横浜のVafanさんのところで使用前使用後の比較で効果を確認したWellfloatのピアノメカですが、拙宅でも伝道師のアドバイスとご協力の下に試聴を重ねた結果、全面降伏(?)となりました。
検討期間中にバズケロ邸でもその効果を聴かせていただきました。
JBLへの適用にあれだけ抵抗されていたバズケロさんが導入に踏み切ったのも衝撃的でした。
Wellfloatの改善版ユニットは以下の2種類があります。いずれもピアノ用として開発されたものです。
1.俗称ピアノメカ
これはバネ部の強化によりその動きを抑えたことと吊りワイヤーを太くしたことによる剛性の向上を図ったもの
2.俗称フルコンメカ
これは項目1の改善に加えてバネ板と台座部分を固定する3本のステンレス支柱とスクリューを太いものに換えてさらに剛性を上げたもの
今回、私がスピーカーに導入したのはフルコンメカ。
現行品と試聴用のWellfloatRingを交換しながら比較しました。
一番最初に試したのはサブ・ウーファ下。
サブ・ウーファ部だけ試した時はそれほど大きな違いには思えなかったのですが…
フロント・スピーカー下を交換した時はやはりかなりの衝撃でした。
低域の安定感が増してグッと引き締まった感じ。この変化の傾向はvafanさんのお宅で経験したのと同じ方向です。
これらは早々と導入を決めて交換用ユニットを入手。フロントとサブ・ウーファに両方適用した時の相乗効果はすばらしいものでした。
で、ここまででやめればよかったものを…。
今回は費用の問題もあるのでここまでと思っていたのです。
でも、お借りしていた試聴用のQuadRingを一応リアにも試してみました。
結果、導入せざるを得なくなりました。(^^;)
やはり前後のマッチングということがあるのでしょう。
リアもフルコンメカにすることでリア・スピーカの存在感がさらに薄れる感じ。
凄味が増してより静かに、ノイズレベルが下がったような感じになるのでS/Nが向上したかのように思えるのです。
というわけで外観は前と変わらないのですが…
フロント
[:image1:]
リア
[:image2:]
サブ・ウーファ
[:image3:]
ということになりました。
さらにマズイ(?)ことにはCDプレーヤー、DACとしても使っているOPPOの下に試したのがウンの尽き。
[:image4:]
このような結果になりました。OPPOの下はピアノメカ使用のQuadRingです。
これは女性ヴォーカルの定位、クリヤー感などで効果を感じました。
このWellfloatの新ユニット導入前に行ったサブ・ウーファの再調整効果と相まってオーケストラのグランカッサ等の低音楽器の音の迫力は2割増し以上くらいになっているかなというのが自己評価。
特に差を感じたのが以下のRaskatovという現代の作曲家のNight Butterfliesというピアノ・コンチェルト
[:image8:]
Tr8冒頭の低音楽器を主としたドスンという感じのフォルテは凄味が感じられるようになりました。
Tr12でピアニストが唄っていると思われる声も空間的表現がよりいい感じになっています。
これらの一連の変化が単なる自分のひとりよがりなのかどうか…を確認するため定期的(?)に聴いていただいているHarubaruさんとgenmiさんにも聴いていただくことにしました。
その結果はPart 2に書かせていただきます。
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