genmiさんはPhilewebを卒業されてからも、オーディオの活動は相変らず精力的にこなしていらっしゃるようで、今回も大きな変化があったということでお招きいただきました。
今回もHarubaruさんとご一緒です。
前回3月におうかがいした時からの変化は…
-スピーカーとサブ・ウーファの下に使っているWellfloatをフルコンメカのユニットに換装したこと
-サブ・ウーファの位置が前方に移動してスピーカーに近づいたこと
-サブ・ウーファDB1のクロスオーバー設定をB&Wが用意している805SD用の設定にしたこと(これによってクロスオーバー周波数は前回の時の42Hzよりも高めになっているとのこと)
-スピーカーの位置の微妙な変更、音響調整部材による微調整
など。
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genmiさんによれば、やはり、フルコンメカへの変更効果は大きかったようです。
私としてはフルコンメカへの変更効果は今まで横浜のvafanさん、バズケロさん、そねさん、そして自宅でも体験してその変化の方向のイメージは持っていたのですが、今回のgenmiさんのところではそのイメージとはちょっと異なる印象だったのでビックリしました。
フルコンメカによる中低域の安定化というのはあったと思うのですが、私は前回に比べて自然な立体音響空間を強く感じました。
最初の方でいろいろお聴かせいただいたポップス系の歌もライブ音源の臨場感が良く出ていました。前回も良かったのですが、さらに自然にふわっとした気持ちいい音場感がレベルアップしている感じです。
クラシックもリヒテルによるチャイコフスキーのピアノ・コンチェルト等の古い録音がすごく自然に聴こえて演奏も素晴らしいので思わず引き込まれてしまう感じ。古い録音でも音場が上手く録られている音源はすごく魅力的。
心地よい音響空間ですが、バンっと前に出るべき音はそのように再生されていますし、相変わらず解像度は高いので非常に不思議な感じでした。
あの空間表現はウチでは難しいので、かなり衝撃を受けました。
私が持ち込んだリヒャルト・ストラウスのバイオリンとピアノのためのソナタであんなにフワっとした心地よい音はウチでも他でも聴いたことがありません。
あのソフトはどちらかというとバイオリンがかなりきつめに感じられることが多いのですが、すごく気持ちが良い音でビックリしました。
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あれ? genmiさんいつの間にかピアノ・フェチじゃなくてバイオリン・フェチになっちゃったと思いました。ピアノも悪いわけではないんですが。(笑)
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このCDのラヴェルのラ・ヴァルスも冒頭の低弦のゴソゴソしたところが解像度はあるのに立体感が気持ちよく再現されて不思議でした。
Harubaruさんも言われていましたが、大編成のオーケストラでも「がんばって鳴らしている感」が全くなく、余裕で自然なスケール感だと思いました。
立体的空間表現とスケール感が両立している…もはやスピーカーの存在感も消え、サブ・ウーファもすっかり溶け込んでその存在が感じられない…。
ああ、もうちょっといろいろ聴いていたかった。
次回はちょっと違う比較的新しいピアノ曲などの音源も聴いてみたいと思いました。
この後の反省会(?)でも楽しい時間を持ちました。
前回と同じビストロ。マスターが選んでくれたワインがおいしくてクセになります。
genmiさん、Harubaruさん、ありがとうございました。
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