改良型 内部振動アーシング・メソッド・・・経過と仕様編

半年ほど前に考案した内部振動アーシング・メソッドですが、ようやくの改良型です。

その間、ベルウッドさんが独自の改良型を製作したり、そねさんが様々な仕様の比較を実施されていました。また、X1おやじさんとバズケロさんは詳細は不明ですが独自の取り組みもされていたとのことで、後れを取っていたのですが今回の改良型で大きく前進できたと思います。検討したのは下記のアーシング構造です。

上が現状の仕様、中が横プリン仕様、下が二つを組み合わせたハイブリッド仕様です。

今回アイデアのきっかけは、そねさんの備忘録でした。日記を書きに管理ページに行くと最新の書き込みに目が留まりました。中を見ると様々な仕様の比較結果の記載がありました。それを見て思い浮かんだものです。加えて、今年の初めのベルウッド邸での
比較試聴がイメージの源泉となっています。

ベルウッドさんの改良型は、機材の底面から振動板への伝達構造は上下調整式のリジッド構造です。それをアルミの厚板に固定したものを振動吸収部はαゲルで受けていました。同じものを振動吸収部のみエプトシーラーに変えたものも比較用に用意されていました。
これを１）αゲル仕様、２）アーシングなし、３）エプトシーラー仕様の順番に比較試聴です。その時の主観的印象は以下でした。

１）αゲル仕様・・・音像がピタリと決まりぶれない。ただし、高域の伸びが落ちる。
２）アーシングなし・・・音像が細かく揺れて滲んで聞こえる。１）より高域が伸びる。
３）エプトシーラー仕様・・・音像がややぶれる。高域の伸びがある。
※これはその場の印象で、後で調整して１）αゲル仕様も高域が伸びるようになったそうです。

試聴結果は上記ですが、それよりもαゲル仕様を触ったときの手感と言いますか、プルプル感の印象が大きかったです。

そねさんが取り組まれた伝達構造は、自分と同じフリーボール式とのことです。その時の振動吸収部をαゲルとエプトシーラーとした時の感想が特に参考になりました。
◆音質
・αゲルとエプトシーラー
：圧縮率小さくαゲルを使うと、全帯域にわたり精緻・高解像度。低域の解像度には感激。
：エプトシーラーは中高域の音色の毅さがあるが、これが高域の粗さにつながる感もある。
：αゲルは、低域の解像度は高いがシッカリ感はエプトシーラーの方が上に感じた。

これらの結果から、同じ伝達構造と振動板仕様でも吸収部にαゲルを使うか、エプトシーラーを使うかで音質傾向がかなり変わることが確認できました。

これらの結果を踏まえて、拙宅でどうするかを考えたものです。

イ）機材底面からの伝達構造・・・これは機材の設置を横プリンのフローティング構造としているため機材が横揺れしますので、相対動きを許容するフリーボール式が必要です。

ロ）振動板・・・振動伝播性能が高く、硬度が低く、耐久性のあるアルミ板としています。

ハ）振動吸収部・・・ここを現状のエプトシーラーとゲル仕様のいいとこ取りが出来ないかと考えたものです。

ただしゲルは100均ゲルです。αゲルは柔らかく厚みのある製品もあり、低い荷重で使用する振動吸収部にうってつけの製品です。でも高い！25チップで5,000円以上しました。送料の1,080円も出す気になれず、100均ゲルを小さく切り重ねて使うことにしました。これで、ベルウッド邸で感動したプルプル感が出ます。だから手持の材料でやることにしたものです。しかも重ねて使うと、厚み調整が利くので押し付け力の調整も可能です。

これらが改良型に至る経過と仕様です。
まだお試し中ですが、めっちゃいいです。

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ヒジヤンさん
楽しまれていますね！

最後のめっちゃいいって言葉が刺激的です（笑）
材料は揃っているので、お尻がむずむずして来ましたよ。
こちらも昨日今日で少しCDPのアーシングベース・バージョンアップで微調整中ですが、今回はマッキンプリは今アーシングを外した状態でバランスを取り直しています。
このプリは元々ボディの鳴きもマッキン流の音決めに関与しているようなので、ケースバイケースの一例としてムツカシイ相棒です。
現在応用のアイデアの再構築中です。

明日の続報を楽しみにしています。

では、では

byバズケロ at2017-02-04 19:22 [このレスを削除する]

バズケロさん、レスありがとうございます。

おかげさまで久しぶりにオーディオに燃えています（笑）こちらでも今までAMPのアースングに苦慮しておりました。何せ旧式なものですから、底板がヘロヘロでパンチングメタルだし、ビスの頭は飛び出しているしで大変でした。何回もやり直して、腰がグダグタです。明日起きれるか心配になってきました。

マッキンプリも難しいのですね。悩ましい機器もありますよね。こちらもCDPはサクサク進んだので慣らし～聞き込み中にこの日記を書いていました。

でもホント、苦労のしがいがあります。めっちゃいいんです。