去年9月のことですが、設備更新工事のための休館直前に、東京芸術劇場パイプオルガン・コンサートに行ってきました。締め切り直前に予約したので3階中央席で遠く、75dbAくらいと音量は物足りないものでしたが、その音色はすばらしかったです。
下の写真はモダン顔。
休館期間:令和6(2024)年9月30日~令和7(2025)年7月中(予定)
コンサートホール:1,999席 車椅子席8席
視聴位置:3階D列34番
このパイプオルガンは全体で70トンの重さがあり、回転方式で背中合わせに2つ作られており、第1の面はクラシックの顔でルネサンス様式とバロック様式という2台のオルガン、第2の面はモダンな顔でフランス古典からロマン派への移行期のオルガンが入っています。
下はクラシック顔。
オルガン演奏は東京芸術劇場オルガン・アドバイザーの小林英之さん。神奈川フィル、アンサンブル金沢、東京シティフィル、N響、新日フィル、東京都響の定期演奏会には、ソリストとして出演。
クラシックの顔では、バッハのコラール「いと高きところにまします神にのみ栄光あれ」、前奏曲とフーガ ニ長調が演奏された。
3階わたしの席からの眺め。
モダン顔ではマックス・レーガー「スケルツォ ニ短調」と「テ・デウム・ラウダムス」によるファンタジー が演奏された。
設備更新後には1階の前列で大音量に包まれてみたいです。ユーロにある古い石造りの教会が最もふさわしい楽器という気がします。長大な残響と天井からの反響が神々しさを醸し出します。
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