PCでオーディオ:ネットワーク設定・伝送バッファと音質、Diretta ASIOとイーサネット設定、レイテンシーの安定と最短化

日記・雑記
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新春に向け希少LPが高騰中!キング・クリムゾンのデビューPromo Mono Mix盤が80万円、ピンク・フロイドのThe Dark Side of the Moon UK初版が28万円です。

専用室はPCでDirettaオーディオで、とにかく大音量です。クラシック用とジャズ・ロック用に2系統のネットワーク・アダプタとTargetを光LANで直結、Diretta ASIOを切り替えて音質調整しています。ジャズ・ロックはオリオスペックASIOとラズパイTargetの組み合わせ。

キング・クリムゾン「クリムゾン・キングの宮殿 デビュー40周年記念盤」ロバート・フリップによる2009年のステレオ・リミックスです。マルチトラック・アナログテープからトラック毎に音質調整しながらPCM24bit96kHzでデジタイズ、LPのスペック制限を外して楽曲も一部再編集、本来の意図通りにリミックスしたそうです。「ムーンチャイルド」は時間延ばしの後半をカット、表題曲フィナーレではLP最内周のトラッカビリティ問題で、大幅に制限していた高域のダイナミックレンジを拡大。

Album PlayerでLPオリジナル・アートワークをフル画面表示。楽曲と相まって深遠なコンセプトで、太陽系外惑星からの知らせを聞いているかのようです。(むしろドス黒い地球のオーラとその悲鳴に驚き悲嘆する系外惑星人か?)

ジャズ・ロックはスピードが命です。Diretta ASIOもネットワーク・アダプタも安定した最低レイテンシーになるようにしています。イーサネットのプロパティ画像はクラシック用TP-Linkアダプタのものですが、ジャズ・ロック用Realtekアダプタ(リビジョン違いの同一製品)のIPアドレスは fe80::2 で、その他の設定は同じです。

伝送バッファにより音質が変化します。

バッファ小=レイテンシー小となりますので、スピード感ある音にできます。私はジャズ・ロックでは伝送2 受信2、クラシックでは 伝送32 受信16にしています。通信速度は最低、RSSは4キュー(CPUが物理4コアなので)、その他の設定は全部「無効」です。

イーサネット通信速度は10Mbpsでは単純で歴史あるマンチェスタ符号化だけですが、100Mbps/1000Mbpsと上がるにつれて複数の符号化とスクランブルの組み合わせで複雑になっていきますので、ネットワーク・アダプタの負荷=ノイズとジッタ―も増大します。
 参考リンク:LANでのデータ通信と符号化 10Base-T、100Base-TX

Album Playerもバッファ小=レイテンシー小の設定です。加えてシステムタイマー0.5ms、プロセス優先度もリアルタイムで最速。

Playback mode >Direct Imput では音源HDから直接Diretta ASIOのバッファにタグ抜きした生のPCMを渡し、他の再生ソフトのような本体バッファのプロセス Standard を省きます。Only WAV Player modeではWAVファイルのタグ抜きデコードだけ行い、FLAC/ALACその他のファイルは読み込みません。ギャップ抜きデコード Gapless mode もしませんので、一つのファイルとして保存したWAVファイルでないと音切れやプチノイズが入ります。

私はこのアルバムとエレーヌ・グリモーとエサ=ペッカ・サロネンの以下のアルバムにジャンルを超えた共通点を感じ、等しく感動しています。ソウルツインのようなアルヴォ・ペルト「ピアノ、混声合唱と管弦楽のための《クレド》」は1968年作曲で、1969年発表のこのアルバムとシンクロニシティを感じます。滝を浴びるような大音量でこの2枚を立て続けに楽しめる環境にできたことが、今年の大きな成果となりました。
(電源の取り方によるノイズ減衰効果も大きいのですが、それは後日報告します。)

皆様どうかよい年をお迎えください。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. MacWinFanさん、こんにちは。

    Diretta ASIOドライバーのインターフェイスがversion 113_1で大きく変わりシンプルになりました。私は、色々と弄りたいので、従来通り詳細設定が可能なPreview版に移行しました。
    TargetによってASIOドライバーが異なるので、OLIOSPEC用のドライバーも変わったのか存じませんが、MacWinFanさんはどうされますか?

    • のびーさん、今年もよろしくお願いいたします。
      新規導入され電源強化されたDST-00-CTで、外部マスタークロックによる動作レポートを楽しみにしています。

      Diretta ASIO 113_1にはバグがあったためすぐ元に戻し、新規Triangolo(SinkCycle) modeと現用Sync modeとの厳密な比較ができておりません。現用Sync modeはASIO bufferサイズで同期動作することでTargetの負荷を安定させ、音質向上を図ったものです。バグフィックスが終わり正式版になり次第、改めて比較しようと思います。

      Triangolo(SinkCycle) mode はDST-00 DST-00-CT DST-000のみ対象:
      https://help.diretta.link/en/support/solutions/articles/73000623798-asio-driver-1-113-1

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