできるので、このような機会は私にとっては貴重です。
今後ともよろしくお願いいたします。

byK&K at2017-02-02 14:12 [このレスを削除する]

ヒジヤンさん

ご無沙汰しております。
盛んに交流しておられますね。

オーナーの好きなジャンルの音源が良く聴こえるというのはまさにその通りだと思います。ただ私みたいなものぐさは良くなるものばかりを聴くようになっていきました。

帯域毎のバランスが悪いためオーケストラは聴かない状態でした。
K&Kさんと同じく、もっぱら女性ボーカルばかりになってました。最近はアンプの変更と交差法による低域の改善で反対にオーケストラ中心ならなっております。

壁の重りもやらせて頂いてますが私の駄耳ではあまり解りません(^_^;)
板を張ろうかと考えてます。

またアドバイスお願いします。

byLotus Roots at2017-02-02 20:13 [このレスを削除する]

K&Kさん、返信ありがとうございます。

やはり女性ボーカル主体に調整されたのですね。ピカピカに光っていました。さすがです。

SACDの件は、シングルレイヤーが非圧縮なんですよ。マスタリングの違いもありますが、ハイブリッド盤との差異が圧縮+αの差となりますかね。

客観的な視点を入れての成熟は、重ねることで必ずや自己満足の増大につながると思うのですね。経験的に。今後ともよろしくです。

byヒジヤン at2017-02-03 12:54 [このレスを削除する]

Lotus Rootsさん、コメントありがとうございます。

オーディオをやっていると、よく鳴るソフトを沢山聴くようになる!
….まさに!自分にも心当たりがあります。そうして、自己満足していたところ、ある日悪魔のソフトに出会い、沼に嵌った経験が先日お話したことです(笑)

Lotus Roots邸もずいぶんと進化が進んでいる様子ですね。アンプは何にされたのでしょうか?まとまったところで、お声かけくださいね。楽しみにしています。

byヒジヤン at2017-02-03 13:00 [このレスを削除する]

ヒジヤンさん、こんにちはw

だいぶ遅れてのレス、失礼いたします。
K&Kさんのお宅へはウェルフロート導入前に1度伺わせて頂きました。
その時の感想は、上には上の音があるものだなぁ~
と思ったものですw
あれからまた進化している思うと・・・(汗

K&Kさんとはジャニス・イアンや岩崎宏美のライブ版CDなど
やはり女性ボーカルで意気投合したのを覚えております。

シングルレイヤーのSACD、ハイブリッドのSACD、ノーマルCDにおいては
やはり ブラインドテストを数回重ねていくことで 好みの傾向や良し悪しが聴こえてくるのでしょうね。
自分ひとりでは、プラシーボの幻聴に悩みそうです(笑

byケニティー at2017-02-05 15:50 [このレスを削除する]

ケニティーさん、レスありがとうございます。

K&Kさんのお宅のサウンドはお気に入りだったのですね。私の最初の訪問前とのこと、ずいぶん進化されていると思います。特に女性ボーカルがよくなったと感じました。グレース・マーヤのLive盤にはかなり驚きました。ウエルフロートの採用だけでなく、他にも細かく調整されたとのことです。

シングルレイヤーのSACD、ハイブリッドのSACD、ノーマルCD比較は、拙宅や他邸での比較結果とはかなり異なりました。そんな話をよくよくお聞きしてみると、K&K邸のSACD再生はDSD信号からPCM信号に変換しているとのことです。だから、SACDの良さが出ないんだと個人的には納得した次第です。拙宅では、同じ録音同じマスタリングではSACDが優位です。神奈川県に来られた際には聴いてみてください。きっとブラインドでも違いがわかると思います。(かなり違います。)

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