前回の日記で、「◆アコリバの意図的な操作」が訴訟に対する重要なポイントと捉えていることを書きました。「原告石黒がlmst氏に対して、執拗ないやがらせをする強い動機」となるためです。今回の日記では、アコリバCD事件における「サウンドカタログのCDデータ改変が故意に行われた」とする理由を整理します。
①lmst氏が指摘した、DSIXを使用した比較データ(トラック65と66の比較)
・デジタルデータの転送においてケーブルで音量アップが図られることはあり得ない事象である。
・しかるに、アコリバのDSIXを使用したとされるトラック66のデータが、市販高級デジタルケーブルに対して+0.5dBの音量アップが図られているのは、アコリバの意図的な操作があったとしか考えられない。
<これに対する原告石黒の反証>
・音量アップした原因は、CD製作に使用したソフトウエア「Pro toors」の不具合によるものである。
◆ここまでの検証では、まだ「アコリバの意図的な操作」は証明できないが、あやしいというところまでは示されている。
②サウンドカタログCD全データのマクロ解析(音楽制作関係者有志による分析結果)
・音量が大きいほど心理的に良い音だと感じる。:音圧競争で一般化されている
・上記から、通常は音の比較用データはトラック毎の音量合わせを実施する。
・0.5dB上がる現象と合わせると偶然とは思えないほどの高い確率でアコリバ製品の音量が高くなっている。
・トラック毎の音声は、人為的に選別または編集された可能性がある。
・音量が上がらないはずの検証でも上がっている。記事に記載の実験内容、接続内容とは異なる結果、それが複数トラックで発生している。
・デジタルケーブルで0.5dBあがることはありえない。デジタルとは「1秒目の音量は10」という言葉を記録したようなもの。(アコリバCD+0.5dBの問題)
・多くのアクセサリーがあるが効果が概ね音量が上がるのは明らかに不自然である。
・全比較データ中で、1dB以上の音量差(LKFS差)があるデータ数は下記となる。
◆アコリバ製品の方が音量がアップされている数:12 比較品の方が音量がアップされている数:1
・明らかにアコリバ製品の音量がアップされている。
③上記の有志解析を受けて、土方の考察
・音量が上がるはずのないデータの音量が上がっている」ことから考えて、アコリバの故意によるデータ改変が行われていたと思われる。
「音声ケーブル 」「仮想アース 」「コンセントプレート 」「コンセントスタビライザー」「ショートピン」「水晶インシュレーター」「クウォーツ レゾネータ」
・ただし、サウンドカタログデータには大別して2種類の比較用音源がある。
①同一音源をベースとした比較用データ
②異種音源(生演奏のテイク違いの録音)をベースとした比較用データ
・①の同一音源の比較は、37/38比較 及び 65/66比較 の2ケースのみである。
このケースでは、両方ともに、アコリバ製品の使用データが+0.5dBの音量アップが図られている。
・②の異種音源(生演奏のテイク違いの録音)をベースとした比較用データ
このケースでは、異なる音源比較となるため音量合わせをするのが通常であるが、これが行われずに殆どがアコリバ製品の音量が高い状態となっている。音量アップの比率が高く、酷いものは2倍のパワーとなっていることから、アコリバの恣意性があったと考える。
④印影・書面等偽造の鑑定をしていた有志による「アコリバ サウンドカタログ」の解析結果から更なる事実が発覚している。(未公開)
・同一音源をベースとした比較用データ(Tr65と66の比較、Tr37と38の比較)は、アコリバ製品使用時のデータがまったく同じデータであった。
→Tr66がデジタルケーブル「DSIX-1.0 BAP」を使用時のデータ、Tr38がグラウディング・コンデショナー「RGC-24」を使用時のデータである。
・さらに録音のテンポ(時間軸操作)が行われているトラックも発覚している。
・このような多種多様なデータ改変は、単なるソフトウエア「Pro toors」の不具合では起こりえない事象である。
以上の事実は、「アコリバの意図的な操作」を裏付けるに相当する事実である。
上記が「アコリバ サウンドカタログCDに意図的な操作があった」とする主張内容になります。矛盾点、主張の補強などご意見などありましたら提示ください。
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