もう1週間以上たってしまったのですが、青葉台のフィリアホールでの仲道郁代さんのピアノ・コンサートに行ってきました。
例によって個人的な備忘録になってしまいますがお許しください。
「シューマン300日の物語」と銘打ったシリーズの第4回(最終回)なのですが、前の3回には行きそびれています。
ああ、子供の情景は聴いておけばよかった。
300日毎に公演を開くということで命名されていたのですがコロナのために予定通りにはいかず大変だったようです。
プログラムは以下の通り。
[:image1:]
使用ピアノはヤマハCFX。
パーヴォ・ヤルヴィとベートーヴェンのコンチェルトを録音していたころはスタインウェイを弾いていたと記憶していますが、最近はもっぱらヤマハのようです。
いつものように曲のはじめに仲道さんの解説が入ります。
ゆっくりと落ち着いた口調で話されるのでわかりやすい。
演奏は幻想小曲集、クライスレリアーナ、幻想曲の順で3部構成でしたが、だんだん調子が上がっていくような感じを受けました。あるいは私が幻想小曲集を聴いたことがなかったせいもあるかもしれませんが…
圧巻のクライスレリアーナ。
そして素晴らしかったのは幻想曲。感動でした。仲道さんもほとんどトリップ状態で入り込んでいるような感じを受けました。
声を出してはいけないことになっていたのですが、会場で一瞬だけ声が上がったのは無理もないことだと思いました。
仲道さんがこの曲を最後に持ってきた理由がわかるような気がします。
アンコールはトロイメライ。もうこれしかないですね。
寒い日でしたが、体はほっこりとして演奏の余韻をかみしめながら家路につきました。
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