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DL-103S+Boron Cantilever+Micro Ridge Stylus

日記・雑記
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DENONの定番MCカートリッジDL-103には長い歴史の中でいろいろなバリエーションがありますが、その中のDL-103Sを購入しました。
普通のものではなくて針先がMicro Ridge針でカンチレバーがボロン製のものに換装されたものです。
DL-103Sは1974年に発売されたもので当時のCD4(Discreat 4ch)に対応した周波数特性:20~60,000Hzの広帯域バージョンでコンプライアンスはオリジナルのDL-103よりも高く、指定針圧はDL-103の2.5gに対し1.8g。
オリジナルの針は特殊楕円針となっていますが、購入したのはそれをボロン製のカンチレバーとMicro Ridge針に換装したもの。針先は新品です。

[:image3:]

世の中には器用な方がいらっしゃるようでこんな改造を個人でやっている方がオークションに出品されているものを購入しました。
このようなものを購入したのは初めてだったので心配でしたが動作には問題ないようです。

そもそもなんでこんなカートリッジを購入しようと思ったかなのですが、話し出すとちょっと長くなります。(^^;)

きっかけは現在拙宅で主役の地位を占めるQL-Y55Fの交換用トーンアームパイプをオークションで手に入れることができたことです。
QL-Y55Fはストレート・アームでアーム部とシェルが一体型なのでカートリッジ交換はちょっと厄介です。
専用オプションのトーンアームパイプを購入すればアームパイプごと交換することでそれができるのですが、古いものなので中古で探すしかありません。

オークションでもなかなか出てこないしたまに出品されても結構高値になるので半ばあきらめかけていたのですが、たまたま運よく落札できたのです。
それで、手持ちのDL-103標準品を取り付けようと思ったのですが、そこでちょっと欲が出ました。

現在メインで使っているMC-1、たぶん35年くらいは使っていると思われるのでこの先いつまで持つのかわからない。
新しいカートリッジを買いたいのだけれど、MC-1のクオリティと同等のものはたぶん高すぎてとても手が出ない。
普通のDL-103だって新品を買おうとするとかなりの価格で私にはそれすら手を出しにくい。

で、たまたま見つけたのが今回購入したDL-103Sの改造版。
リスクはあるけれど普通のDL-103より安いので…

早速、交換用トーンアームパイプに取り付けて各種調整。
QL-Y55Fは針圧やアンチ・スケーティングなどがすべて電子的に行われるので安定するまでちょっと時間がかかるのだけれど…

最初に感じたのは高域の伸びの気持ちよさ。普通のDL-103とは明らかに異なり、突き抜けた感じ。

GT-2000に普通のDL-103が取り付けてあるので比較試聴。
DL-103のカチッとしたスッキリ感のある音は好きだけれどどうも空間表現が苦手みたい。やや平面的。

[:image1:]

それに対しDL-103S改の方は高域の突き抜け感とフワッとした空間表現が感じられる。高音の伸びはMC-1を上回るかもしれない。

[:image2:]

というわけでさらにMC-1に戻して聴いてみると…
やはり繊細な感じはMC-1が上回るし、こちらも空間表現は気持ちいい。
これと比べるとDL-103S改の方がカラッとした傾向のように思える。

今回比較試聴に使ったのはコレ。

[:image5:]

このLPの織江の唄で涙が出そうになるのはやはりMC-1の方かも。
でも、ここまでくるともう好みの問題のようにも思えます。
これで万一MC-1に何か起きてもこのDL-103S改があるのでちょっと安心。
MC-1が30年以上持ったんだからこれは私が死ぬまでは持って欲しいと思っています。

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