レコードの楽しみはジャケットのアートワークにもありました。回転する盤に針を落とした後、見開き60cm横幅の絵としておもむろにじっくり味わうことができました。以下写真はDiscogsから引用
1968年にピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズからアルバム「神秘 A Saucerful Of Secrets」のアートワークを依頼され、ヒプノシスのキャリアがスタートします。その後シド・バレットのソロを含め「アニマルズ」までピンク・フロイドのアルバムすべて担当しました。
最も有名なのが「狂気 Dark Side of the Moon」でしょう。プリズムで現れる虹が無限につながります。
内側見開きです。音楽冒頭の心臓の鼓動、虹が鋭いパルスの形になっています。
「炎〜あなたがここにいてほしい Wish You Were Here」はルネ・マグリットのような不思議な絵です。
「アニマルズ Animals」は実写で、テムズ川沿いにあるバタシー発電所の上空を長さ40フィート(約12m)の豚の風船を飛ばして撮影が行われたそうです。
他のグループではT・レックス「電気の武者 Electric Warrior」やエマーソン・レイク・アンド・パーマー「トリロジー Trilogy」が有名ですが、ヒット作としてはウイングス「バンド・オン・ザ・ラン Band on the Run」でしょう。1986年の活動停止まで300タイトル以上ありますが、松任谷由実「VOYAGER」がほとんど最後となります。
個人的に好きなのは幻想的な物語性のある絵柄で、例えばレッド・ツェッペリン「聖なる館 Houses of the Holy」
70年代ブリティッシュ・ロック勃興期に活躍し、音楽にアートワークの付加価値を与えたヒプノシスの紹介でした。私のアナログ環境
コメント ※編集/削除は管理者のみ