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HDDの換装と最近入手の音楽ソフトについての雑感

日記・雑記
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2階に置いてあるNASの保存データがHDD容量の上限に近くなったのでHDDを大きな容量のものに交換しました。

このNASは音楽データを含む私のデジタル情報のほとんどすべてが収まっています。
1階の音楽室に置いてある音楽専用のサーバーとは別のものですが、無線LAN経由でこのサーバーに収めてある音楽ファイルも再生可能になっています。
2台一組のRAID1の構成で2組。
交換したのはシステムが入っている4TBの組でこれを10TB2台に交換しました。

すでに10TBクラスのHDDを使われている方も多いのかもしれませんが、私にはこの容量はちょっと感慨深いものがあります。
私がHDDの開発チームに加わったのは1980年代の終わりころ。
そのチームでそのころ担当していたのは現在の3.5インチHDDと同じ大きさのものでその容量は10MB、20MBというもの。
ギガじゃなくてメガですよ。(笑)
この30年で6桁近いデータ量増加になったわけです。

HDDは2000年ころにはもうテクノロジーの限界説があったと思いますが、その予測を超えて10TBにまで達したとはホントに驚きです。
10年で2桁近くの伸びですからその割合で行くとあと10年でPeta(10の15乗)の世界が見えてきそうです。さすがにその時はHDDが主流ではないのかと思いますが…
そしてホントにシンギュラリティが来るのかどうか…ちょっと恐ろしい。

話は変わりますが、ウチのオーディオは昨年チャンネルディバイダやアンプの改造によって進化が進みちょっと一段落です。
最近はソフトの充実に力を注ぎつつありますが、今回のHDD換装もその影響があります。

最近入手したソフトで気に入ったもの気が付いたことを少しメモしておこうと思います。

近年の女性ヴォーカルソフトはコンプレッサーを強くかけたものが多くて、特にJPOP系では悲しくなるような録音が多くみられます。
これは私の個人的見解ですので、今やそういう録音を好む人が多いのかもしれません。
一般的にプリアンプの音量設定を一定にしたときに妙に大きな再生音量になるソフトがコンプレッサーを強くかけたもので、ささやくように歌っているときもシャウトするときも同じ音量…

クラシックでも一部にコンプレッサーを強くかけたものがあってオーケストラ曲でバイオリンのソロがあるようなものに時々見られます。
ピーク時に実物大音量が出せない環境ではヴォリュームを絞ってもピアニシモが聴こえるのでこのような録音がを好まれるのかもしれません。

そんな風潮にあらがうようなダイナミックレンジの大きな女性ヴォーカル録音のソフトですが…

[:image2:]

これを最初に聴いたのはGRFさんのお宅でしょうか?
Patricia Barber
この人のアルバムはどれもすばらしい録音です。
有名な録音エンジニアがほとんどすべて(?)のアルバムを担当しているようなのですが。

[:image3:]

スタンダード・ナンバーは多くないのでややマニアックな感じもありますが、メジャーな女性ヴォーカルの録音に比べるとダイナミックレンジもドラムスやピアノの音の鮮度感も気持ちよく聴こえます。
惜しむらくは左右のスピーカーの間に広がるドラムスの展開が大きすぎてちょっと不自然なことでしょうか。
これは多くのJAZZ録音にみられるのでしょうがないのかもしれませんけれど。

国内録音ではコレ。

[:image1:]

Grace Mahya の Love Songs for You

ジャズクラブで聴く生のJAZZの雰囲気感は何物にも代えがたい楽しさがありますが、オーディオの場合にはPAや楽器の制約がないので録音さえよければもっとよい音が楽しめる可能性があります。

ウチではPatricia BarberもGrace Mahyaも典型的なJPOPの録音よりもヴォリューム設定を20dB近く上げて聴くことが多いと思います。

JPOP系の歌手はあの録音に満足しているのか…ちょっと不思議です。
商売上の理由であきらめているのでしょうか?

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