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仮想アースのつなぎ方 – 金属たわしアース14

日記・雑記
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いろいろと試していく中でつなぎ方は結構変わった。たわしアースの数も増えた。現在16個ある。もっと増やしたいが、この辺で止めておこうかと思っている。

機器への接続先やつなぎ方、内部の金属たわしの種類など組み合わせ方は無限にあるので、これがベストとは思わないがいろいろと試した結果だ。

特徴的なのは直列つなぎと並列つなぎがあることか。
使うたわしの材質によっても、音質や音像位置や空間の広さが変化するので調整用のポッドを設けた。たわしアースで音質や空間配置なども自在にコントロールが可能だ。

12月の日記に掲載したときは、金属たわしのアースのみならず、機器から直接大地にアースするラインや、銅管を介して大地アースに落とすラインなども混在していたが、今ではこれらは殆ど廃止した。

(昨年の12月時点のアースライン)
たわしアースが増えていく中で、得失比較をしながら配策決めをしていたところ、従前のアースラインはメリットよりもデメリットが大きくなっていたためだ。大地アースにつなぐアースも、大地に落とさない仮想アースも、以前に耳で判断して決めたとしても新たなアースラインを加えたら再確認が必要だ。たわしアースの数を増やせば効果は大きくなるが、従前とのメリット/デメリットが生まれるのでアースのつなぎ方は一つ一つ確認しながら決める必要があった。

事例としてはこんなことがあった。
グルマンさんと仮想アース比較をしていた時のこと。持ち込みのJSPC製仮想アースを追加すると音がよくなることだった。これがどうにも腑に落ちなかった。その時の接続は下記だった。

オフ会の後で様々なつなぎ方を試したところ大事なことが抜け落ちていたことに気づいた。これを見直すことで、JSPC製仮想アースを追加した時と同等の音質となった。以前にはやっていたことが、たわしアースのつなぎ方を並列にしたり、従前のアースラインを廃止したりする中で抜けていた。この日記を見ただけで、何が抜けていたのかわかったら大したものだと思う。

この抜け落ちと対応の経過や、音質や空間配置のコントロール方法などは別日記にまとめていきたいと思う。

<番外編>
アースやグランディングによるノイズ対策を勉強する中で、最近のノイズ対策は回路の高周波化に伴い、1点アースから多点アースに進展しているようだった。考えてみると、CDP内などはデジタル回路のグラウンド、アナログ回路のグラウンド、モーターのアースなども一つのシャシグラウンドに落ちている。ここに落ちるノイズを信号ラインにのせて、機器から機器へ受け渡し、最終的に1点からアースに落とすなど、ノイズの流れを考えただけで気持ちの良いものではない。1点アースは過去の遺物なのだろうか?

ムラタ ノイズ対策
https://www.murata.com/ja-jp/products/emc/emifil/knowhow/basic/chapter01-p1#03
このHPは勉強になります

北川工業 グラウンディング対策
https://www.techno-kitagawa.com/techinfo/tech/gnd

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さすがに要点を押さえていらっしゃいますね。
デジタル時代になって、アナログとも混流し電源やアースなどエレキものは複雑化し対処が難しくなっているようです。

>並列接続のラインも厳密には接続がちがうようですが

置き場所のことも併せて、同じ条件で比較したかったのでこうなりました。つなぎ方だけでどこまで行けるのかを試したものです。

このつなぎ方に至った詳細は、追々日記にしてみます。

>現代では、電源のようなダーティラインと、アナログ信号、デジタル信号などノイズ帯域の違う信号ライン、それぞれにグラウンドを取るというのが最新の考え方のようです。

まさにこれですね。
ただ機器単体でみても、シャシグラウンドが共通になっている点もその通りかと思います。その上でどうするかも考える必要がありそうです。その点、PCオーディオはやり易いのかなと思ったりもしました。ムラタのHPは勉強になりますね。

そして最後の部分、
>注意すべきは、アースを取るポイントの選び方と、アースケーブルでもってループを作らないことだと思います。ケーブルやアース端子間にはどうしてもインダクタンスやキャパシタンスが生じますので、電位差を生じたり、アンテナになってかえって外来ノイズを呼び込んでしまったりしますから。そういう意味では、一点アースの原理は考え方としては有効なんだと思います。

同意見です。今のオーディオの1点アースは、上図の回路を機器に置き換えると1点アースと言うよりは直列アースですね。機器間のインダクタンスやキャパシタンスを受けて機器間のグランド電位が一定とならず相互に影響し合ってしまうようです。ですので、本来の1点アースとするためには、各機器から直接アースを取り、1点に集合することが(教科書では)必要と謳っていますね。ですがこれも、どれだけ音に影響があるかはわかりません。ですからループの問題なども含めて理論は理論として、最終的には各種の得失を総合した音で判断するしかないということでしょう。最後は耳が頼りということですね。

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