電研<<ノイズカットトランス>>を採用してから、音が滑らかになり、優しく芳醇になったと感じます。さらに埋もれていた音が浮かび上がり、立体感が増したことにも満足していました。感覚的に表現すると、いつまでも聴いていたくなるような音楽性が上がったと感じます。反面、音の凄みや際立つ音に感じるオーディオ的快感は減っていましたが、これでいいと思っていました。もう少し言えば、オーディオはこれで上りかな?とも思うようになっていました。
ところが先日、古くからのオーディオ仲間のMt.T2さんが大阪から上京した際に聴いてもらった時のことです。半年前にも聴いてもらっていましたので、今回の聴きどころは<<ノイズカットトランス>>採用後の変化でした。
ヒジ「前回から変わったところは、<<ノイズカットトランス>>を採用したことにより、滑らかでずっと聴いていたくなる感覚になったことです。どうですか?」
テツ「・・・・・ 確かに滑らかでいいのだけれど・・・」
ヒジ「何が不満なのかな?自分的にはオーディオ上がりでもいいかと思っているのだけど・・・」
テツ「うーん、以前のような凄みを感じないと言うか・・・」
ちょっとショックでした。これはいい!と思って聴いてもらったのですが、このコメントには青かったです。
このような評価を受けて、思い当たる節がないわけではなかったです。<<ノイズカットトランス>>を採用して、音が滑らかで優しく芳醇なサウンドに酔っていたのですが、オーディオ的な快感は感じにくくなっていました。だから、オーディオはこれで上がりでもいいかと思っていたのかもしれません。
オフ会後に悩みました。オーディオ的な快感も捨てがたいし・・・、何とか芳醇な音楽性とオーディオ的快感を両立出来ないものかと・・・
考えた末に試してみたのは、金属タワシです。<<ノイズカットトランス>>で大幅なノイズ低減を図ると音が優しくなります。これが原因で、オーディオ的快感が感じにくくなるのだろうと思ったのです。
そこで、<<ノイズカットトランス>>を採用する前に音の調整をしていた金属タワシアースを再調整してみることにしました。ノイズ低減効果でマイルドになりすぎた高域を、ステンレスたわしを使って音を立てるのが狙いです。ステンレスたわしを増量することで、オーディオ的な快感が蘇って来ました。これはいいです。ただ、やり過ぎは禁物です。塩梅が大事かと思いました。
優しくした音を別のもので際立たせるのは、行ったり来たりしているようにも思えますが、ノイズで際立っていた音を音楽情報そのものを際立たせる方策なので、別ものになると思っています。試してからまだ1週間程度ですが、いい感じに落ち着きそうです。
このやり方で音楽性とオーディオ的快感が両立できそうなので、引き続き進めてみようと思います。
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