専用室 Diretta ASIO の新規 Triangolo(SinkCycle) mode と現用 Sync mode を比較しました。Triangolo(トライアングル=三角)modeはTargetからDiretta CycleをFeedbackさせることでHostの動作を安定させ、音質向上を図ったものと理解しています。DST-00シリーズだけが対象です。Sync modeはASIO bufferサイズで同期動作することでTargetの負荷を安定させ、音質向上を図ったものです。現在は廃止でPreview版と従来版にあります。
ナージャ・サレルノ=ソネンバーグのヴァイオリン と サンドラ・リヴァースのピアノによる名曲小品集。色気の漂う情熱的で甘い蜜のような、素晴らしい選曲:クライスラー、ガーシュウィン、ドビュッシー、クロール、パガニーニ、シューベルト、サン=サーンス、モーツァルト、ファリャ、プロコフィエフ、ラフマニノフ
Triangolo(SinkCycle) modeの設定画面とログ表示です。SinkCycle=サイクルを沈める(?)の意味が不明ですが、CPU使用率はSync_Lowと同じく1%でした。
Preset Profile >TargetProfile とDST-00の組み合わせで、このモードに入ります。ASIO bufferのステップはSyncと同じ設定ですが、Target Latencyが50~500msecとSync_Low比較で一桁短縮されており、これにより解像度がアップし音色もカラフルになりました。
ナージャのヴァイオリン、エド・デ・ワールト指揮、ミネソタ管弦楽団「ブラームス:ヴァイオリン協奏曲/ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番」ブルッフの解釈は秀逸です。こちらのダイナミックレンジも歪なく悠々と再生します。Syncより余裕がある印象です。
ラズパイTargetはTriangolo(SinkCycle) modeの対象ではありませんので現用Syncのままですが、Revision 3_120_1 で音量調節 Volume Ctl が追加されて喜んでいます。ジャズ・ロックとクラシックでは音量平均がずいぶん違うので、切り替えた時に慌てずに済みます。気が利いたチップスです。
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