専用室は理想のライブ会場を目指して、音量最大(視聴位置の実測最大音圧103dBA)の爆音にしています。光LANで直結した2系統のDirettaとAlbum Playerで再生していますが、PCのアップデートで目覚ましい音質向上ができました。PCトランスポート由来のジッターやビットエラーによるノイズは消えたと思います。
ダニエル・バレンボイム指揮 シカゴ交響楽団演奏 ラヴェル「ダフニスとクロエ第二組曲」「スペイン狂詩曲」「亡き王女のためのパバーヌ」「道化師の朝の歌」「ボレロ」です。1991年、シカゴ・オーケストラホールでのデジタル録音です。
CPUはGPU機能が省かれたXeon、メモリはエラー訂正機能付きECC、OSはSATA SSDとしました。CPU速度を落とし、ビットエラーを防ぎ、OS稼働によるノイズを低減するためです。
BIOS/UEFIの設定でSATA速度上限を3Gbpsに制限しました。CPUはプロセッサの電源管理の最小と最大を20%に固定しています。
イーサネットの設定で受信・伝送バッファを「2」にしました。バッファを増やすと安定しますがレイテンシーが悪くなり、音のキレ・解像度・定位が落ちます。
ネットワークの設定は変わりません。IPv6以外全部外し、アドレス固定、メトリック100です。
Album Playerは最軽量・最速にしました。Direttaは引き続きゆったりと低音を厚くしています。
それでも古いアナログ録音では歪を感じることがあります。これは当時の録音テープに起因するもので、根本的な解決方法はアナログ再生することだと思います。姑息的方法としてはメモリープレイ Full Memory (Full preloading) で低減できますが、レイテンシーが悪くなるのと類似の鮮度低下、つまり音のキレ・解像度・定位が落ちてつまらない音になります。専用室の環境では解決方法がありませんので、美音にしている応接室での再生となります。
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MacWinFanさん、こんばんは!
PCの物理的な部分は好き放題にいじる事ができるのですが、MacWinFanさんのように中身の設定とかは全くチンプンカンプンなのでPCトラポの音向上記事は助かります。
私もPCトラポの音質向上の対策をとってきている中でいくつかマニアっくに知りたい事があるので質問させていただきます。
よろしければ可能な範囲でご意見を伺いたいです。
①メモリは4枚差しになっていますが、2枚と4枚で音は変わリマした?
4枚挿しを試した事がないので。
②メモリが2133MHzというBIOSデフォルト設定ですが、オーバークロックとの差があるか聞き比べたことあります?
③メモリには1.2V駆動と1.35V駆動の2種類ありますが、最近1.35Vのに変えたら音に厚みが出てきた感じがします。試したことあります?
④Direttaのメモリープレーヤー(ASIO使わない)があるのですが、使った事がないようでしたら試してみて頂けないでしょうか?
https://www.diretta.link/preview/
ここからDLできます。
「MemoryPlay_0_101_9.zip」
name と emailはなんでもいいとの事です。
解凍したフォルダの中に「ホスト」と「コントローラ」のファイルがあるので、「ホスト」を立ち上げた状態で「コントローラー」ファイルにWAVデータをドラッグインすれば再生できます。
※WAVのみ
※1曲ごともしくはフォルダごとドラッグイン
「Cキー」でコネクトさせて、
「1キー」でターゲットを選択
「Enterキー」で再生スタート
再生を止めるときには
「Pキー」でポーズしてから
「Qキー」でコネクトを外し、
右上のバツで閉じる。
です。
ASIOドライバーを使用しないで、メモリからUX208にダイレクトDiretta伝送できます。
これを試せる人はそうそういないと思うのでMacWinFanさんならやってくれるかと期待しています。
CENYAさん、はじめまして。
私は逆に物理的な部分に弱く、オーディオ機器のチューンも専門業者に頼んでます。中身の設定も私の環境でのことで、アップサンプリングやフィルター加工などの音の好みにより変わってくると思います。
①メモリは4枚差ししかやったことがありません。スワップされるのが嫌で多いほうが安心でしたが、16GBあれば十分かもしれませんので2枚刺しを試してみます。
②メモリのオーバークロックはやったことがありません。CPUのターボブースト同様にノイズが増えるのではないですか?
③メモリの1.2V駆動と1.35V駆動の違いを比較したことはありません。DC-DCスイッチング降圧差が大きい程ノイズは増えると思いますので、1.35Vの方が有利なのかも。
④Direttaのメモリープレーヤーは評価用・動作確認用として公開された時に試してみようと思ったのですが「ASIO設定で音質調整しているので、それが使えないと継続使用しないだろう」と判断しました。
HostPCとTargetは光LAN絶縁、TargetとDACはDDCとUSBアイソレーターで絶縁、電源は分電盤から専用ラインを引いてDACとアンプを独立させてます。
残るのはPC内部のノイズですが、デジタル信号は矩形波の立ち上がりだけで立ち下がりはカウントしませんので、良質なデジタル信号はインパルス様となり高調波だけでなく全帯域にノイズを放射することになります。クロック同士が干渉したり信号同士が共振したり、ジッターの誘因だらけですが私は長周期のジッターが悪だと思っています。
質問です。PCのスペクトラム拡散クロック(SSC)をオフにしてオーディオ再生したことはありますか?BIOSで切れる場合があるようですが。音源HDのSSDをオンにすると、つまり定量のジッターを加えると透明感が失われるのです。
https://philm-community.com/macwinfan/user/diary/2022/06/20/4288/
MacWinFanさん、こんばんは。
そういえば「はじめまして」だったんですねー。
これまでもMacWinFanさんの記事には目を通していたのですが、これまでは知識がなくて全く理解できていなかったのでコメントすらできなかったという事でした。
PCオーディオをトラポに据えて物理的なことを進めていく中で「設定や使いこなし」にも物凄く興味が湧いてきたのでこれからは「設定」の分野にも挑戦したいと思っています。
ご指導よろしくお願いします!
①
メモリの4枚差しには興味があるのですが、試すには増設費用がかかるので減らすだけで比較ができるMacWinFanさんに問い合わせた次第です。
②と③
メモリのオーバークロックの体感効果はレイテンシーをいじった時の感じに似ているように思います。
現在私はDDR4で3600MHzのメモリを使って、メモリの性能保証の3600MHzで使用していますので、正確にはOCとは言わないかもしれません。
2666MHzから付け替えたら音に厚み(余裕感)が出たので、それがメモリ自体のクオリティの差なのか、クロック周波数の差なのか、駆動電圧の差なのかの見極めをしたい状況なのです。
私個人としての感覚では電圧の差が大きく現れているような印象を受けています。
④
MacWinFanさんは聴くジャンルによってHDを別けているし、それに合った電源と通信仕様にしているのが分かりましたので、無理強いできる事じゃないのが理解できました。
私のアプローチの仕方は「限りなく無処理でありのままのデータをスピーカーから音として出す」という感じで鮮度重視でやっています。
以前はDACの手前にASRCを入れて非同期でアップサンプリングをしていましたが、その基板も外してDDC(Combo384互換機)からI2S信号をDACに直送りしています。
DACではNOS化も試したかったのですが、その方法が難しくてできていなくてDAC部分のフィルターは残っています。
結果として味付けはDACのフィルターの部分だけで、送り出しのPCは鮮度重視で設定していきたい状況でございます。
カリカリの鮮度重視極振りのPC設定に興味があります。
⑤
スペクトラム拡散クロックという言葉自体を初めて知りました。
RSコンポーネンツの説明まで目を通してみました、教えていただきありがとうございました。
ちゃんと理解できたとは言い難いですが「なるほど〜」と何となくわかった気になっています。笑
SSCをオフにできたらモヤが晴れてシャキッとした感じになりそうですね。
さっそくBIOSの画面で探してみたのですが私のマザーボードでは残念ながら変更できそうにないです。
狙っているマザボがあるので、それが入手できたら改めて確認してみます。
ちなみに私はM.2 SSDを3枚使っていて、一枚はOS用、二枚目は音源の格納と再生ソフト用、三枚目は音源のバックアップ用。
OSと音源は別けた方が良い感じでしたが、再生ソフトと音源は別けた場合と同じSSDの場合での違いが判別できなかったです。
PCひとつでオーディオの本が書けるくらいにやれる事がたくさんあって、楽しいのですが魑魅魍魎ですねー。
言葉の使い方が違うような???笑
メモリの枚数とOCはポジティブな変化があれば投稿したいと思います。ただし私のワークステーションはデュアルチャンネルではないので、2枚刺しの効果があるかどうか。
DACがAK4495であればSuper Slow Roll-offがNOSモードです。オーバーサンプリングだけでフィルターが外れます。
https://jo4efc.blogspot.com/2020/03/ak4495-dac-4.html
DACにアイソレーターは入ってますか?TargetのUSBには多大なノイズが乗っていますので、Analog Devices ADuM4160 USBデジタルアイソレータ素子が効くと思います。もし対策済みなら忘れてください。
https://www.mouser.jp/new/analog-devices/adi-adum4160-usb-isolator/
MacWinFanさん CENYAさん こんにちは
少し横からADuM4160の後継 ADuM4165,ADum4166のお知らせを (前コミュで既報でしたが再度)
https://community.phileweb.com/mypage/entry/4813/20221130/70482/
マザボの電源(VRMとか)の調整の様子?は以前にkoyatennさんと遊んでいた事がありましたので動画で紹介してみます。(限定公開, 映像がボケける場合は画質を 720p60に変更して下さいませ)
https://youtu.be/rjFd6TuJO7c
電源のスイッチング周波数はデジタル系で使用するクロックとはかけ離れている方が良い感じです。例えばハイレゾ 96kHzサンプリングの再生のとき、96kHzでスイッチングする電源は最悪という感じ。広く平均的に良い結果を出したい場合は拡散させる感じ???かもです。アンプの電源ではそんな感じの方が良く感じました。これまた参考的なURLを
https://ameblo.jp/nightwish-daisuki/entry-12690404505.html
魑魅魍魎は怖いですね(^^
nightwish_daisukiさん、ご教示ありがとうございます。
すみません、まちがえました。USB2.0対応なのは新しいADuM4165/4166です。
TOPPING HS01 USB2.0 高速オーディオ アイソレーターの効果は確認してますが、中身がADuMかどうかわかりません。
MacWinFanさん、nightwish_daisukiさん、こんばんは!
お二人のおかげで私のDAC部分の高性能化の課題が見つかりました。
ありがとうございます。
「USB信号のアイソレート」案からのお、「I2S信号アイソレート」
PCからDirettaLuciaの間はSFPで光アイソレートOK。
その下流、DirettaLuciaで発生したノイズの対策が出来ていませんでした。
DirettaLucia基板
↓①
DDC(Combo384互換機)基板
↓②
DAC基板
①の配線がUSBで
②の配線がI2Sです。
さて、どちらの信号をアイソレートさせるのが効果的でしょうか???
もしくは両方。。。
ご紹介のADuM4165を秋月電子で通販しようと見てみたら売ってなくて、代わりにI2S信号のアイソレート基板を見つけました。
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-13473/
コレを採用するのはどうでしょうかー?
どちらにしてもデジタル信号の部分でノイズ除去が出来るのは、音質向上に効果ありそうですね。
なんか楽しくなってきました。
CENYAさん こんばんは
いずれ分かる事ですがI2SにはSi8660BA、I2CにはADuM1250が定番かも?です。
下記URLはyanaさんの作例
http://yanasoft.jp/yana/isolator.html
下記URLは拙手持ちのDIYINHKの製品例
https://community.phileweb.com/images/entry/704/70482/9L.jpg
何れもI2S部にはSi8660BAを採用
アイソレートの箇所は、USBは放っておいてI2Sだけで良いような気がしています。これは、音で判断している訳ではないですが、ペルケ式USB-DACのトランス出力タイプがSTUDERのCDPに迫る勢いだとかいうのを聞くに、デジタル段でも又はアナログ信号にまで落とし込まれてきてからでも、どこであっても・・・とにかく何処かで PC系との縁切りが必要という経験則からの想像です。
nightwish_daisukiさん、こんばんは!
情報ありがとうございます!
早速、私が使っているAK-4495W基板のマニュアルを見たらデジタルアイソレータSi8660のICがちゃんと付いていて絶縁されていました。
危なく余計なICを買って付けるところでした。。。
いやいや流石に途中で気がつくか笑
DAC直前でアイソレートされているのでUSBラインは触らないことにします。
CENYAさん こんばんは! 実際に検討し出すと気付きますよね。
関係ないですがアナデバのADuMは新幹線のデッキでも広告出してました。
ADuMはマイナーで世間に知られていないような気がしましたが
こーゆーので世間の認知度が上がると嬉しいです(^^
思わず写真を撮ってしまいましたです。
MacWinFanさん、雑談で場所をお借りしました。ありがとうございます m(_ _)m
CENYAさん、MacWinFanさん、
こんにちは。久しぶりに本格的なPCオーディオの話題ですね。
以前、日記に書きましたが、PCオーディオの常識が最近よく分からなくなってきています。
以前は、「ロースペックのPCを小電力で駆動するのがノイズに有利」という基本思想でしたが、最近は、「最新スペックのPCを余裕ある電源で駆動するのがノイズ面でも音の余裕でも有利」という考え方です。最新スペックでの微細加工と低電圧化が効いているのでしょうか?
それは、さておき:
①メモリの4枚挿し
多くのマザーボードは4枚挿しに対応していますが、私の認識ではほとんどがデュアルチャンネルで、クアッドチャンネルのものは少数です。チャンネル数が増えると帯域幅が広くなるので、シングルよりデュアル、クアッドの方が速くなります。
デュアルチャンネルのものに4枚挿しても帯域幅は変わらないので理論的には2枚挿しと変わらないはずですが、実装では2枚挿しの方がベンチマークが良いという報告があります。理由として、メモリコントローラーの負荷やDIMMスロットのトポロジーが挙げられています。
ということで、私は(マザーボードがデュアルチャンネルなので)2枚挿しです。
②③メモリのオーバークロックと動作電圧
DDR4の標準電圧は1.2Vで、1.35Vは一種のオーバークロックです。
BIOSで2133MHzを選択されているなら、3600MHzを挿しても1.2Vで2133MHzで動作している可能性が高いと思います。
以下はCorsarのメモリスペックの抜粋です。
Corsair Vengeance LPX Black 32GB 3600MHz DDR4 Memory Kit
Voltage: 1.35V
RAM Performance: Tested – 3600 MHz – 1.35 V – CL17 – 17-19-19-39 ¦ SPD – 2133 MHz – 1.2 V
SPDという記述があります。これは、メモリモジュールからパソコンに送られる仕様(容量・種類・クロック周波数・パリティの有無など)で、パソコンはそれに合わせて動作設定を行います。3600MHzのメモリでも2133MHz、1.2V駆動が標準です。
それでも3600MHzの方が音が良いのは、最新の微細加工が効いているのではないでしょうか?
私は、CPUのスピードを抑えているので、メモリのオーバークロックも試していません。
MacWinFanさんの日記なのにCENYAさん宛のレスになってしまいました。
申し訳ございません。
のびーさん、こんばんは!
(MacWinFanさん失礼します)
①に関しては能力が十分であれば2枚がベストであって欲しいです。
感覚的にもシンプルな2枚に部があると想像しています。
②③に関しては、「騙されたと思ってやってみて下さい」と強く言います。笑
BIOSのOCの項目でちょこっと変更すればすぐ出来ますので。
のびーさんならやってみて下さるはず!
CPUのスピードは「速い」「遅い」よりも「電流量の変動がない」事の方が効いて来るんじゃないかと想像しています。
早くても遅くても電力を固定が良いのかと。
で、メモリも動作周波数よりも電圧じゃないかと。
この辺りの比較サンプル数を増やしたいので、可能であればご協力お願いします。
(その他のPhil-Mの方々でも試せる人はお願いしたいです。)