USBの接続方法を、PC⇒DAC間をUSBケーブルで直接つなぐことに決めた後、USBアイソレーターを試してみることにしました。お試し用に送ってくれたのは2種あります。
黒いUSBアイソレーター・・・アイソレート機能のみ有するもの
黄色いUSBアイソレーター・・・アイソレート機能に加え、USBの給電を5V乾電池としたもの
まずは黒いUSBアイソレーターから試してみました。PCとUSBケーブルの間に挟むだけです。接続方法は簡単なのですが、PCがUSBを認識しません。これには参りました。nightさんが諸々の接続注意点を教えてくれるのですが認識しないのです。もう諦めかけたときに、USBの認識が出来ました。理由はわかりませんが2~3時間かかったと思います。
ようやくつながったので、AmazonプライムビデオとSpotifyでJPopの音を聴いてみると、
・・・あまり変わらない。。。
そんな感想を連絡すると、「音源の質が原因では?」との回答が来ます。
そこで、録音のよいクラシック音源をSpotifyからのストリーミングで確認しました。
・・・USBアイソレーターの効果が明確にわかるようになりました。
USBアイソレーターを付けた方が、弦がこすれ、響くような音が繊細に聞こえます。
ならばと、同じ音源のCDをWAVでリッピングして再生すると、
・・・さらに繊細さが増して音質アップします。
ここで、nightさんからチェックが入りました。
(night):再生ソフトは何を使っていますか?
(ヒジ):iPodを頻繁に使うので、iTunes優先としています。
(night):iTunesはWASPI排他にもASIOにも対応しないので、音質を求める人は使わないです。ESOTERICユーザーならば、ESOTERIC HR AUDIO PLAYERが、WASPI排他とかASIOだとか自分でハンドリングする必要がないのが良いです。
試しに、ESOTERIC HR AUDIO PLAYERで、USBアイソレーター付きを再生してみると、
・・・確かにいいです。モヤが晴れて、膨らんだ音がスッキリします。
では、USBアイソレーターを外してみると、
・・・少し鮮度が落ちますが、アイソレーター無しでもいい感じでした。
ならば、USBケーブルにヴィトロパームコア設定を試してみます。
・・・これはよかったです。鮮度の面では、USBアイソレーターより上かもしれないです。
では、これにUSBアイソレーターも追加したらどうなるのか、
・・・またUSBが認識しなくなり、これは比較できませんでした。黄色のUSBアイソレーターも同様で、PCが認識しません。アイソレーター機能のみの確認は出来ましたが、乾電池式の電源の効果は最後まで確認することが出来ませんでした。
では、なぜUSBアイソレーターが認識しないのか?そして、JPopなどの音源では、音質効果を感じなかったのか?
たぶん、エソテリックのUSB端子にアイソレート機能が標準設定されているからだと思います。
nightさんとかなりやり取りさせてもらったのですが、明解な原因はよくわかりませんでした。ですが、わざわざUSBアイソレーターを送ってくれたところをみると、アイソレーターの有無で大きな音質効果があるだろうことが想定できます。
USBケーブルの長さで音質が変わらなかったのも、標準設定されたアイソレート機能のおかげだと推定しました。
ここまでのお試しで、PC送り出しは下記を押さえれば単にUSBケーブルで繋ぐだけで、容易に音質確保が可能と思いました。
①DACの電源品質
②USBアイソレート機能の設定(標準で設定されていれば、それで充分)
③USBケーブルのノイズ対策(コアの設定でかなりの効果あり)
⇒②と③は短いUSBケーブルやUSBケーブル構造でも対処が可能かもしれませんが、2mのオーディオ用USBケーブルよりも、5mのプリンター用USBケーブルにヴィトロパームコア設定の方が、音質的に好ましかったです。
ここまでのお試し結果をベースに、自宅の環境と音楽やAVの楽しみ方から最終仕様を決めることにしました。
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