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CENYA邸訪問記 – Where do you start? そしてトゥイータころがし

日記・雑記
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CENYAさんのお宅を訪問させていただきましたので記録に残しておこうと思います。

前回拙宅にお出でいただいているのでその気さくな人柄はわかっているのですが、お宅にうかがうのは初めて。独創的なアイデアと器用さで独自の世界を展開されているのでどんな音を聴かせていただけるのか興味津々での訪問です。

スピーカーはちょっと珍しいフィンランド製PENAUDIO CENYA。
そのネットワークを外して、AVアンプ2台で各SPユニットをBTLでマルチ・アンプ駆動。チャンデバはは6dB/octのパッシブ型を自作。
極めてユニークな構成になったことは日記などで知っていたのですが…

東武スカイツリーライン沿線の最寄駅で待ち合わせた後、近くでご当地ラーメンをご馳走になってしまったのですが、そこでの会話でCENYAシステムがさらに進化してトゥイータが変更になったことを知りました。進化の速さが尋常じゃない…。(^^;)

お部屋に通していただいて、CENYAシステムと初めて対面した印象は…
整然と美しくシンメトリー配置されたシステム。
スピーカーが思っていたよりも小さい。
そしてそのバーチ合板のキャビネットの美しいこと。バッフル面に縦じまの積層面が見える。

[:image2:]
[:image3:]

サブ・ウーファのフローティング構造(以下の写真)や
[:image5:]

重量物が載ったラックのフローティング構造(以下の写真)は
[:image6:]
アイデアも感心しますがそれを実現してしまう行動力と器用さには驚かされるばかり。

最初に聴かせていただいたソフィー・ミルマン他の女性ヴォーカルには衝撃を受けました。
音場感、奥行き感に加えて繊細で解像度があるのに耳あたりが良いという不思議な(?)音だったからです。
最初の曲が確か ’Where do you start?’ でしたが、CENYAさんがここ、つまり新しいトゥイータを使ったそのセッティングから始めたのには理由があったのだと思います。(笑)

[:image1:]

そのトゥイータはコレ。

[:image4:]

ソナスの高級機に採用されているリング・ソフトドームを彷彿させる形状ですが、ソナスに採用されているスキャンスピークの関連会社VIFA(peerless)社の製品で、XT19TD00-04というタイプだとのこと。
それがはじめからこれが使われていたかのようにキャビネットに取り付けられています。オリジナルのソフトドームやその後交換されて使われていたアルミドームのものと取付け寸法が全く同じだからできたことなのです。
トゥイータの存在を感じないのに高域まですっと伸びた解像度の高い音がホントに不思議。
マグネシウム振動板を持つウーファがシットリ系で雑味が少ないので相性もすごくいいと感じました。
高域も40KHz位まで伸びているのでいままでのアルミドームのトゥイータの時に併用していたスーパー・トゥイータは今は鳴らしていないとのこと。

全体のバランスも全く違和感のない心地よいものでした。

この状態でしばらくいろいろな音源を聴かせていただいた後、前のトゥイータと比較してみましょうということで、CENYAさんがスクリュー・ドライバーを取り出して交換にかかります。
球コロガシならぬトゥイータコロガシ。
こんなオフ会初めて。(笑)

で、その結果は…アルミ・ドームもスーパー・トゥイータ付きの状態ではそれだけ聴いていれば特に不満は感じないと思いますが、リング・ソフトドームと比べると…やはりいかにもトゥイータが鳴っているという感じなのです。

この後は再びリング・ソフトドームに戻していろいろ聴かせていただきました。
CENYAさんが聴かれるのは主に女性ヴォーカルとのことですが、私が持ってきたピアノやヴァイオリンの音源も少し聴かせていただきました。

[:image7:]

ピアノやヴァイオリンを聴かせていただくとヴァイオリンが私にとってはやや美音過ぎるような気がしたのでCENYAさんにお願いして少しトゥイータのレベルを上げてみていただきました。
今日の最初の設定よりも3dBあげたところ(これはスピーカーの前方60㎝での測定上フラットに近くなるレベルとのことですが)が私の好みでした。
でも、女性ヴォーカルをメイン音源とするCENYAさんが最初の状態を好まれるのはわかるような気がします。さらに心地よい音になりますから。

CENYAさん、とても楽しいオフ会でした。
これから試すべくアイデアをまだいろいろお持ちのようですので、今後の発展を楽しみにしています。
ありがとうございました。

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